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最高カメラ性能を追求した「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」
2020年10月14日 04:16
米Appleは13日(現地時間)、最高カメラ性能を追求した「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」を発表した。前者は10月16日より、後者は11月6日より予約を受け付け、その1週間後から出荷開始する。価格はProが106,800円より、Pro Maxが117,800円より。
いずれもPro Cameraと呼ばれる高性能カメラを搭載したモデルだが、Pro Maxのほうがさらにカメラ性能が高く、画面サイズも異なる。
ProはF2.4/視野角120度/焦点距離12mmの超広角、F1.6/焦点距離26mmの広角/光学手ぶれ補正対応の広角、F2.0/焦点距離52mm/光学手ぶれ補正対応の望遠の3カメラを搭載。画素数はいずれも1,200万画素。Pro Maxは、広角がF1.6/焦点距離26mm/センサーシフト型新光学手ぶれ補正対応、望遠がF2.2/焦点距離65mmとなる。デジタルズーム倍率はProが最大10倍、Pro Maxが12倍。Pro Maxの広角レンズ利用時は、新手ぶれ補正により、暗いシーンでも手持ちで2秒間の露出が可能となる。
共通の特徴として、新たにLiDAR測距センサーを搭載。これにより、暗所でのオートフォーカスが最大6倍高速化。広角および超広角の両方でナイトモードが使える。LiDARは、写真以外にARアプリにも活用できる。また、マシンラーニング補正により、さらに写真の画質を上げている。前面カメラはF2.2の1,200万画素カメラを搭載。新フォーマットとなるApple ProRAWでの撮影も可能。動画については、世界ではじめてDolby Vision HDRでの動画撮影も可能となった。
ディスプレイは、Proが2,532×1,170ドット(460ppi)の6.1型OLED、Pro Maxが2,788×1,284ドット(458ppi)の6.7型OLEDを採用。HDRに対応し、最大輝度は1,200cd/平方m、コントラスト比は200万:1。
SoCは、プロセスルール5nmのA14 Bionicを採用。トランジスタ数は118億で、ほかのスマートフォンと比べ、CPU/GPUとも50%高速だという。16コアのニューラルエンジンも内蔵し、マシンラーニングも70%高速化している。ストレージは128/256/512GBの3モデルを用意。
同時発表の他のモデル同様、5G(Sub-6)に対応し、ソフトバンク、KDDI、ドコモの3キャリアで利用可能。
ビデオ再生時のバッテリ駆動時間はProが17時間、Pro Maxが20時間。USB-Lightning、7.5WのQiワイヤレスに加え、新しい磁石式のMagSafeワイヤレス充電が可能。
本体サイズと重量は、Proが71.5×146.7×7.4mm(幅×奥行き×高さ)/187g、Pro Maxが78.1×160.8×7.4mm(同)/226g。本体色は、グラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルーの4色。