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Google、ChatGPT対抗の会話型AI「Bard」

AIを活用した検索結果を表示

 Googleは7日、AIへの取り組みについて紹介。この中で、2年前に開発したLaMDA(Language Model for Dialogue Applications: 対話アプリケーション用言語モデル)を活用した実験的な会話型AIサービス「Bard」を、信頼できるテストユーザー向けにテスト公開したと発表した。一般公開は今後行なう。

 Bardは世界の幅広い知識と大規模言語モデルの能力、知性、創造性を組み合わせることを目指し、Webからの情報を活用し最新で質の高い応答を提供するという。たとえば、NASAのジェイムズ・ウェップ宇宙望遠鏡による新発見を9歳の子供に説明したり、現代サッカーにおける最高のストライカーについて学べるという。

 まずは必要な計算力が大幅に少なくない軽量バージョンのLaMDAを公開。より多くのユーザーに対してより多くのフィードバックを得ることができ、外部と内部テストを組み合わせてBardの回答が品質・安全性・現実世界の情報の根拠の高い基準を満たしていることを確認するという。

 また、単一の正解がない質問に対しても、AIはさまざまな洞察をまとめることに役立つとしており、近い将来Google検索にもAIによる新しい機能を追加し、複雑な情報と多角的な視点を分かりやすく整理して提供するとしている。

 会話型AIサービスでは、OpenAIのChatGPTに注目が集まっているが、GoogleはそれにBardで対抗する構えだ。