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ダッシュボード刷新で使いやすく。コマンドパレットも改良されたPowerToys最新版

刷新されたダッシュボード

 Microsoftは8月14日、オープンソースのWindows向けユーティリティの最新版「PowerToys v0.93」を公開した。設定画面のUI刷新やコマンドパレットの機能改善などを図っている。

 今回のバージョンでは、各ツールの設定をまとめてコントロールできる「ダッシュボード」画面のUIを刷新。表示内容を各ツールのオン/オフを切り替えるトグルスイッチ、クイックアクセス、ショートカットの3つのセクションに分け、見やすいレイアウトに変更した。

 また、アプリ起動やコマンド実行などに使えるランチャー「コマンドパレット」では、Windows App SDKでAhead of Time(AOT)コンパイルを有効化することでパフォーマンスを改善。最大で起動時のメモリ使用量を15%、インストールサイズを55%削減したほか、読み込み速度を40%、内蔵の拡張機能の読み込み速度を70%短縮した。あわせて、クリップボード履歴機能の復活やお気に入りアプリのピン留め機能の追加など、多数の変更や不具合修正を実施した。

 それ以外にも、「マウスユーティリティ」の「マウスの蛍光ペン」においてスポットライト表示するオプションの追加、「プレビュー」におけるBinary G-code(.bgcode、3Dプリンタ向け)ファイルの閲覧およびサムネイル表示のサポートなども行なわれている。

マウスの蛍光ペンのスポットライト表示オプション