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PowerToysにショートカットキー競合検出機能が追加。項目のあいまい検索なども可能に

新機能の検索ボックスとショートカットキー重複警告

 MicrosoftはWndows向けユーティリティソフト「PowerToys」のv0.94.0を公開した。設定の検索やショートカットキー競合検出などの機能が追加されている。

 前回v0.93.0の更新ではダッシュボードが大きく更新されたが、未だ目的の設定を見つけ出すのが困難なケースもある。今回の更新でタイトルバーに検索ボックスが追加され、設定項目に直接アクセスできるようになった。あいまい検索にも対応しており、正確な名前が分からない場合でも設定を探し出せる。

検索ボックスに「マウス」と入力した様子。複数の検索候補が表示されている

 PowerToysではさまざまな機能にショートカットキーを割り当てて操作できるが、数が増えてくるとショートカットキーの重複などによる不具合が起こりやすくなる。そういった事態を解決できるのが、今回追加されたショートカットキー競合検出機能だ。競合が検出されるとダッシュボードに警告が表示され、クリックすると何の機能が競合を起こしているのか表示される。

本稿の執筆に使用したマシンでの競合検出結果。初期状態のPowerToysでもWindows 11本体の機能と3つの競合を起こしていることが分かった

 そのほか、ショートカットキーのみでマウスカーソルを正確に操作できる「滑らかに動くカーソル」機能の追加、インストーラのツールセットがWiX(Windows Installer XML) 3からWiX 5にアップグレードされるといった変更やバグ修正などが行なわれている。