イベントレポート
Acer、960gのCore Ultraシリーズ3搭載14型ノートとAI開発用ミニPC
2026年5月31日 10:46
台湾Acerは5月30日(現地時間)、COMPUTEX 2026の開幕に先立って、5月29日に発表したばかりの新製品の展示会を開催し、報道関係者などに公開した。
この中で「Acer TravelMate P6 14 AI」およびエージェント型AIなどのAI開発環境となるミニワークステーション「Acer Veriton RA110 AI Mini Workstation」を展示した。
TravelMate P6 14 AIは14型WQXGA+(2,880×1,800ドット)500cd/平方mのOLEDなどを採用し、SoCはCore Ultraシリーズ3、最大64GBメモリ、最大1TBのSSD、71Whの大容量バッテリというスペックで、最軽量構成(OLED選択時)では1kgを切る960gという軽量さを実現しており、ビジネスエグゼクティブやビジネスプロフェッショナル向けノートPCに仕上がっている。
Veriton RA110 AI Mini Workstationは16cm四方のいわゆるミニPCの形状だが、SoCにAMD Ryzen AI Max+ 395を採用し、メモリは最大で128GBと、エージェント型AIを実行したり、開発したりする環境として活用することができる。
Acerのビジネス用ノートPCフラグシップとなるAcer TravelMate P6 14 AI
TravelMateシリーズはいわゆるビジネス向けのノートPCシリーズで、法人需要などに対応するようなメインストリーム向けノートPCから、フラグシップ製品までラインナップされている。TravelMate P6 14 AIは、いわゆるフラグシップに属し、ハイスペックの製品となる。こうした製品は大企業のエグゼクティブや、ビジネスプロフェッショナル(専門職)などの生産性重視で働いているようなビジネスパーソンをターゲットにした製品となる。
そのため、非常にハイスペックになっており、SoCはCore Ultraシリーズ3(最大でCore Ultra X7 368Hを選択可能)、メモリは最大64GB、ストレージは最大1TB、ディスプレイは最大で14型WQXGA+(2,880×1,800ドット)のOLEDとなっている。
こうした高スペックを採用しかつ71Whという大容量バッテリを搭載しているのに、TravelMate P6 14 AIは、14型WQXGA+OLEDのパネルを採用すると960gと1kgを切る軽量さを実現している。
| 製品名 | TravelMate P6 14 AI |
|---|---|
| SoC | Core Ultraシリーズ3(368H/358H/366H/356H/365/355/335/325) |
| メモリ | 最大64GB(LPDDR5x) |
| ストレージ | 最大1TB(PCIe Gen 4) |
| ディスプレイ | 14型 WQXGA+(2,880×1,800ドット/VRR/500cd/平方m/OLED)、14型WQXGA(VRR/400cd/平方m)、14型WUXGA(1,920×1,200ドット/VRR/400cd/平方m) |
| カメラ | 500万画素(USB)+IR、指紋あり |
| Wi-Fi/Bluetooth | Wi-Fi 7/Bluetooth6 |
| バッテリ容量 | 71Wh |
| ポート | Thunderbolt 4 2基、USB 3.2 Gen 1 2基、microSDカードスロット、3.5mm音声入出力 |
| サイズ | 313.7×24.7×15.99mm |
| 重量 | 0.96kg(WQXGA/500cd/平方m)、0.98kg(WQXGA/400cd/平方m)、1.3kg(WUXGA) |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
Acerによれば、TravelMate P6 14 AIは8月に北米と欧州で出荷開始予定となっており、価格などは未定だ。
Ryzen AI Max+ 395を搭載したエージェント型AI開発用ミニPCも
Veriton RA110 AI Mini Workstationは16cm四方のいわゆるミニPCの筐体を採用したワークステーションPC(ミニワークステーション)になる製品だ。
SoCはAMD Ryzen AI Max+ 395を採用しており、NPUのAI推論性能は50TOPS、そのNPUを含むSoC全体のAI推論性能は126TOPSになっており、最大で128GBのメモリ(LPDDR5)と組み合わせることで、最大2,000億パラメータのAIモデルの処理が可能になるという。
AcerはこうしたAIワークステーション向けの開発環境として「Sense Pro」と呼ばれる開発環境を提供しており、AI開発者がOpenClawなどのエージェント型AIを開発するにあたって、オープンソースモデルの選定やその選定に必要なベンチマークなどダッシュボードから行なうことができる。
AcerによればVeriton RA110 AI Mini Workstationは今年(2026年)後半から出荷開始予定で、価格などは未定。ただ、同じようなAMDの開発用ミニワークステーションが3,999ドルからと明らかにされており、それと同じような価格帯になることが想定される
| 製品名 | Veriton RA110 AI Mini Workstation |
|---|---|
| SoC | Ryzen AI Max+ 395 |
| メモリ | 最大128GB(LPDDR5x-8533) |
| ストレージ | 最大2TB(M.2 2280) |
| Wi-Fi/Bluetooth | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 |
| ポート | 前面: SDカードスロット、3.5mm音声入出力、USB4 2基 背面: USB 3.2 Gen 2 2基、HDMI、2.5Gigabit Ethernet |
| サイズ | 160×160×4 mm |
| OS | Windows 11 Home/Pro |




























