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ASUS、ROGブランドの新型水冷クーラーや電源、802.11ax対応無線ルーターなどを発表
~ゲーミングノート新モデル「Strix SCAR II」と「Strix Hero II」も写真で紹介
2018年6月5日 08:09
ASUSは6月4日(現地時間)、台北市内で記者会見を開催し、ROGブランドの最新製品を多数発表した。今回発表された新製品の目玉は、関連記事でも紹介しているスマートフォン「ROG Phone」だが、それ以外にもノートPCや水冷クーラー、802.11ax対応無線LANルーターなどの新製品も発表した。本稿ではそれらROG Phone以外の新製品を紹介する。
「Strix SCAR II」および「Strix Hero II」
今回発表されたROGブランドのゲーミングノートPC新モデルが「Strix SCAR II」および「Strix Hero II」の2製品だ。詳しい仕様はこちらの記事(ASUS、6コアCPU/144Hzディスプレイ搭載のゲーミングノート)のとおりだが、2製品の間に外観の違いはほとんどない。見た目の違いは、キーボードの透明キーキャップの位置が異なっているぐらいだ。また、仕様面では搭載ディスクリートGPUなどに違いが見られるが、多くが同等となっている。そのため、基本的にはそれほど大きな違いのない2製品と考えていい。
水冷クーラー「ROG Ryujin 360/240」および「ROG Ryuo 240/120」
水冷クーラー新モデルとして発表されたのが、「ROG Ryujin 360/240」および「ROG Ryuo 240/120」の2製品4モデル。
ROG Ryujin 360/240は、「ROG AIO Cooler」とされており、水冷ヘッド内部にファンを搭載し、周囲に風を送ることによってCPU周辺のVRMやM.2 SSD領域を冷却できる点が特徴。また、水冷ヘッドに「LiveDash」という1.77型有機ELディスプレイを搭載し、ROGロゴなどのGIFグラフィックスや各種システム情報などを表示できる点も特徴となる。もちろんAura Sync RGBイルミネーション機能も搭載。360mmラジエータモデルと240mmラジエータモデルを用意。
ROG Ryuo 240/120は、コンパクトな水冷クーラー新モデルで、こちらも水冷ヘッドに1.77型有機ELディスプレイ「LiveDash」を搭載し、システム情報やGIF画像などを表示できる。Aura Sync RGBイルミネーション機能も搭載する。120mmラジエータモデルと240mmラジエータモデルを用意。
80PLUS Platinum対応1,200W電源ユニット「ROG Thor 1200W Platinum」
ROG Thor 1200W Platinumは、フルモジュラータイプの1,200W ATX電源ユニット。独自のサーマルデザインによって、一般的な1,200W電源ユニットよりも温度を低く保つという。また、側面に有機ELディスプレイを搭載しており、リアルタイムで消費電力を表示する。また、Aura Sync対応のRGBイルミネーション機能も搭載する。
USB Type-C接続のゲーミングヘッドセット「ROG Delta」
ROG Deltaはゲーミングヘッドセット新モデルで、USB Type-C接続となる点が大きな特徴。PCだけでなく、スマートフォンやゲーム機など、USB Type-Cを備える機器で広く利用可能。また、ESS 9218 Quad DACを採用することで、より鮮明なサウンドを再生可能。ゲームでは、ノイズにかき消されることなく、敵の音を正確な位置で認識できるという。また、Hi-Res音源の再生もサポートしている。
IEEE 802.11ax準拠の無線LANルーター「ROG Rapture GT-AX11000」
ROG Rapture GT-AX11000は、IEEE 802.11ax準拠の無線LANルーターだ。2.4GHz帯域×1、5GHz帯域×2のトライバンドをサポートしており、ASUSは世界初のトライバンド802.11ax対応ルーターとしている。
2.4GHz帯域では最大1,148Mbps、5GHz帯域では802.11ax 4×4で最大4,804Mbpsの通信速度を実現しており、トータルで約11,000Mbpsのスループットが得られるという。そのため発表会では、10Gbpsルーターと紹介された。本体はかなりの大きさで、周囲に8本の大型アンテナを備える点も見た目にかなりインパクトがある。