イベントレポート
【速報】QualcommとMicrosoftが“Arm版Windows”を正式発表
~Windows on ArmデバイスはASUSとHPが先行して発売
2017年12月6日 06:07
Qualcommは、米国ハワイ州マウイ島においてテクノロジイベント「Snapdragon Tech Summit」を開催しており、現地時間12月5日午前8時半(日本時間 12月6日午前3時半)から基調講演を開始した。
基調講演に登壇した同社子会社Qualcomm Technologiesで社長を務めるクリスチャン・アーモン氏は、Microsoft Windows & Devices担当上級副社長のテリー・マイヤーソン氏をゲストに招き、両社が昨年(2016年)のWinHECで構想を明らかにした「Arm ISA(Instruction Set Architecture)」に対応したWindows 10(いわゆるWoA: Windows on Arm、QualcommではWoS: Windows on Snapdragonと呼んでいる)を正式に発表した(Win32アプリが動く“ARM版Windows 10”はフル機能搭載の完全なるWindows 10参照)。
対応デバイスはまずASUSとHPから。LenovoはCESで発表
発表会にはASUS、HPも招かれており、Snapdragon 835を搭載したデバイスがまずはASUSとHPから発売されることが明らかにされた。
なお、今年(2017年)の5月末に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEIでは、ASUS、HP、Lenovoの3社が最初のデバイスパートナーとなることがMicrosoftから発表されていたが(Microsoft、国内/海外でも常時接続を実現するeSIMをWindowsに実装参照)、Lenovoのデバイスに関してはアーモン氏から、2018年の1月9日にCESで予定されているLenovoの記者会見で発表されることが伝えられた。