やじうまミニレビュー
ファンの音で集中力を乱してない?1日中戦えるスタミナと静寂がカギ。そんなモバイルノートを使ってみた
2026年2月5日 06:05
13型クラスに代わる新たなスタンダードとして、14型ノートはすっかり見慣れたものとなった。持ち運びのしやすさと、画面の視認性および操作性の良さがバランスしたちょうどいいサイズ。2026年1月28日、ASUSからそんな14型のAMD Ryzen版「Zenbook 14 UM3406GA」が登場したので、使い心地を確かめてみた。価格は15万2,820円から。今回の試用機と同スペックは25万9,800円。
DCI-P3 100%のOLEDディスプレイに剛性感の高いメタル筐体
まずはスペックからみていこう。Zenbook 14 UM3406GA(以降、Zenbook 14)は、チップセットにAMD Ryzen AIシリーズを採用し、試用機はRyzen AI 7 445(6コア12スレッド、最大4.6GHz、デフォルトTDP 28W)を搭載する。GPUは統合型グラフィックスのAMD Radeon 840M(VRAMはメインメモリと共有)だ。
メモリは16GB(LPDDR5Xー7500)で、直販サイトのカスタマイズモデルでは最大32GBまで拡張できる。ストレージは1TBのNVMe SSD(PCIe 4.0 x4接続)となっており、512GBも選択可。アクセス速度は下記CrystalDiskMarkのスコアで分かる通りシーケンシャルリード7,000MB/s超えとかなり高速だ。
ディスプレイは14型のOLED(有機EL)で、解像度1,920×1,200ドット、リフレッシュレート60Hzのグレアパネルとなる。DCI-P3を100%カバーしたうえで、DisplayHDR 500 True Blackにも対応し、ASUSのほかのOLED採用モデルと同様、色の鮮やかさやコントラストの表現は目を見張るものがある。クリエイティブ用途にも間違いなく生きるだろう。
インターフェイス類は本体右側面に集中している。USB4(40Gbps)とUSB 3.2(10Gbps)のType-Cポートが2つ並び、ヘッドセット端子とHDMI出力が設けられている。左側面はUSB 3.2 Type-Aポート(5Gbps)が1つあるのみだ。
ノートPC単体が備えるインターフェイスとしては必要十分ではあるものの、2つ並んでいるType-Cポートは間隔がやや狭い。たとえば一方で充電していると、接続するデバイスの幅によってはもう一方のポートに差し込めないことがあるのが少々気になる。デスクワークでフル活用するならUSBハブやドッキングステーションも組み合わせたいところだ。
Webカメラは物理シャッター付きの207万画素で、Windows Hello顔認証にも対応する。ネットワークはWi-Fi 6E。最新のWi-Fi 7に対応していないことと、安定性を重視したいときの有線LANポートがないのは少し残念だが、通信速度の面ではほとんどのシチュエーションでWi-Fi 6Eまで対応していれば十分なはずだ。
外観デザインについては、「ジェードブラック」のボディカラーがなかなかに渋め。大部分にメタル素材を用いていることもあって質感は高く、タイプしたときや手に持ったときの剛性感も良好だ。
厚みは14.9mm。底面外周部が斜めに切り取られたような意匠になっているためか、スペックシートの数字以上に薄く思える。また、このおかげで本体をデスクから持ち上げやすいのも、細かい点だが気が利いていると感じる部分だ。
重量は約1.28kgなので、1kgを切るノートPCもある中では「めちゃくちゃ軽量」というわけではない。が、日々の持ち歩きで苦労しないレベルではあるだろう。
| ASUS Zenbook 14 UM3406GA | |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 445 |
| (6コア12スレッド、最大4.6GHz、デフォルトTDP 28W) | |
| GPU | AMD Radeon 840M(CPU内蔵) |
| メモリ | 16GB(LPDDR5X-7500) |
| ストレージ | 1TB(NVMe M.2 SSD) |
| ディスプレイ | 14型 OLED(1,920×1,200ドット、60Hz、タッチパネル) |
| インターフェイス | USB4(40Gbps、USB PD) 1基 USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps、USB PD) 1基 USB 3.2 Gen 1(5Gbps) 1基 HDMI出力、ヘッドセット端子 |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4 |
| カメラ | 207万画素(Windows Hello顔認証対応) |
| スピーカー | ステレオスピーカー(Dolby ATMOS) |
| キーボード | 84キー日本語キーボード |
| サイズ | 約312.4×220.1×14.9mm |
| 重量 | 約1.28kg |
| 価格 | 25万9,800円 |
1日持つバッテリに、集中力を高められる抜群の静音性
バッテリ容量は75Whで、14型ノートとしては標準よりも少し多めといったところ。使い勝手を確かめるうえでは、実用したときのバッテリ持ちがどれくらいかも重要なので、普段の仕事でフルに使ってみることにした。
画面輝度は日中でも見やすい60%とし、ファンモードは最も高いパフォーマンスを発揮する「パフォーマンスモード」とした。この原稿執筆だけでなくローカルAIを動かすなど負荷の大きい処理もこなしつつ、朝9時から使いはじめて3時間、昼12時過ぎにバッテリ残量は54%となった。
40分ほどの昼休憩後、17時頃まで、約4時間使い続けたところで残量は7%。少々ギリギリにはなったが、性能重視の設定だったにも関わらず1日の業務を無給電でしっかりこなすことができた。より省電力な設定にすれば、動作時間をさらに伸ばせるはずだ。
ただこのとき、筆者が最も印象的に感じたのは「圧倒的な静音性」だ。パフォーマンスモードに設定したが、だからといって常時冷却ファンが動作するわけではない。高負荷が続いたときにのみ必要に応じて冷却ファンが動き出し、そうでないときは停止しているのでほぼ無音で使用できる。
電子的なノイズも一切聞こえず、せいぜい耳に届くのは筆者自らが叩くキーボードのタイプ音くらいなもの。キーボードも静音性の高いものなので、それだって目立つものではない。また、冷却ファンがフル回転したとしてもノイズはジェントルなもので、「サー」という控えめなサウンドだ。耳障りな高音域のノイズはなく、フル回転していてもストレスに感じない。
作業中は音楽もラジオも聞かず、可能な限り静かな環境で仕事したい筆者としては、Zenbook 14のこの静音性の高さはありがたかった。集中力を欠くことなく使い続けられ、原稿執筆がはかどる。この静かさはAMD Ryzen AIシリーズのワットパフォーマンスの高さのおかげか、Zenbook 14本体の排熱設計の良さが影響しているのか。
効率良くAI活用できる高性能NPUとメモリ管理の仕組み
ところで、Zenbook 14はMicrosoftの提唱するCopilot+ PCに準拠している。一定以上の性能を持つNPUを搭載することなどが条件となっており、その点AMD Ryzen AI 7 445はNPU単体で50 TOPSというライバル製品よりも一段高いAI処理性能を誇る。その分、CPUやGPUの負担を大きく軽減してくれるのだ。
NPUの活用先として分かりやすいのは、Webカメラ映像の背景交換などを実現する「Windows スタジオエフェクト」がまず挙げられる。また、Windows 11の新機能「リコール」のように、普段のPC作業をより便利にするところでもNPUが活用されている。
リコール機能は、ユーザーがPC上で行なっている操作を定期的にスクリーンショットとともに記録し、後からその履歴を振り返ったり、作業内容をキーワード検索して探したり、といったことが可能になるもの。そのための処理は常にバックグラウンドで行なわれるが、NPUによってCPUやGPUの負荷を最小限に止め、ほかの処理の妨げにならないようにしているわけだ。
また、NPUからは少し離れるが、Zenbook 14ではローカルAIを利用するときに有利な仕組みも用意している。GPUが使うメモリはメインメモリ(今回でいえば16GB)の一部を割り当てる形になるわけだけれど、この割り当て設定を柔軟に行なえるので、ローカルAIが利用できるメモリ量を多めに設定すれば、ローカルAIにおける「できること」や「快適度」がアップするのだ。
今のところはクラウド経由でAIサービスを利用するのが主流ではあるが、基本的には使えば使うほどお金がかかる。しかし、Zenbook 14上でAI処理を行なうローカルAIにすればクラウドサービスにお金を支払う必要はなく、使い放題。もちろん、高性能なAIモデルほどデータが巨大になり、快適に動かすには尋常ではないマシンスペックが求められるが、「そこそこ賢いやり取り」でいいならZenbook 14でもまかなえる。
たとえばGPUへのメモリ割り当てを多めにすれば、その分メモリに直接読み込めるAIモデルのサイズも大きくでき、より高性能なAIモデルをストレスなく使えるようになる。こうした設定の柔軟さも、すでにはじまっているAI時代においては結構重要なポイントではないかと思う。
品質の高さだけでなく「静音性」にもこだわりたい人に
実務アプリケーションからちょっとしたカジュアルゲームまで難なくカバーする処理性能、AI時代にふさわしいソフトウェア・ハードウェア構成、画像・動画編集などクリエイティブ用途にも向くOLEDディスプレイに、剛性感の高いメタル素材の筐体などなど、Zenbook 14の総合的なクオリティは高い。
14型ノートとしてのスタンダードな雰囲気を漂わせる仕上がりで、長く使えそうな安心感もポイントだが、さらに「ビジネスで使える一般的なノートPCで静音性の高いもの」という点では希少なモデルともいえる。静音性を重視したいユーザーにとっては価値ある1台で、処理性能とはまた違った側面からの「生産性アップ」を図れるのではないだろうか。







































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