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Apple、Epicの開発アカウントを突如停止。Epicは痛烈に批判

 米Epic Gamesは3月6日(現地時間)、AppleによりEpic Games Wednesday ABの開発者アカウントが停止されたことを明らかにした。これにより欧州のiOSデバイス向けに開発を進めてきたEpic Gamesストアが開発できなくなったとし、「Apple Appストアの潜在的な競合企業を排除しようとしている」と強く批判した。

 欧州では2023年5月にデジタル市場法(DMA)が施行された。これは大手IT企業を念頭に、公正な競争を確保することを目的としたもの。Epic GamesはこのDMAの施行により、欧州のiOSデバイス向けにEpic Gamesストアとフォートナイトを提供する予定で、2024年2月14日にもAppleで開発者アカウントが承認されたことをX(旧Twitter)で報告した。ところがこれが急遽停止されたという。

 Epic Gamesは、「Appleは有力な競争相手になる能力を奪うことができる。(今回の事例を通して)Appleと競争しようとしたり、Appleの不公平な行為を批判したりするとどうなるか、ほかの開発者に見せつけている」とし、「AppleがサードパーティのマーケットプレイスをiOSから追放する権限を維持する限り、合理的な開発者はサードパーティのアプリストアを積極的に利用しようとはしないだろう」と述べている。

 Appleは長年に渡ってEpic GamesのUnreal Engineを公式に支持しており、ゲームやクリエイター向けツールに関しても継続的な契約を結んでいる。しかし今回のアカウント停止処分に関して、Appleは「自社のエコシステムに対する脅威である」と主張しているが、Epic Gamesに取ってみると「全く不当な言い訳」であるとし、「Appleの不当かつ違法な行為に対して声を上げたEpic Gamesに対しの報復である」とリリース内で述べている。

 Epic Gamesのリリース内では、Appleの担当との実際のやり取りを行なったメールまで公開されており、Appleの今回の一連の行動に関して痛烈に批判している。