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ASRock、メモリスロットにシール痕が残り動作が不安定な個体を交換対応

X670Eチップセット搭載モデルのひとつ「X670E Taichi」

 ASRockは9月30日、Ryzen 7000シリーズ向けマザーボードのメモリスロットに貼られているシールをはがすのに失敗した場合、マザーボードの交換を受け付けると発表した。

 同社が9月30日に発売したX670Eチップセット搭載マザーボードには、メモリスロット部分を覆う形でメモリのインストレーションガイドが貼り付けられている。これは初期起動時、起動に時間がかかる旨を説明したものだが、ガイドは粘着シールのため、はがし方によってはメモリスロットにシール痕が残る可能性があり、発売当初より一部のユーザーから指摘されていた。

 今回の発表は、メモリスロットにシール痕が残ったことによって動作に不安がある場合に交換を受け付けるという告知。交換を希望する場合は、販売店もしくはASRockに問い合わせることで交換サービスを受けられる。ただ、実際に交換対応となるかどうかは地域によって異なるとしており、日本については明言していない。

 なおASRockによれば初期起動に時間がかかる現象はBIOSのバージョンアップによって対応済みで、現行のロットでは起動時間がおよそ50%まで短縮しており、これを受けてシールの貼付も行なっていないとしている。