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ASUS、6コアCPU/144Hzディスプレイ搭載のゲーミングノート

~キーボード、無線LAN、冷却などに独自技術

Strix SCAR II

 台湾ASUSは4日(現地時間)、ゲーミングブランド「ROG」を冠した15.6型ノートPC「Strix SCAR II」および「Strix Hero II」を発表した。

 いずれも世界ではじめて超狭額縁の144Hzディスプレイを搭載。額縁は前モデルから2.33cm削減したという。中間色応答速度も3msとなっており、ゲームにおいて残像の少ない映像を実現する。解像度は1,920×1,080ドット。

 また、独自の「HyperStrike Pro」技術を備えたキーボードを採用し、コントロール性を高めた。4つのホットキーを備えたデスクトップに近い配列を採用し、Aura Sync互換のRGBバックライトも搭載。キートップは深さ0.25mmのカーブにより、打ちやすさを向上。アクチュエーションポイントが浅い「ROG Overstroke」技術や、透明なW/A/S/D(SCAR II)またはQ/W/E/R(HERO II)キーキャップ、Nキーロールオーバー、2,000万回打鍵の耐久性も特徴。

 無線LANは1.7Gbpsに対応したIEEE 802.11acで、世界初のマルチアンテナWi-Fi搭載ゲーミングノートも標榜する。特許を取得した4アンテナ構成の「ROG RangeBoost」技術により、2アンテナ構成より電波のカバー範囲を30%向上させたという。

 Smart-amplifier技術を採用したオーディオのリアルタイム補正技術も備え、従来から高域/低域を増強するとともに、音量を2倍に引き上げた。

 放熱も重視し、「HyperCool Pro」システムにより、電源コンポーネントの温度を90℃以下に抑え、発熱によるスロットリングを回避。また、Anti-Dust Cooling技術も搭載し、筐体内へのホコリの侵入を防ぐ。ファンには0.1mm厚の銅製フィンを採用し、表面積を増やすことで放熱効果を10%高め、空気抵抗を7%削減。さらに特許取得の台形型の蓋構造により、放熱効率を27%向上。FN+F5キーで起動する「Overboost」アプリでは、ファンの設定を3種類に変更できる。

 おもな仕様は、CPUにCore i7-8750HまたはCore i5-8300H、最大32GBのDDR4-2666メモリ、GPUにGeForce GTX 1060または1070(SCAR IIのみ)、ストレージに最大512GBのNVMe SSDおよび1TBのSSHD/HDD、OSにWindows 10 Home/Proを選択可能。

 インターフェイスはUSB 3.1×2(うち1基はType-C)、USB 3.0×2、Mini DisplayPort、HDMI 2.0、Gigabit Ethernet、SDカードリーダ、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、音声入出力などを搭載する。

 本体サイズは361×262×26.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kg。

Strix HERO II