笠原一輝のユビキタス情報局

Snapdragon XとRyzen/Coreではどちらが速い?互換性という最大の課題の現状は?

Intel Core Ultra 7 265VとSnapdragon X Eliteの比較データを前に説明するQualcomm CEO クリスチアーノ・アーモン氏

 Qualcommは、10月21日(米国時間)から米ハワイ州マウイ島において、同社のクライアントデバイス向け年次イベント「Snapdragon Summit」を開催している。その初日午前には、同社 CEO クリスチアーノ・アーモン氏ら同社幹部による基調講演が行なわれ、同社のフラグシップスマートフォン向け新SoCとなる「Snapdragon 8 Elite」を発表した。

 この中、PC向けのSnapdragon Xシリーズ、およびSnapdragon 8 Eliteを、AMDが7月に発表した「AMD Ryzen AI 300シリーズ プロセッサ」(以下Ryzen AI 300)および、Intelが9月に発表した「インテルCore Ultra 200Vシリーズ・プロセッサー」(以下Core Ultra 200V)とのベンチマークデータを公開し、スマートフォン向けであるSnapdragon 8 Eliteでさえも、競合2社の製品を性能と電力効率で上回っているとアピールした。

 また、Arm版Windowsの弱点とされているソフトウェア互換性の問題も徐々に進展しており、今回のSnapdragon SummitではMicrosoftがArm版WindowsでのMIDI 2.0ドライバやASIOドライバを提供開始する計画であることが明らかにされた。Qualcommはそうしたロングテールなクリエイターツールでの非互換問題を、少しずつであるが解決していく現状だ。

 本記事では、そうしたSnapdragon Summitで公開されたPC向けのSnapdragon Xシリーズの現在地について解説していきたい。

Snapdragon XシリーズについでOryon CPUを、スマートフォン向けに展開したSnapdragon 8 Elite

第2世代Oryon GPUに関して説明するOryonの開発リーダー ジェラード・ウイリアムズ氏(左)とクリスチアーノ・アーモン氏(右)

 Snapdragon Summitは、同社のクライアント向けSoCに関する年次イベントで、例年PC向け、あるいはスマートフォン向けの新製品が発表される場として活用されている。昨年(2023年)はPC向けの「Snapdragon X Elite」、スマートフォン向けの「Snapdragon 8 Gen 3」が発表され、今年(2024年)になって搭載製品が多数登場しているのはよく知られている通りだ。

Snapdragon 8 Eliteは第2世代Oryon CPUを採用している

 今回の新製品の発表は、スマートフォン向けのSnapdragon 8 Gen 3の後継製品となる「Snapdragon 8 Elite」が発表された。Snapdragon 8 Eliteは、CPUにSnapdragon Xシリーズ(当初はX Eliteのみだったが、その後X Plusが投入されたので、総称としてXシリーズと呼ばれるようになっている)で採用されていた自社開発の高性能CPUアーキテクチャ「Oryon CPU」の第2世代版が搭載されており、CPU性能が大きく引き上げられたことが話題を呼んだ。

 Snapdragon 8 Eliteは前述の通り第2世代Oryon CPUを搭載しており、プライムコアが2コア、高性能コアが6コアという8コア構成になっており、PC向けのOryonとの差は高性能コアがあること(Snapdragon Xシリーズはプライムコアだけで8コア、10コア、12コアという構成)、

 Snapdragon 8 Gen 3との差は、CPUがArm IPデザインのCortexから自社設計のOryonになったことと、高効率コアがなくなっていることになる。従来と比較して電力効率が44%改善し、シングルスレッド/マルチスレッドで45%の性能向上を実現しているとQualcommは説明している。

 そのほかにも、完全にゼロから設計されスライスアーキテクチャを採用し性能も電力効率も40%改善されている新Adreno GPU、スカラー、ベクターの演算器が増やされるなどして処理能力が向上することで、従来モデルから45%電力効率が改善されている新Hexagon NPUなど、CPU以外のプロセッサも強化されていることで、従来製品に比べて高い性能を発揮することがアピールされている。

Qualcomm アーモンCEO(左)とSamsung Electronics モバイル体験事業本部 事業本部長 TM・ロー氏(右)
Xiaomi 上級副社長 兼 インターネットビジネス開発事業部長 アダム・ゼン氏
HONOR CMO(最高マーケティング責任者) レイ・グオ氏
HONORは10月30日に深センでイベントを開催してHONOR Magic7を発表する予定
HONOR Magic7
ASUS テクニカルマーケティング部長 サッシャ・コーン氏、手に持つのがROG PHONE 9
展示されていたROG PHONE 9

 こうした新しいSnapdragon Summitの会場で、Qualcommは複数のOEMメーカーがSnapdragon 8 Eliteを採用する計画であると説明し、Samsung Mobile、HONOR、ASUS、XiaomiなどのOEMメーカーの代表者が登壇しSnapdragon 8 Eliteの発表に賛辞を述べたほか、OPPOとASUSに関しては実機を公開し、Xiaomiに関しては同社の次期主力製品「Xiaomi 15シリーズ」に搭載する計画であることを明らかにした。

 中でもASUSの「ROG PHONE 9」は、展示会場に実機が置かれており、実際にさわれる状態で公開されていた。ASUSによれば、前モデルに比べて30%ほど消費電力が少なくなっており、より長時間駆動が可能になっていることが特徴の1つだという。ROG PHONE 9は11月に発表する予定だとASUSは説明した。

 HONORはSnapdragon 8 Eliteを搭載した同社のハイエンド向けスマートフォン「HONOR Magic7シリーズ」を、10月30日に中国の深センにおいて行なうイベントで発表する計画だと明らかにした。また、デバイスをステージ上でチラ見せして注目を集めた。

Snapdragon Xシリーズの性能は、AMDやIntelに追い越された?

Qualcomm CEO クリスチアーノ・アーモン氏

 今回、PC向けの「Snapdragon Xシリーズ」の後継製品は発表されなかった。通常であれば初日、2日目の基調講演のいずれかで新製品が発表され、3日目には分科会やインタビューなどが行なわれるスケジュールになっている。しかし今回の2日目は、自動車向けの発表が行なわれる予定で、基本的に今回Snapdragon Xシリーズの後継製品は発表されないと考えてよいだろう。

 しかし、初日の基調講演では、Snapdragon Xシリーズに関して言及された時間は驚くほど長かった。そうした背景には、ノートPC向けのプロセッサベンダーが2社(AMDとIntel)から3社になり、競争が激化しているという背景がある。

 Qualcommは、5月にMicrosoftが同社本社で行なった記者会見で発表したCopilot+ PCにいち早く対応したことで、Copilot+ PCに対応したPCはすべてSnapdragon Xシリーズになっているのが現状だ。しかし、9月に行なわれたIntelの記者会見で、MicrosoftがRecallやLive TranscriptなどCopilot+ PCのソフトウェアを11月にx86対応にすると発表してからは、QualcommのCopilot+ PCでの先行という「プレミアム」も、長くてもあと1カ月となっており、そうなると3社による競争はより激しくなっていくのは火を見るより明らかだろう。

 アーモンCEOは「9月上旬のIFAで我々の競合(Intel)が新製品を発表し、性能で上回っていると主張した。IFAの時に私は、今は競合の市販されている製品を手に入れる状況ではなかったため(Core Ultra 200Vは9月下旬から搭載製品が出荷開始)、性能を比較できないと述べて、Snapdragon Summitを楽しみにしてほしいと説明した。今まさにそのタイミングが来た」と述べ、同社のSnapdragon X Eliteと、AMD Ryzen AI 300、IntelのCore Ultra 200Vとの比較データを公開した。

AMDやIntelに比べて電力性能比が高いQualcomm

Snapdragon X EliteとAMD Ryzen AI 9 HX 370の比較、それぞれ同じ電力であれば12%性能が高く、同じ性能なら43%電力が少ない
Snapdragon X EliteとIntel Core Ultra 7 256Vとの比較。同じ電力なら10%性能が高く、同じ性能なら38%電力が少ない

 同社のテストによれば、Snapdragon X EliteはAMDのRyzen AI 9 HX 370と比較して、同性能であれば43%消費電力は少なく、同じ電力であれば12%性能が高いという結果に。また、IntelのCore Ultra 7 256Vとの比較では同性能であれば、38%消費電力が少なく、同じ電力であれば10%性能が高いと説明した。

 なお、QualcommはリファレンスデザインでどのSKUを利用しているか非公開で、かつAMDもIntelもトップSKUではないという、やや公平性には疑問が残る環境ではある(ちなみにアーモン氏はIFAの時にIntelのベンチマーク結果が、QualcommのトップSKUを使っていないことを指摘していたことはご愛敬か……)が、少なくとも同じ性能や同じ電力であれば、Qualcommの方が少ない消費電力であり高い性能を発揮するということは間違っていないと思われる。

 ただ、AMDも、IntelもトップSKUを比較対象としていないことから分かるように、供給電力を増やしていった時のピーク性能に関して、アーモン氏は今回何も言及していない。つまり、そこがQualcommにとっての弱点であり、AMDやIntelの強み。一般的にベンチマークではそうしたピーク性能しか結果には表れないため、AMDやIntel製品のリリース後に行なわれた各種メディアでのベンチマーク結果で、性能でSnapdragonを追い越したという結果は、そうした状況を反映していると考えられる。

 そういう結果がメディアをにぎわしているという状況を見れば、アーモン氏でなくても、「いやいやそれは一面的なモノの見方であって、電力効率などを考慮にいれればこういう結果ですよ」ということを主張したくなるのは無理がないし、それは間違っていないと思う。

Snapdragon 8 EliteとSnapdragon X Elite、AMD Ryzen AI 9 HX 370、Intel Core Ultra 7の性能と消費電力の比較

 同様に、今回発表したSnapdragon 8 EliteとSnapdragon X Elite、Ryzen AI 9 HX 370、Core Ultra 7 256Vとの比較データでは、Core Ultra 7 256Vの15W時の性能と、Snapdragon 8 Eliteの6Wの性能が同じで、同じ性能であれば電力は190%少なく、同じ6Wであれば62%性能が高い。これもロジックとしては同じで、確かに消費電力が少ない状態では、スマートフォン用に最適化されているSnapdragon 8 Eliteの方が、電力効率が高いのは当然だろう。

 グラフでは何も書かれていないが、Ryzen AI 300もCore Ultra 200Vでも、いわゆるターボモードでは50Wを超えるような電力をかけることが可能で、その場合にはより高いピーク性能が実現できる。要するにPC用のCPUは、そうしたより多い電力をかけた時にピーク性能が発揮されるように設計されており、スマートフォン用Snapdragon 8 Eliteはそうではないという違いに過ぎない。

 その意味では、「ピーク性能に関しては何も言わない(つまりそこは負けているかもしれないということだ)が、電力効率に関しては引き続きQualcommの方が優位にある」とまとめられるだろう。

 PCにせよスマートフォンにせよ、「性能」という言葉の定義はいろいろある。それぞれの製品にメリットがあり、Qualcomm製品にはそれならではのメリット(たとえば同じバッテリ容量で同じ性能であれば、より長時間駆動ができる)があるし、AMD製品やIntel製品にはAMD製品やIntel製品のメリットがある。従来はAMDとIntelの2社だけでピーク性能だけを競争していたのが、Qualcommの登場で、ピーク性能だけでなく電力効率も大きな競争軸になりつつある、それは競争が激しくなるという意味ではエンドユーザーにとっては歓迎して良い状況が発生しつつある。

ユーザーのPC利用時間のうち90%を占めているアプリケーションはArmネイティブに

ユーザー利用するアプリのうち、時間で見ると、90%を占めるアプリケーションが既にArm対応になっていると説明するQualcomm Technologies モバイル・コンピュート・XR事業本部 事業本部長 アレックス・カトージアン氏

 今回Qualcommは、同社のPC向け製品の弱点として指摘されWindowsアプリケーションの互換性問題に関しても積極的に新しいアップデートを提供した。

 Qualcomm Technologies モバイル・コンピュート・XR事業本部 事業本部長 アレックス・カトージアン氏は「既にユーザーが90%の時間を消費しているアプリケーションはArmネイティブになっている」と述べ、通常利用ではほぼ問題がない環境が整っていると強調した。

 カトージアン氏が言う通り、既にWebブラウザ(Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Opera)はいずれもArmネイティブ版がMicrosoft Store経由で提供されているし、Microsoft 365などのビジネス系のアプリケーション、ZoomやTeamsのようなビデオ会議ソフトウェアなどはほとんどArmネイティブ版のリリースが進んでおり、ビジネスパーソンが普通に使う分にはほぼ問題がなくなっている(日本語ではサードパーティIMEの非対応問題が依然として残っているが……)。今四半期中にはGoogle Driveの同期ツールもArmネイティブ版が登場する見通しであることや、課題として指摘されているVPNツールに関しても対応が進んでいるとQualcommは説明する。

Microsoft Windows・デバイス担当 執行役員 パヴァン・ダブルリ氏(左)とQualcommカトージアン氏(右)は、Arm版Windowsのアプリ対応が進んでいることを説明したほか、プリンタのうち90%がWindows標準のドライバで利用可能になっていると説明

 一般消費者向けだと、ゲームへの対応も課題となっている。カトージアン氏が「ゲームに関してはカジュアルゲームに集中している」と述べた通り、まだAAAタイトルへの対応はあまり進んでいないのが現実だ。1つ目はゲーム側がArmネイティブ版を用意しておらず、x86エミュレーションモードでは起動しないアプリがあるという問題と、そもそもSnapdragon Xに内蔵されているGPU「Adreno X1」が、ゲーミングPCに搭載されるようなAMDやNVIDIAの単体GPUだけでなく、AMDやIntelのCPU内蔵GPUに比べても性能が低いという2つ目の問題がある。

 前者に関しては解決に必要なのは「時間」であり、後者に関しては次世代製品でGPUが強化されるのを待つ必要がある。

既に1,200を超えるゲームタイトルに対応しているがその多くはカジュアルゲーム。いわゆるAAAタイトルへの対応はGPU性能が強化される次世代製品での解決となる

 Qualcommは今回Snapdragon 8 Eliteでスライス型のGPUに大きくアーキテクチャを変えてきた。このアーキテクチャではスライスの数を柔軟に増減できることが特徴であるとQualcommは説明しており、Snapdragon 8 Eliteでは3スライス構成になっているが、たとえばPC向けの次世代製品では9スライスにして性能を引き上げるなども容易にできる設計になっている。その意味では、来年(2025年)のSnapdragon Summitで発表されるであろうSnapdragon X Eliteの後継製品のGPUには要注目だと言える。

課題はロングテールなクリエイターツール

Adobe MAXでAdobeが明らかにしたCreative Cloudの対応状況

 これらを解決したとしても、依然としてはクリエイター向けのツールなど、ロングテールの部分には課題があることは否定できない。クリエイターツールの代表格であるCreative Cloudを提供するAdobeは、Adobe MAXでCopilot+ PCの全面的な対応を強調し、「Photoshop」、「Lightroom」と「Acrobat」、「Fresco」に関しては既にArmネイティブ版を投入済みで、(ネイティブ版ではないが)「Premiere Pro」がSnapdragon Xシリーズ上で利用できるようになったことを明らかにした。

 また、「InDesign」に関しては既にベータ版提供を開始しているし、「Illustrator」に関しては今後ベータ版で提供していくことを明らかにするなど対応が進んでいる。

 ただ、「Lightroom Classic」や「After Effects」などは、対応すら明らかにされていない。この点ではもう少しQualcommは積極的にAdobeをプッシュする必要があるだろう。それでも歩みは速くはないが、徐々に対応が進んでいることは事実だ。また、今回オープンソースの3DCG作成ツール「Blender」のArmネイティブ版の配布が始まったことも明らかにされている。

BlenderがArmネイティブ対応し、NPUにも対応
Capture OneもArmネイティブ対応し、DirectML経由でNPUにも対応
Arm版WindowsがMIDI 2.0に対応

 一方、プロ用オーディオソフトウェアの対応に関しても2つの大きな進展が明らかにされた。Windows 11の24H2において、MicrosoftはWindows MIDI Servicesをアップデートし、Arm版WindowsでもMIDI 1.0/MIDI 2.0に対応したデバイスが利用できるようにしたと明らかにした。

 MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、シンセサイザー(あるいはキーボード)やデジタル音源などの楽器と楽器を接続するインターフェイスの規格で、MIDIを利用すると、シーケンサーと呼ばれる専用機やPCから楽器をコントロールして、あらかじめ打ち込んでおいたデータで自動演奏などが可能になる。それを使うと、ドラムやベースなどがいないバンドでも、そうしたリズム隊はコンピューターに任せてボーカルとギターだけで演奏するなどが可能になる。

 x86版のWindowsではこのMIDI 1.0/2.0に対応していたが、今回それがArm版Windowsでもサポートが開始されることが明らかにされたのだ。今後Arm版WindowsのWindowsデバイスでも、USBのMIDIコンバーターなどを利用することで、MIDIを持つ楽器を制御できる。

Microsoft ASIOドライバもArm対応
Arm版WindowsでサードパーティASIOドライバが利用できるようになる
SteinbergやCUBASE13のオーディオワークステーションソフトウェアのArm対応版が今週からプレビュー提供開始

 もう1つは、ヤマハと共同開発されたMicrosoftのASIOドライバがArm版Windowsに対応したこと、そして同時にサードパーティのASIOドライバにも対応することが明らかにされた。ASIOドライバとは非常にざっくり言えば、Windowsのオーディオ制御系をバイパスして、ダイレクトにオーディオハードウェアにアクセスする仕組みで、発生する遅延を最小限にすることが可能になる。

 プロフェッショナルの現場ではASIOドライバを利用するのが当たり前になっているのだが、Microsoftが標準で用意しているASIOドライバがArm版Windowsに今後実装され、同時にサードパーティのASIOドライバもサポートされる。これらのASIOドライバへの対応は、今後Windows Insiderで提供が開始されていくとQualcommは説明した。

 MIDIにせよ、ASIOドライバにせよ、プロフェッショナルユーザーがWindowsを音楽制作に使う上で重要な要素であり、これらが対応していないことはプロフェッショナルユーザーがArm版Windowsに移行するハードルに1つになっていた。今後そのハードルが下がることになる。

 決して超速の進歩ということはできないし、アプリの対応を待っているユーザーにしては対応が遅いと感じることは否定できないだろう。ただ、こうした互換性の問題は1つ1つ地道に解決していくしかない。カトージアン氏の言う、90%を、91、92、93……と徐々に上げていくことで、今は懐疑的なユーザーもどこかで「もう乗り換えてもいいかな」と感じるタイミングが必ず来る。

 そこまで、Microsoftも、Qualcommも諦めずに続けて行くことが何よりも大事だ。Arm版Windowsのリリースから7年経っても諦める気配すらなく、むしろ取り組みを強めている現状を鑑みると、その日は意外と遠くないのではと感じたことを付け加えておく。