Android端末が身分証明書に。2026年秋に「Androidのマイナンバーカード」提供開始

　デジタル庁は9月19日、2026年秋ごろに「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」を刷新し、「Androidのマイナンバーカード」の提供を開始すると発表した。

　Android版のスマホ用電子証明書搭載サービスは、対応Android端末にインストールしたマイナポータルアプリから各種行政手続きや署名などが行なえるサービス。2023年5月に提供を開始した。本アプリで利用できる電子証明書は、行政の証明書発行サービスを利用する際に使う「利用者証明用」と、電子書類の提出時などに使う「署名用」。9月19日からはマイナ保険証としても利用できるようになった。

　2026年秋ごろから提供を開始するAndroidのマイナンバーカードでは、新たに本人確認と年齢確認ができる「属性証明機能」が利用可能になる。これによって対応Android端末が身分証として提示できるようになり、金融機関での口座開設や携帯電話の契約、ECサイトや実店舗での年齢確認などがスマホのみで行なえる。スマホ用電子証明書搭載サービスからの移行も更新によって簡単に行なえるとしている。

　これに関連して、Googleも同日、2026年秋ごろから「ウォレット」アプリにマイナンバーカードを追加する機能を実装する予定だと発表している。