イベントレポート
5万円以下、あとは謎。Snapdragon C搭載のAcer製ノートが公開中
2026年5月30日 19:57
Acerは、COMPUTEX 2026の開幕に先立って、Snapdragon Cを搭載したノートPC「Aspire Go 15」を公開した。価格は不明だが、QualcommはSnapdragon Cの価格帯を300ドル以下(5万円弱)と表現しており、そのクラスのノートPCになると予想される。
300ドル以下ノートに搭載されるSnapdragon Cの正体は?
Qualcommが5月28日に発表したPC用SoCの「Snapdragon C」。その搭載ノートPCの価格帯が300ドル以下であることは明かされたが、どのようなSoCであるのかなどは不明なままだ。
Qualcommは大抵の場合、CPUが第3世代Oryonで、GPUは第8世代のAdrenoで……といったように、メディアなどからの質問に答えて仕様を説明する。しかし、Snapdragon Cの発表では異例なことに、CPU、GPU、NPUなどのスペックを非公開としていた。
その理由は説明されていないが、おそらくCOMPUTEX 2026の前日(6月1日)に行なわれる、同社CEO クリスチアーノ・アーモン氏の会見で何らかのお披露目があるからではないかと考えられる。
そのため、アーモン氏の基調講演の中で、OEMベンダーの製品とともに300ドル以下の製品を多数紹介し、そのときにスペックなども公開される可能性がある。
とはいえ、Snapdragon Cがどのようなものであるのかは、徐々に見えてきている。まず、Snapdragon X2シリーズのローエンドSoCだとは一言もいわれていないということに注目したい。
つまり、Snapdragon Xシリーズのときには無印Snapdragon X(X1-26-100)というSoCが用意されていたが、もしそうなら「Snapdragon X2(無印)」として紹介すればいいことになる。つまり、Snapdragon Cは、Snapdragon X2シリーズでもなく、Snapdragon X1シリーズでもないということだ。
となると想像されるのは、Appleが599ドルのMacBook Proでやってみせたように、スマートフォン用のSoCをPC用に転用するという手法だ。実際、性能を考慮しなければ、スマートフォン用のSoCでも十分にArm版Windowsを動かすことが可能だ。
スマートフォン用のSoCのデザインをそのままに、ストレージをUFSからSSDにする程度の変更で、十分低コストに、300ドル以下でPCを提供するという可能性は十分ある。
Snapdragon C採用のAspire Go 15
現時点では「謎のSoC」であるSnapdragon Cだが、それを搭載したAcerのノートPC「Aspire Go 15」が公開されている。説明書きによれば、Aspire Go 15は、Snapdragon Cを採用し、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)、8GBメモリ、512GBストレージ、1080pのWebカメラというスペックになっているようだ。
一番ポピュラーで低価格な15.6型フルHDのディスプレイ、8GBメモリというスペックからAspire Go 15も低価格路線の設計であることがうかがえる。Acerの説明員によれば、現時点では参考展示であり、具体的な価格などは非公開ということだった。
果たしてSnapdragon CがどのようなSoCなのか、そしてAspire Go 15がどのような価格帯の製品になるのか、6月1日14時(台湾時間)の基調講演でその答え合わせが行なわれることになる。


























