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NEC PC、2016年春モデルでデスクトップPCを大きく改良
~LAVIE Desk All-in-oneは上位でIris Graphicsを搭載
(2016/1/13 11:00)
NECパーソナルコンピュータ株式会社は、LAVIEブランドの2016年春モデルを発表し、タブレットを除く全5シリーズを更新した。1月中旬から2月下旬にかけて順次発売し、価格はオープンプライス。ここではデスクトップPCを紹介する。
LAVIE Hybrid Frista
さまざまな部屋での利用を想定したフリースタイルの一体型デスクトップPC「LAVIE Hybrid Frista」は、2015年夏モデルからの筐体デザインを大きく改良。本体背面の段差がなくなり、フラット形状になったほか、スタンド利用時の奥行きが従来よりも15mm短い145mmとなった。ACアダプタケーブルの接続端子が側面に移動したことで、机の奥にピッタリと設置できるようにもなっている。
本シリーズの特徴で、未使用時にもディスプレイにカレンダーや天気などを表示させて生活の情報を提供する「インフォボード」にも改良が施され、OSのデスクトップ画面表示でもガジェット形式でインフォボードが利用できるようになり、従来全画面表示でしか使えなかったインフォボードの利便性を向上させている。また、本体の下側から両手で引き出して使っていたキーボードを、ディスプレイ背面に移して片手でも引き出せるように改善し、キーボード収納時は自動的にインフォボードを表示するように設計を変更している。
このほか、従来よりもバッテリ駆動時間が1.7倍の3.5時間になり、搭載スピーカーも1.5W+1.5Wから2W+2Wタイプへと強化。キーボードとマウスはNFCによるペアリングができるようになり、初期設定時の手間を軽減するといった試みが取り入れられた。
本製品は構成違いで3機種が用意され、最上位の「HF750」の主な仕様は、CPUがCore i7-6500U(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)タッチ操作対応光沢液晶ディスプレイ、BDドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。本体色はピュアブラックの1色のみで、税別店頭予想価格は214,800円前後の見込み。発売は2月下旬を予定。
中位の「HF350」では、CPUにCore i3-6100U(2.3GHz、同)、メモリ4GBを搭載し、ほかはHF750と同じ。そして下位の「HF150」はCPUにCeleron 3855U(1.6GHz、同)、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、後はHF350と同仕様。両製品とも本体色はピュアブラックとピュアホワイトの2色展開で、税別店頭予想価格は順に184,800円前後、154,800円前後の見込み。
インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×2、SDXCカードスロット、NFC、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、92万画素Webカメラ、音声出力などを装備。
本体サイズは380×145~280×33~277mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。
LAVIE Desk All-in-one
一体型デスクトップPC「LAVIE Desk All-in-one」シリーズは、TV視聴や録画などのAV機能に特化しているのが特徴。
2016年春モデルでは下位の21.5型を23.8型へとスケールアップし、下から上まで全機種が23.8型に統一された。また、上位モデル下位モデルともに筐体のデザインに変更が加えられ、ディスプレイを狭額縁化。上位モデルは奥行きを30mm縮めたほか、チルト機能を追加。下位モデルは前述の通りディスプレイが23.8型に大型化したが、奥行きは従来通りの長さをキープするなど、使い勝手を損なわない改良が施されている。
このほか、操作性を重視して付属リモコンのボタン配置や配色を変更、カメラやキーボードを収納可能にし、ヤマハ製のハイレゾ対応音楽再生ソフト「HiGrand Music Player」も付属するようになった。
上位モデルは「DA970」と「DA770」の2機種を用意。発売は1月中旬を予定。
DA970の主な仕様は、Core i7-6567U(3.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 4TB、23.8型フルHD光沢液晶ディスプレイ、BDドライブを搭載。CPUのCore i7-6567Uは初となるIris Graphics 550(eDRAM 64MB)を内蔵する。OSはWindows 10 Homeで、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。本体色はファインブラックの1色で、税別店頭予想価格は244,800円前後の見込み。
インターフェイスは、3波対応TVチューナ×4、USB 3.0×3、USB 2.0×2、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、200万画素RealSenceカメラ、SDXCカードスロット、音声入出力などを装備。
一方のDA770はCPUがCore i7-6500U(同)、HDD 3TBを搭載し、そのほかの仕様はほぼ共通。インターフェイスの違いは、3波対応TVチューナーが2基になり、Webカメラが92万画素になっていること。本体色はファインブラックに加え、クランベリーレッドとファインホワイトが用意される。こちらの税別店頭予想価格は224,800円前後の見込み。
両機種とも本体サイズは544×220×418~434mm(同)で、重量は不明。
下位モデルは「DA570」、「DA370」、「DA350」の3機種をラインナップし、DA570は1月中旬発売、DA370とDA350は2月下旬の発売を予定。
DA570の主な仕様は、Core i5-6200U(2.3GHz、同)、メモリ4GB、HDD 3TB、23.8型フルHD光沢液晶ディスプレイ、BDドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。本体色はファインブラックのみ。税別店頭予想価格は199,800円前後の見込み。
インターフェイスは、3波対応TVチューナ、USB 3.0×3、USB 2.0×2、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、SDXCカードスロット、音声入出力などを装備。
一方、DA370はCPUがCeleron 3855U(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)、HDD 1TB、スーパーマルチDVDドライブに代わり、インターフェイスはほぼ共通。本体色はファインブラック、クランベリーレッド、ファインホワイトの3色を用意。税別店頭予想価格は159,800円前後の見込み。
1番下のDA350はTVチューナ/リモコンがないほかは、DA370と共通の仕様となるが、本体色はファインホワイトの1色。税別店頭予想価格は149,800円前後の見込み
3機種の本体サイズは、544×190~259×382~418mm(同)。重量は不明。
LAVIE Desk Tower
LAVIEシリーズの中で唯一デスクトップCPUを搭載するタワー型PCの「LAVIE Desk Tower」は約2年ぶりに新デザインを採用。筐体サイズが小さくなり、外装も手触りの良いマット仕上げに変更された。
ラインナップはCore i7-6700搭載の上位モデル「DT750」と、Core i3-6100搭載の下位モデル「DT150」の2機種で、前者は23型フルHD非光沢液晶ディスプレイが、後者は19.5型WXGA++(1,440×900ドット)非光沢液晶ディスプレイが付属。本体色はホワイトのみ。税別店頭予想価格は順に244,800円前後、139,800円前後の見込み。発売は1月下旬を予定。
DT750の主な仕様は、Core i7-6700(3.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。
一方、DT150の主な仕様は、Core i3-6100(3.7GHz、同)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブとなり、OSは同じ。付属のOfficeがOffice Personal Premium プラス Office 365サービスとなる。
インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×6、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、SDXCカードスロット、HDMI入力(DA750のみ)、音声入出力などを装備。
本体サイズは88×382×338mm(同)。