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発熱量を抑えつつ最大140W出力を実現した「Quick Charge 5+」

 Qualcommは9月11日、新たな急速充電規格「Quick Charge 5+」を発表した。低電圧化を図ることで発熱を抑えている点を特徴としている。

 Quick Charge 5+は、20V/7Aで最大140Wの給電に対応する急速充電規格。前世代のQuick Charge 5やほかの急速充電規格と比べ、電流の上限を5Aから7Aへと引き上げて、同じ出力をより低電圧で実現することで、発熱量を抑えた。

 低発熱となったことで、高い電力を安定して出力可能となっただけでなく、デバイスのバッテリへの負担も軽減できるとする。加えて、低電圧化によりアクセサリのコストも抑えられるという。そのほか、Quick Charge 2.0/3.0/3.0+/4.0/4.0+/5との下位互換性も確保している。

 Quick Charge 5+搭載デバイスは同社の年次イベント「Snapdragon Summit 2025」で発表予定のほか、搭載アクセサリは2025年後半より順次登場する見込み。