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いつまでも少年の心を忘れない大人たちに向けた宇宙仕様のノートPC。ASUS「Zenbook 14X OLED Space Edition」の本気度を見る

Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS(価格26万9,800円)

 ASUS JAPANは4日、14型有機ELノートPCの「Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS」(以下、Space Edition)を発表した。製品名に含まれている「Space」とは何かというと「宇宙」のこと。つまり、Space Editionとは宇宙モデルなのだ。世界初ではないかと思われるノートPCの宇宙モデル、その驚きの内容を見ていこう。

パワーがすべてを解決すると言いたげな脳筋系スペック

 まずスペックを見てみよう。基本スペックは下の表の通りだ。このSpace Editionは、Space Editionであるということを前面に出している製品であり、ASUSは性能の高さについてあまりアピールしていない。ところが、その中身は実はかなりすごい。14型サイズのノートPCということを考えると異常なほどハイスペックなのだ。

【表1】Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZASの主なスペック
製品名Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS
CPUCore i9-12900H(P-core×6+E-core×8、20スレッド、最高5GHz)
メモリLPDDR5-4800 32GB
ストレージSSD 1TB(M.2、NVMe、PCI Express 4.0 x4)
グラフィックスIris Xe Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ14型有機EL(2,880×1,800ドット、光沢、タッチパネル搭載)
主なインターフェイスThunderbolt 4×2(USB PD対応)、USB 3.1、HDMI、Gigabit Ethernet(付属のUSBアダプタを使用)、microSDカードスロット、ヘッドフォン/マイクコンボジャック
通信機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
Webカメラ92万画素
バッテリ駆動時間約7.4時間(JEITA2.0)
OSWindows 11 Home
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)311.22×221.18×15.9~17.6mm
重量約1.47kg
主な付属ソフトWPS Office 2 Standard Edition
価格26万9,800円

 少し細かく見ていくと、CPUにはP-core(Performanceコア)を6コアとE-core(Efficientコア)を8コア搭載した、計14コアの第12世代Core i9-12900Hを搭載している。このCPUは、IntelのCPUラインナップの中ではモバイルワークステーション向けのHXシリーズに次ぐ、ゲーミングノートPCおよびクリエイターノートPC向けのCPUラインである。

 Turbo Boost時の最高クロックはなんと5GHzもあり、TDP(PL1)こそ45Wに抑えられているものの、ピーク時のターボパワー(PL2)は115Wもある。さすがは本来ゲーミングノートPCで使われるCPUだ。普通はこのCPUを14型のコンパクトノートPCには搭載しない。

搭載しているCPUは最新世代の第12世代Core i9-12900H。通常の処理はP-coreが行ない、単純な処理などは低消費電力のE-coreが行なうハイブリッドアーキテクチャを採用したマルチタスクに強いCPUだ
20スレッドに対応したCPUということでタスクマネージャーの論理プロセッサ数は当然20である。これだけあるとグラフを見ているだけで楽しく、並列処理の規模が大きくてちょっとワクワクしてくる

 メモリはLPDDR5-4800メモリを32GB搭載している。Core i9-12900Hの対応メモリはLPDDR5-5200までなので、LPDDR5-4800というのはCPUのわりには少し控え目なスペックと言える。最高スペックのLPDDR5-5200を選択しなかった理由は、CPUにすごいものを搭載したためにコストパフォーマンスの悪化を気にしたためだろうか。またはコストの上昇ほどにはメモリスピードの差は性能にあまり影響がないということなのかもしれない。

 ただ、容量が32GBもあるのでハイスペックなことに変わりはない。ゲーミングノートPCでもクリエイター向けノートPCでもないのに32GBというのは、このノートPCはどういう人を想定した製品なのか。もちろんメモリ容量が多くて困ることはないので大変よろしいスペックではある。

 ストレージには、PCI Express 4.0 x4で接続した1TBのNVMe SSDを搭載している。こちらもメモリと同様で、14型クラスなら多くても512GBくらいじゃないかと思わないでもないが、32GBのメモリとのバランスを考えると順当な選択と言えるだろう。

搭載していたSSDはSamsungの「PM9A1(MZVL21T0HCLR-00B00)」。このSSDは市販品ではないが、市販品で最大7GB/sの読み出し速度を実現したSSDとして有名な「980 PRO」とほぼ同等のSSDである
搭載していたSSDのスペックをSamsungの製品ページで確認すると、最大読み出し速度は7GB/s、最大書き込み速度は5.1GB/sだった。スペックとしては現在最速クラスのSSDである

 搭載しているディスプレイは液晶ではなく、ASUSが最近積極的に押している有機ELだ。画面サイズは14型で、解像度は縦に少し長いアスペクト比16:10の2,880×1,800ドットである。ディスプレイの最大開度は150度だ。タッチパネルを搭載していて、4,096段階の筆圧検知に対応した「ASUS Pen 2.0」というスタイラスペンが付属している。

 DCI-P3 100%の広色域への対応のほか、正確な色表示を保証するPANTONE認証を取得しており、色の再現性が必要な用途にも使用できる。H