やじうまPC Watch
「Rosetta@home」ならラズパイでも新型コロナの解析に協力可能
2020年4月7日 13:53
海外メディアのTom's Hardwareにて、Raspberry Piを使った新型コロナウイルスの解析プロジェクトRosetta@homeへの参加の仕方が紹介されている。
Rosetta@homeは、弊誌でも使い方を紹介したFolding@homeと同じ分散コンピューティングプロジェクトの一種で、タンパク質の構造解析などを行なっており、新型コロナウイルスに対する取り組みも実施されている。
Folding@homeとは異なり、Armといったx86アーキテクチャ以外のコンピュータでも参加することができる。64bitのAndroidおよびLinux向けクライアントが用意されており、Raspberry PiであってもUbuntuをインストールすることで分散コンピューティングに参加できる。
記事ではRaspberry Pi 4を使って紹介されており、64bit版のUbuntuをインストール後、スリープしないように自動サスペンド機能をオフにし、コマンドラインから「sudo apt-get install boinc」でBOINC Managerをインストール。BOINC Managerを起動したあとはRosetta@Homeプロジェクトの選択や登録を行なえば、分散コンピューティングに参加できるという。
なお、BOINC Managerの動作中にファイルマネージャーを開くなどした場合、その作業が完了するまでBOINCが停止する可能性があると指摘しており、ほったらかしにしておくことを推奨しているほか、サーマルスロットルが働かないようにヒートシンクなどをつけるようにと助言している。