イベントレポート

コロナ禍前の2倍となる8万5千人が訪れたCOMPUTEX 2024。話題は「AI」

会場の様子。来場者が多く、ときより移動が困難な場面も

 COMPUTEX TAIPEI 2024が7日閉幕した。主催のTAITRAによれば、2024年は6月4日から7日の4日間で、合計8万5,179人が来場した。前年の2023年が4万7,594人(4日間/一般参加日なし)、コロナ禍前最後の開催となる2019年が4万2,495人(5日間開催)だったことを考えても、2024年がいかに盛況だったか分かる。

 中でも大きなテーマとなったのは「AI」と言えるだろう。特にNVIDIAのAIデータセンター向け製品である「GB200」や「GB200 NVL72」などが各所で見られ、展示スペースに多くの人が集まっている印象だった。その中心人物であるNVIDIA CEOジェンスン・フアン氏も、会場に現れると周囲に人だかりができていた。

 一方、コンシューマに近い部分では「AI PC」を担う次世代のプロセッサとして、AMDやIntelから新製品が発表され、各社から採用製品が展示されていた。今後はより生活の身近な部分までAIが浸透してくることだろう。

NVIDIA GB200 NVL72
各所でフアン氏のサインを見かけたのも印象的だった
会場に現れたフアン氏
コンシューマ製品にもAIがやってくる(左がLunar Lake、右がRyzen AI 300シリーズ搭載PC)

 次回のCOMPUTEX TAIPEI 2025は、例年より早めの5月20日から23日にかけて、4日間での開催が予定されている。