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Steam版「PICO PARK:Classic」が作者のミスで永久無料に

 協力アクションゲーム「PICO PARK:Classic Edition」のSteam版が、作者のミスで今後ずっと無料で遊べることになった。

 PICO PARK:Classic Editionは、2~10人のマルチプレイが可能な横スクロールアクションゲーム。2021年に最大8人プレイの「PICO PARK」、2024年には続編の「PICO PARK 2」がリリースされており、「Classic Edition」は2016年にリリースされた最初期のバージョン。発売当時の価格は498円。

 同作は2025年9月13日に9年ぶりのアップデートを行ない、これに伴って一時的に価格を無料に設定していた。作者の三宅俊輔氏が経緯を説明したところによれば、当初は無料期間として1週間程度を予定していたとのことだが、PICO PARK:Classic Editionについては再度有料化することがSteamに許可されなかったという。

 PICO PARK:Classic Editionは2021年に1度無料化を行なっているが、三宅氏の報告では、無料化を行なった際に「再度有料化することはできない」との条件が出されており、これに同意していたことを失念していたとのことだ。

 なお開発者/パブリッシャー向けツール群「Steamworks」のドキュメントでは、製品の無料化/有料化についてはサポートフォームを使ってSteamに連絡をとることと、顧客に対して少なくとも1週間前の変更告知を行なう必要がある旨を記載しているが、無料化/有料化の回数については記載がない。また、データベースサイト「SteamDB」では本作の価格について、2021年7月20日以降は「無料タイトル」として記録されている。

 PICO PARK:Classic Editionのケースがほかのタイトルに適用されるかは不明だが、続編の発売記念などで「割引セール」ではなく「無料化」キャンペーンを検討している開発者/パブリッシャーは注意が必要かもしれない。