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「Pixel Watch」に転倒検出機能が実装

 Googleは、スマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズに、ユーザーの転倒を検出し、一定時間の応答がない場合は自動的に緊急通報する機能を実装した。機能のオン/オフは選択できる。

 ユーザーが激しく転倒し、Pixel Watchが約30秒間動いていないことを検出すると、自動的に振動とアラームを鳴らし、画面に通知を表示して、ユーザーの状態の確認を求める。ここで「助けが必要」を選ぶか、1分間何も操作がない状態(後半は音が大きくなる)が続くと自動的に緊急通報を行なう。

 機能の実装にはGoogleのマシンラーニングアルゴリズムと厳格なテストを行ない、激しい転倒と激しい身体活動の違い、もしくは小さなつまずきからの回復などを認識。誤報を最小限に抑えるために、さまざまな人間の実際の落下データとシミュレートされた落下データ、そのほかのモーションパターンを使用し、検知プロセスをトレーニングしたという。

 加えて、バーピーやジャンプ、水泳といった腕の過度な動きを伴う活動に対しても機能をテストし、誤った通知をトリガーしないようにしたほか、緊急通報サービスと協力し、通話がスムーズに接続され、自動メッセージが可能な限り役立つことをテストしたとしている。