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Microsoft、第10世代Core+Quadro RTX搭載可能な「Surface Book 3」

~最大17.5時間駆動で性能は50%向上、税別190,800円から

Microsoftが発表したSurface Book 3、基本的なデザインは従来モデルと同じ

 Microsoftは5月6日(米国時間)、2018年に発売したSurface Book 2の後継となる「Surface Book 3」を発表した。日本でも6月5日より販売開始される予定で、一般消費者向けのモデルは190,800円から。

 CPUを第10世代Coreプロセッサ、GPUを最大でQuadro RTX 3000に強化し、性能が従来世代に比べて50%強化されている。また、最大で32GBのメインメモリを選択可能。従来モデルと同様に13型、15型の2つのモデルが用意されている。

CPUが第10世代Coreプロセッサに、GPUがTuring世代に強化された新しいSurface Book 3

Surface Book 3、従来のモデルと同じように変形させて4つのモードで利用可能、Surface Penも利用可能

 Microsoftが2018年の10月に発表したのが、Surface Book 2。Surface Bookシリーズは、クラムシェルの形状をしていながら、電子ロック式のドッキングコネクタにより、タブレット部分と“パフォーマンスドック”とよばれるキーボードドックに分離できる2in1デバイスであり、ドックに外付GPU(dGPU)が入っていることが大きな特徴になっていた。

タブレットとパフォーマンスドックに分離してタブレット単体で利用できる

 最初の世代となるSurface Bookが13型のみが用意されていたのに対して、Surface Book 2世代では15型が追加されており、2つのディスプレイサイズから選べるようになっていた。CPUは第8世代Coreプロセッサ(一部モデルは第7世代)で、メモリは8GBないしは16GB、ストレージは最大1TBのNVMe SSDというスペックで、dGPUは15型がGeForce GTX 1060、13型がGeForce GTX 1050と、Pascal世代のGPUが搭載されていた。

 今回Microsoftが発表したSurface Book 3でも13型と15型の2つのラインナップが用意される。最大の強化点はCPUとGPU。CPUは第10世代Coreプロセッサとなり、dGPUは上位モデルでTuring世代のQuadro RTX 3000となる。モデルによってはGeForceが搭載されている。これにより、Xbox Game Passを契約することで利用できるゲームタイトルなどを1080pで60fpsで十分にプレイできる性能を実現している。

 また、従来は16GBまでだった最大メモリ容量も32GBに強化されている。これらのCPU/GPU,メモリなどの強化により前世代に比べて50%の性能強化を実現。バッテリ駆動時間は最大17.5時間。

本体の右側面にはUSB Type-CとSurface Connect端子
本体の左側面にはUSB-A端子が2つとSDカードスロット
カメラは背面にも用意されている
キーボード
オプションのSurface Dock 2を利用して2枚の外付けディスプレイに表示可能

 外観は従来モデルと同様で、左側にUSBが2つとSDカードスロット、左側にSurface Conncet(ドッキング/ACアダプタ端子)とUSB Type-Cとなっている。

 日本でも5月7日により予約が開始される予定で、6月5日により一般消費者向けには全国の家電量販店、Microsoft Storeで展開する。法人向けはMicrosoft認定リセラー、Microsoft Storeの法人窓口などで販売される。販売されるSKUのスペックと価格は以下のとおり。

CPUdGPUメモリストレージディスプレイ一般向け価格(税別)法人向け価格(税別)
Core i5-8GB256GB13.5型190,800円188,800円
Core i7GeForce GTX 165016GB13.5型238,800円236,800円
GeForce GTX 165032GB512GB13.5型287,800円285,800円
1TB13.5型310,800円308,800円
GeForce GTX 1660 Ti16GB256GB15型265,800円263,800円
32GB512GB15型319,800円317,800円
1TB15型340,800円338,800円
Quadro RTX 3000512GB15型-382,800円
1TB15型-403,800円