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Microsoft、物体を掴む・引っ張る感覚をVR空間で再現できる機器

PIVOT

 米Microsoftは20日(現地時間)は、手首に装着する触覚フィードバックデバイス「PIVOT」を公開した。

 PIVOTは、Microsoft Researchの開発しているVR向け機器。手首側を軸に触覚ハンドルが手のひらに出入りすることで、物体を掴む・捕まえる・投げるといったコントロールを可能にする。ハンドルの軸にはモーターが内蔵され、ユーザーが握った状態で駆動させることで、VR空間で手に持った物体の重力や慣性、空気抵抗などが再現できる。

 加えてバイブレータも内蔵し、振動によるフィードバックも併用可能。既存のグローブ型などのデバイスと異なり、ユーザーの手のひらが自由になるのが特徴だとしており、両手に取りつけることで大きな物体を持ち上げるといったフィードバックも実現できる。

 デモ映像では、りんごを木から採ったり、容器を両手で抱えたりするだけでなく、容器自体を横に引っ張って伸ばしたり、うさぎを捕まえるといったVR内の動きにあわせて、PIVOTが動作する様子が確認できる。

Haptic PIVOT: On-Demand Handhelds in VR