イベントレポート

Socket AM5の寿命が2029年に延長、新CPU「Ryzen 7 7700X3D」も追加

Socket AM5は2029年まで継続して提供していく(出典: AMD AT COMPUTEX 2026、AMD)

 AMDは「Socket AM5」の提供期間を、2029年まで延長すると発表した。また、新CPU「Ryzen 7 7700X3D」を7月16日に発売予定で、実売予想価格は329ドルになるという。

Socket AM5の寿命が2年延長されて2029年までに

従来のAMDのソケットの寿命計画、少なくとも2027年までというのが従来のロードマップ(出典: AMD AT COMPUTEX 2026、AMD)

 AMDはこれまでSocket AM5の提供期間を、少なくとも2027年(少なくともという表現は延長の可能性があるといった意味、英語では2027+)としてきたが、新たに2029年まで延長すると発表した。

 AMDはおおよそ2、3年に一度新しいアーキテクチャを導入しているが、現在のZen 5ベースの製品は2024年に投入され、すでに約2年が経過している。

 次のZen 6ベースの製品は明らかにされていないが、ロードマップ上は2027年に次世代製品が投入されることになっている。そのため、その次の2029年あたりに登場する製品も含めて、Socket AM5ベースで投入されることが確実になったといえる。

 AMDのそうした方針は、Socket AM5のメモリがDDR5であることが影響していると思われる。AMDがCPUソケットを変えるときは、メモリの世代が変わったときであるため、AMDは少なくともあと3年はDDR5の時代が続くと考えていることの裏返しともいえる。

AMD EXPO Ultra Low Latency(出典: AMD AT COMPUTEX 2026、AMD)

 また、AMDはSocket AM5用のオーバークロックメモリモジュールの自社仕様であるAMD EXPOに、超低遅延(Ultra Low Latency)版となる「AMD EXPO Ultra Low Latency」を近日投入する計画を明らかにした。

 この超低遅延版により、従来版のEXPOメモリと比較して平均4%ほどフレームレートが向上するという。超低遅延版EXPOメモリは、G.SKILL、Kingston Fury、Klevv、Lexar、Origin Code、Team、V-color、XPGなどのメモリモジュールベンダーから6月より順次提供される計画だ。

Ryzen 7 7700X3Dを7月16日から329ドルで発売

Ryzen 7 7700X3D(出典: AMD AT COMPUTEX 2026、AMD)

 AMDは、今回Socket AM5向けの新製品として「Ryzen 7 7700X3D」を発表した。Ryzen 7 7700X3Dは、Ryzen 7 7700XとRyzen 7 7800X3Dの間に位置する製品で、Zen 4コアの8コア/16スレッドでブースト時のクロック周波数は4.5GHz、トータルキャッシュ容量は104MB、TDP120Wというスペックになる。発売は7月16日予定で実売予想価格は329ドルという。

Ryzen 7 7700XとRyzen 7 7800X3Dの間を埋める(出典: AMD AT COMPUTEX 2026、AMD)