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第12世代Core搭載、ハイブリッドワークに最適な1kg切り14型モバイル「dynabook RJ74」

dynabook RJ74

 Dynabook株式会社は、第12世代Coreを搭載し、ハイブリッドワークに適した1kg切りの14型モバイルノート「dynabook RJ74」シリーズを予告した。今春発売予定としている。

 CPUに第12世代Coreを採用し、1kg切りの重量(詳細重量は未定)でありながら、「dynabookエンパワーテクノロジー」によりプロセッサ・ベース電力28Wを実現。従来の13.3型とほぼ同じ筐体に、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応14型液晶を搭載し、より広い作業領域を確保した。

 また、新開発の小型カメラモジュールを採用し、従来の「dynabook G83」と比較すると、4辺で狭額縁化を達成、画面占有率は85%となった。さらに指紋センサーを電源ボタン一体化のものとし、タッチパッドの構造を薄型化することで、厚さは約17.9mmから15.9mmへと2mm薄型化した。

 バッテリは48.7Whで、約18時間駆動が可能。お急ぎ30分チャージもサポートし、30分で40%充電できる。また、独自技術により長期使用によるバッテリセルの膨張を抑制。ACアダプタを使用し続けた場合に自動的にバッテリ容量を制御し、セルバランス崩れと劣化のリスクを軽減する。

 冷却は「ダブルファンシステム」を採用し、ヒートパイプを横に並べることで冷却性能を向上させるとともに、ファンの静音化を図った。また、ヒートエリアの下に吸気口を設ける最適化や、長いラバーフットによる熱風の逆流防止により冷却性能を向上させた。

 筐体はマグネシウム合金となっており、MIL規格に準拠したテストを実施予定。さらに、色味はそのままにブルーライトを低減するテュフ・ラインランドのEyesafe認証ディスプレイの搭載、4本指のジェスチャーもしやすい大型クリックパッドの採用、大型化したキーキャップや防滴加工のキーボードなどが特徴。

天板。ダークテックブルー色を採用
本体正面。16:10の14型となった
本体右側面
本体左側面

 ソフトウェア面では、Fn+Aキーによるマイクのオン/オフ、約5億のサンプルデータで突発的なノイズも除去できる「AIノイズキャンセラー」、背景をぼかしたり明るさを補正したりできる「AIカメラエフェクター」、360度集音マイク、Dolby Atmosの搭載、シャッター付きWebカメラなど、オンライン会議に好適な機能を備えた。

 デザイン面では、黒の品格と青のカジュアル感をあわせもつダークテックブルーを採用。丸みを帯びたバックラインで持ちやすくし、フリップ式のGigabit Ethernetポートも右側にすっきり収めるといった工夫がなされている。

 BTOに対応しており、CPUはCore i5-1240P/i5-1250P(vPro)/Core i7-1260P/Core i7-1270P(vPro)、メモリは8GBまたは16GB、ストレージは256GBまたは512GB、OSはWindows 11 Proまたはダウングレード権利用のWindows 10 Proなどを搭載する。

 インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI出力、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、約92万画素Webカメラ、顔認証/指紋センサー(オプション)などを搭載する。

 本体サイズは約312.4×224×15.9mm(幅×奥行き×高さ)。

液晶は180度開くことができる
キーボード配列