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Ryzen AI 9と有機EL搭載の7型ポータブルゲーミングPC「OneXFly F1 Pro」

 テックワンは、Ryzen 7 8840UまたはRyzen AI 9シリーズを搭載するOne-Netbook Technology製7型ポータブルゲーミングPC「OneXFly F1 Pro」を2025年1月10日に発売する。価格は14万8,000円から。

 OneXFly F1 Proは、最上位でRyzen AI 9 HX 370や64GBメモリなど搭載する7型ポータブルゲーミングPC。CPU内蔵GPUとして最大でRadeon 890Mを備えるほか、メモリは最大16GBまでVRAMとして割り当てることが可能で、AAAタイトルも安定して動作させられるとする。

 ディスプレイにはフルHD(1,920×1,080ドット)解像度の有機ELパネルを採用。リフレッシュレートは144Hzに対応し、鮮やかで滑らかな映像表示が行なえる。

 バッテリは48.5Whを内蔵。新機能として、バッテリを介さず本体に給電するバイパス充電に対応し、常に給電しながら使う場合のバッテリ劣化を抑えられる。加えて、最大充電容量を設定できるいたわり充電機能も備える。

OneXFly F1 Pro
OneXFly F1 Proの特徴
Ryzen AIの搭載
内蔵GPUはRDNA 3.5ベースに
性能の比較
OLEDの採用
そのほかの特徴

 そのほか、約590gの軽量設計やHARMAN AudioEFXのエキスパートによるチューニングを施したスピーカーシステム、専用ユーティリティのOneXConsoleも特徴としている。

 計4モデルを用意。各モデルの主な構成と価格は以下の通り。

  • Ryzen 7 8840U/32GBメモリ/1TB SSD搭載モデル : 14万4,800円
  • Ryzen AI 9 365/32GBメモリ/1TB SSD搭載モデル : 18万8,000円
  • Ryzen AI 9 HX 370/32GBメモリ/2TB SSD搭載モデル : 21万8,000円
  • Ryzen AI 9 HX 370/64GBメモリ/4TB SSD搭載モデル : 26万8,000円

 そのほか共通の仕様として、1,920×1,080ドット/144Hz/10点マルチタッチ対応7型有機EL、PCIe 4.0対応NVMe SSD、Windows 11 Homeを搭載。

 インターフェイスはともに、USB4、USB 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、microSDカードスロット、音声入出力などを装備。ジョイスティックやL1/R1ボタン、トリガーボタンのほか、3軸ジャイロスコープセンサーや3軸加速度センサー、非対称デュアルリニアモーターなども備える。

 本体サイズは約263.6×98.2×22.6mm、重量は約599g。なお、中国ではエヴァンゲリオンとコラボしたモデルも発表されたが、日本での展開も検討中とのことだ。

OneXFly F1 Proの実機
筐体は従来と共通で、ディスプレイとCPUのみ置き換えた格好
本体上部のインターフェイスやボタン類
本体背面。指紋が残りにくい塗装を採用したという
本体底面にUSB4とmicroSDカードスロットを装備する
本体コントローラ右側
本体コントローラ左側
右トリガー/ショルダーボタン
左トリガー/ショルダーボタン
コントローラ手前のロゴはカスタマイズ可能。なお、予約特典として好みの名前のプレゼントを行なうが、制作に時間がかかるため納品が2月以降となる
ちなみにこのアナログジョイスティック周囲のLEDライティングもこだわりポイントで、12個のLEDが仕組まれているという(ROG Allyシリーズは2個)
ROG Ally Xと比較して明るいとするOLEDディスプレイ

Radeon RX 7800M搭載の外付けGPUボックスも

ONEXGPU2

 あわせて、Radeon RX 7800Mを搭載した外付けGPUボックス「ONEXGPU2」も1月10日に発売する。価格は14万9,800円。

 ポータブルゲーミングPCなどに接続することで、グラフィックス処理性能を高められる製品。Ryzen 7 8840U搭載ポータブルゲーミングPCの場合、本機を接続することで性能が約3倍になるとしている。

搭載されるRadeon RX 7800M
ゲームでの性能向上
ファイナルファンタジーXIVのベンチマーク結果。特に高解像度で従来のONEXGPUと比較して有利だ
映像レンダリングでの活用
インターフェイス類
ACアダプタは300Wで従来と同じ

 インターフェイスには、OCuLink、USB4、USB 3.2 Gen 2 2基、Gigabit Ethernet、HDMI 2.1、DisplayPort 2.0 2基、microSDカードスロットなどを装備。PCIe 3.0対応のM.2 2280スロットも備えており、最大4TBの増設ストレージとしても利用できる。

 本体サイズは約229.5×175×43mm、重量は約1,590g。

ONEXGPU2。本体は縦置きとなった
専用キャリングケースが付属する
背面インターフェイス
ボタン類は前面に