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Windows 11、タスクバーが上下左右に配置可能へ。スタートメニュー改善も

画面左側でラベル付き表示を行なっているタスクバー

 米Microsoftは5月15日(現地時間)、Windows品質向上の取り組みの一環として、タスクバーを画面の上下左右の任意の位置に配置できる機能を、Windows InsiderのExperimentalチャネルで展開開始した。

 Windows 11におけるタスクバーの自由な位置変更は、3月20日(現地時間)に発表されたWindows 11品質改善の取り組みの一環として予告されていたもの。Windowsの中でも特に目につきやすく、頻繁に使用される要素であるため、ユーザーのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるようにすることを目指している。

 Experimentalチャネルで展開されるタスクバー自由配置機能では、画面の上、下、左、右のいずれかに配置できるほか、左または右にある場合はアイコンを上揃えまたは中央揃え、タスクバーが上または下にある場合は左揃えまたは中央揃えに設定できる。タスクバーの位置変更は、「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」から行なえる。

タスクバーの設定
上部に配置したところ
ラベルなしの左配置

 また、スタートメニューのフライアウトもそれに追従するようになり、タスクバーが上部にある場合は、スタートは上部から開く。さらに、タスクバーボタンを結合しない設定とラベル表示を有効にし、垂直のタスクバーを使用すると、各アプリウィンドウが個別のラベル付きボタンとして表示されるため、ウィンドウの識別および切り替えが容易になるとしている。

 タスクバーの垂直配置は、たとえば開発者が一度に表示できるソースコードを増やしたい場合などに有用であるほか、アクセシビリティや人間工学の観点から画面上部に手が届きやすい場合にも対応できるとしている。

 ただし現在、自動非表示機能、およびタブレットに最適なタスクバーは、代替位置ではまだ機能せず、代替ポジションへのタッチジェスチャーも現在開発中。さらに、検索ボックスも代替位置での表示に対応しておらず、当面は検索アイコンとして表示される。このほか、モニターごとのタスクバー位置変更、ドラッグ&ドロップ機能の追加といった機能についても検討中としている。

 さらに、画面が小さい場合などでタスクバーの高さが作業スペースを圧迫する場合、よりコンパクトなタスクバーに切り替えるオプションを追加した。この機能もExperimentalチャネルを介して順次展開され、「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」→「小さいタスクバーボタンを表示する」で設定できる(これまではボタンが小さくなるだけでタスクバーの高さが変わらなかった)。

スタートメニューのカスタマイズ性も向上

 また、スタートメニューのレイアウト制御も細分化する。現在、スタートメニューのカスタマイズは複数の場所から行なう必要があり、たとえばおすすめセクションをオフにするには複数の設定を切り替える必要があり、ピン留めアプリの解除は、1つずつ個別に行なう必要があった。

 今後、セクションごとのトグルが用意され、ピン留め、おすすめを個別に表示/非表示できるようになる。また、現在はスタートメニューでおすすめをオフにすると、エクスプローラーのジャンプリストと、最近使用したファイルの機能も無効になるが、変更によって影響がなくなる。

設定画面

 なお、おすすめという項目名は「最近」という名前に変更する。これはこのセクションに表示される内容をより適切に反映したものだとしている。加えて、最近インストールしたアプリを引き続き表示する一方で、ファイルの関連性を向上させ、関連性の低い項目を減らすようにしたとしている。

 さらに、スタートメニューの大きさについても、これまではディスプレイのサイズに合わせて自動的に調整していたが、今回の変更により「小」または「大」を選べるようになった。また、画面共有やプレゼンテーション、ストリーミングを行なう際のプライバシー保護のため、スタート画面での名前とプロフィール画像の非表示オプションが追加された。

ピン留めのみを表示したスタートメニュー
画面上部のスタートメニュー