ニュース

eSIM対応になった「ROG Phone 9」が日本上陸

ROG Phone 9シリーズ

 ASUSは、CPUにSnapdragon 8 Eliteを搭載したゲーミングスマートフォン「ROG Phone 9 Pro Edition」、「ROG Phone 9 Pro」、「ROG Phone 9」を28日に発売する。価格は順に23万9,800円、18万9,800円、15万9,800円。

 3モデルの主な違いは、ROG Phone 9 Pro Editionがメモリに24GB LPDDR5X/ストレージに1TB UFS 4.0を採用するが、ROG Phone 9 Proはそれぞれ16GB/512GB、ROG Phone 9はそれぞれ12GB/256GBとなる点。

 また、Pro EditionとProは5,000万画素メイン/1,300万画素超広角/3,200万画素望遠カメラを備えるが、無印は望遠カメラの代わりに500万画素マクロカメラとなる。さらに、Pro Editionはバンパーケース「Aero Case」、クーラー「AeroActive Cooler X Pro」、そして「トラベルポーチ」が付属する。

 いずれのモデルも、プロセッサは最新の3nmプロセスで製造されるSnapdragon 8 Eliteを採用。冷却システムの改良により、冷却性能が従来から20%向上したという。Pro Editionに付属(もしくは別売り)するAeroActive Cooler X Proを利用すればさらに冷却性能が29%向上できる。なお、AeroActive Cooler X Proでは低音を強化するサブウーファー機能や、ゲーム内で使えるデュアルボタンも装備する。

AeroActive Cooler X Pro付属のROG Phone 9 Pro Edition

 本体の背面に「AniMe Vision」と呼ばれるサブディスプレイを搭載しているが、上位のROG Phone 9 Pro EditionおよびProは648個のプログラマブルなミニLEDとなっており、時計や天気、バッテリ残量などを表示可能なほか、ユニークな機能として「AniMe Play」機能を搭載し、このミニLEDディスプレイとショルダーボタンであるROG AirTriggerと組み合わせてミニゲームがプレイできる。無印は85個のLEDとなっている。

ROG Phone 9 Pro

 AI機能としては、画像認識によるイベント検出やアイテムの自動収集機能、キャラクターのスキルの自動アップグレードなどが可能な「X Sense 3.0」を搭載。テキスト認識により攻略情報を検索したり、日本語翻訳したりできる「AI Grabber 2.0」も備える。

 このほか、Samsung製の2,400×1,080ドット表示/185Hz駆動の6.78型Flexible AMOLEDディスプレイ、デュアルスピーカー、空間オーディオ技術「Dirac Virtuo」も搭載。OSはAndroid 15(ROG UI)。

 インターフェイスはWi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、GPS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSS/NavIC。SIMスロットはデュアル。シリーズで初めてeSIMもサポートした。おサイフケータイもサポートする。

【17時訂正】記事初出時、FeliCa非対応としておりましたが、おサイフケータイの対応に関する記述がございましたため削除しました。

 対応バンドは5Gがn1/2/3/5/7/8/12/18/20/25/26/28/38/40/41/48/66/77/78/79、4GがB1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66、3GがB1/2/4/5/6/8/19、2Gが850/900/1,800/1,900MHz。

 バッテリは5,800mAhで、駆動時間はWi-Fi通信時で約15.7時間、モバイル通信時で約13.8~16.1時間。充電は最大65WのQuick Charge 5.0またはUSB PD 3.0、最大15WのQiをサポート。本体サイズは77×163.8×8.9mm、重量は227g。IP65/IP68準拠の防水防塵性能を備える。本体色はファントムブラックとストームホワイト(無印のみ)。

ROG Phone 9 ファントムブラック
ROG Phone 9 ストームホワイト