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【最新版】おすすめスマートウォッチ8選。個性的な製品をピックアップ

 スマートフォンの普及にともない、世の中に定着し始めたスマートウォッチ。ガジェットとしての利便性だけでなくファッションとしての要素も持ち合わせていることもあって、最近では非常に多種多様なスマートウォッチが登場している。

 ここでは特徴的な製品を中心に、スマートウォッチのおすすめモデルを紹介したい。

多種多様なスマートウォッチを3つに分類

 まずはスマートウォッチと呼ばれる製品の概要を説明したい。

 スマートウォッチは、大まかにはスマートフォンと連携する機能を備えた腕時計全般を指すが、機能面ではいくつかのカテゴリに分類できる。

 まずはiPhone対応のApple Watch、Android対応のWear OS対応製品など、スマートフォンのOSと同じメーカーが開発したOSを搭載した製品だ。AIアシスタントや地図アプリなどスマートフォンと深く連携した機能を数多く備えており、本稿においてこれらの製品は狭義の「スマートウォッチ」とする。

 Apple Watch、Wear OS搭載製品以外のスマートウォッチは、スマートフォン連携機能がアプリ通知などと控えめで、本稿では「スマートバンド」と分類する。なお、スマートバンドでもAIアシスタント連携機能を独自に搭載するなど機能が充実しているものもあり、最近ではスマートウォッチとスマートバンドの境目も曖昧になりつつある。

 さらに時計の盤面はアナログ時計だが、アプリ通知やワークアウトなどスマートフォンとの連携機能を備えた時計もある。こうした製品はここでは「ハイブリッドウォッチ」と分類する。

 多彩な分類からも分かる通り、スマートウォッチは製品数も非常に多い。本稿ではスマートウォッチとスマートバンドを対象とした上で、特徴的な製品をピックアップして紹介する。

Apple「Apple Watch Series 7」

製品ページ
価格:4万8,800円から

 スマートウォッチの代表格とも言えるAppleのスマートウォッチ最新モデル。ワークアウトや睡眠記録といったスマートウォッチの基本的な機能に加え、AIアシスタントのSiriを利用した音声操作、Suica/iD/QUICPay/nanaco/WAONなど非接触決済への対応など、スマートウォッチの中でもトップクラスに機能が充実している。

 携帯電話回線に対応したモデルもあり、スマートフォンがなくても電話の発着信や音楽の再生などが可能。また、スマートウォッチとしてはめずらしい心電図の測定機能や、装着時の転倒を他者に自動で通知する転倒検出機能を備えている点も特徴だ。

 価格は5万円近いが、廉価モデルとして3万円台の「Apple Watch SE」もラインアップ。チップ性能のほか血中酸素や心電図などが主な違いだが、廉価モデルながらSiriや非接触決済、携帯電話回線にも対応しているため、まずはApple Watch SEから入るのもいいだろう。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

Samsung「Galaxy Watch4」

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価格:3万2,800円から

 Wear OSを搭載したSamsung電子のフラグシップモデル。Samsungはこれまで独自のスマートウォッチOS「Tizen OS」を推進してきたが、現在はTizenをWear OSと統合しており、本製品はGalaxy WatchシリーズとしてOSに「Wear OS Powered by Samsung」を搭載した初の製品だ。

 機能やスペック面ではApple Watchに負けず劣らずの充実ぶりで、ワークアウトや睡眠記録、Googleアシスタント連携のほか、転倒検出や携帯電話回線対応モデルもラインアップ。ただしFeliCaは非搭載のため、Suicaなどの非接触決済は利用できないほか、心電図測定は機能としては備えているものの、日本ではまだ利用できない。

 独自の機能として生体電気インピーダンス分析(BIA)センサーを備え、骨格筋量や脂肪量などの体組成を測定できる。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

FOSSIL「Fossil Gen 6」

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価格:3万8,500円から

 時計メーカーFOSSILのWear OS搭載最新モデル。こちらもGalaxy Watch4同様のハイスペックモデルで、スマートウォッチ向けの最新SoC「Snapdragon Wear 4100+」を搭載したほか、前モデルと比較して新たに血中酸素の測定機能を備えた。

 Wear OSは標準でGoogleアシスタントに対応しているが、Fossile Gen 6はさらにAmazon Alexaにも対応。ただし利用できるのは現在のところAndroidのみで、iOSでは利用できない。

 搭載するWear OSは、Tizenと統合前の「Wear OS 2」だが、2022年後半にはTizenと統合が図られたWear OS 3へのアップデートも予定されている。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

Fitbit「Fitbit Sense」

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価格:3万4,990円

 Googleが買収したFitBitのスマートバンド。最大の特徴はSuicaに対応した「Fitbit Pay」の搭載。Apple Watchが利用できないAndroidユーザーにとって、腕時計で非接触決済が利用できる数少ない選択肢の1つだ。なお、Suica対応のスマートウォッチとしては、GARMINも「GARMIN PAY」という独自決済で対応している。

 独自OSながらGoogleアシスタントとAmazon Alexaに対応し、バッテリ駆動時間も6日以上を公称。ワークアウトや睡眠記録、水深50mの耐水設計など機能面も充実しており、ストレス管理目的のEDAセンサーや皮膚温センサーも搭載する。

 Suica対応モデルは、同じFitbitブランドで2万円台とより安価な「Fitbit Versa 3」、「Fitbit Charge 5」というモデルもラインアップされており、Suica利用が目的ならこちらのモデルを選ぶのもいいだろう。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

ソニー「wena 3」

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価格:2万6,400円から

 時計の盤面ではなくバンド側をスマートウォッチ化した変わり種モデル。アナログ時計のバンドとして装着することで、普通の時計をスマートウォッチ的に利用できる。

 こちらも非接触決済としてSuicaに対応。“アナログ時計にSuica機能を付与する”という使い方ができる点では唯一無二の存在だ。なお、Suica以外にも楽天Edy/iD/QUICPayに対応しているが、設定にiPhoneが必要で、iDとQUICPayは対応クレジットカードが限定されるという条件もあるため、これらの非接触決済を目的にしている場合は対応状況をよく確認してほしい。

 スマートウォッチとしての機能はシンプルで、ワークアウトは歩数計程度だが、睡眠記録や心拍に加えてVO2 Max(最大酸素摂取量)も計測可能。また、Amazon Alexaやアプリ通知機能、スマートロック「Qrio」、「SESAMI」の解錠機能なども備える。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

カシオ「GSW-H1000」

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価格:8万8,000円から

 カシオの腕時計ブランド「G-SHOCK」初のスマートウォッチとして、Wear OSを搭載した製品。Wear OS搭載スマートウォッチの機能に加えて、200mまで潜水できる20気圧防水や、G-SHOCKならではの耐衝撃性などが特徴だ。

 別売のモーションセンサーに対応。ランニング時のピッチやストライド、蹴り出し加速度といったフォームチェック機能が利用できる。

 また、時刻などを常時表示できるモノクロ液晶と、地図などを表示するカラー液晶の2層構造ディスプレイを採用。カラー表示のバッテリ駆動時間は約1.5日だが、時計とセンサーのみのモードでは約1カ月のバッテリ駆動時間を公称する。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

Xiaomi「Mi band 6(Miスマートバンド6)」

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価格:5,990円

 中国メーカーXiaomiのスマートバンド。最大の特徴は6,000円を切る低価格ながら充実した機能を搭載するコストパフォーマンスの高さにある。

 ワークアウトや睡眠記録機能に加えて、水深50mの耐水性能、血中酸素や心拍数の計測機能も搭載。バッテリ駆動時間も公称14日間という長時間駆動で、充電が面倒という人も使いやすい。

 本体重量は12.8gと非常に軽く、一般的なスマートウォッチに比べると装着時の負担も低い。スマートウォッチが気になるというユーザーの入門機としてはもちろん、バッテリ持ちや軽さを重視するユーザーにもお勧めの製品だ。

各スマートウォッチの機能比較表(※別ページに掲載)

HUAWEI「TalkBand B6」

 Mi band 6と同様バンド形状の製品だが、最大の特徴はディスプレイ部分を取り外してヘッドセットとして利用できる点にある。

 今回紹介するスマートウォッチはそのほとんどが通話機能を備えているが、腕に装着したままの通話は相手の声が周りに聞こえてしまったり、周囲が騒がしいと聞こえにくいこともある。本製品は着信時にバンドから取り外して耳に装着できるため、腕に装着したままよりも快適な音声通話が利用できる。

 スマートウォッチとしてもワークアウトや睡眠記録、心拍、血中酸素の計測機能を搭載。Mi band 6と比べるとバッテリ駆動時間が約3.5日間と短く、防水もIP57だが、ヘッドセットとしての利用に魅力を感じるユーザーであればお薦めだ。

まとめ - スマートウォッチは価格やバッテリ駆動時間、Suica対応が選択の決め手

 最後に、数あるスマートウォッチの中で筆者なりの選び方を紹介したい。

 まず初めに考えたいのは価格と機能のバランス。スマートウォッチは安価なもので2万円台から5万円以上する製品まで幅広いが、価格面では前述の通りXiaomi Mi band 6などといった製品は1万円以下と圧倒的に安い。スマートウォッチとしての基本機能も備えており、価格を優先するユーザーであればこういったバンド型の製品がお薦めだ。

 また、バンド型の製品はバッテリ駆動時間も長いものが多い。HUAWEI TalkBand B6はバッテリ駆動時間が短いと書いたがそれでも3日以上は十分持つため、充電が面倒なユーザーはバッテリ駆動時間もチェックしたい。

 スマートフォンについてはApple WatchのみがiPhone限定で、そのほかの製品はiPhoneとAndroidに両対応している。しかしiPhoneユーザーであれば、価格やバッテリ駆動時間、デザインが不満ということでもない限り、ほぼ全部入りといっていいApple Watchが一番いいだろう。

 Androidユーザーの場合、上記のポイントを踏まえた上で機能を重視するのであれば、Suicaを中心とした非接触決済が選択のポイントだ。特にAndroidユーザーはFitbitやGARMIN、wena 3など選択肢が限られるため、逆に言えば選ぶ製品が絞り込めて分かりやすいとも言える。

 Apple WatchやWear OSであれば標準で対応しているAIアシスタントだが、独自に対応している製品もある。腕に向かって話しかけるだけで、情報を検索したりリマインダーを設定できるAIアシスタントは、使い慣れるととても便利な機能なので、これらの機能も検討に加えるといいだろう。

 いくつか選択のポイントを挙げたが、スマートフォン以上にファッションの要素が強いスマートウォッチは、デザインや装着感が一番の決め手になるかもしれない。本稿で紹介した製品や選択ポイントが、お気に入りのスマートウォッチを見つけるサポートになれば幸いだ。