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クリエイターと教育向けに新機種を投入したNEC PCの2020年春モデル
2020年1月21日 16:56
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は1月21日、2020年春モデルのノートPCおよびデスクトップPCを全53モデル発表した。このうち新しいシリーズとして、4K有機ELディスプレイ搭載の15.6型ノート「LAVIE VEGA」、教育向けの10.1型2in1「LAVIE First Mobile」などが投入されている。
各新製品の詳細については以下の別記事を参照されたい。ここでは同日に行なわれた発表会の内容と、実機写真を掲載している。
LAVIE Pro Mobileに続く特定層向けの「LAVIE VEGA」
今回、NEC PCは同社の新たなカテゴリとして、クリエイター向けの「LAVIE VEGA」を投入。昨年(2019年)に発売された「LAVIE Pro Mobile」はビジネスでの利用に特化したプロシューマ向けの13.3型ノートだったが、LAVIE VEGAはそれに続く特定の層をターゲットに絞った15.6型ノートとなっている。
NEC PCとしては初の4K有機ELを採用し、Photoshopといったアプリの利用を便利にする専用ショートカットキーを実装するなど、力の入れようがうかがえ、同社執行役員の河島良輔氏はその完成度をアピールした。
また、壇上ではアドビ システムズ株式会社の田中玲子氏を招いての実演も行なわれた。田中氏はLightroomによるRAW現像の様子を、LAVIE VEGAを使って披露し、Adobe RGBにも近いDCI-P3カバー率100%の広い色域や、独自ショートカットキーの「プロキー」の便利さを強調。当初は普段からショートカットキーの操作に慣れているため、Pro-Keyは使わないと考えていたそうだが、使ってみると便利で、似たような写真のRAW現像のさいに、適用した複数の設定をコピー&ペーストするのに都合がよいと実演のなかで語った。
さらに、NEC PCが文部科学省認可済みですでに教育現場に導入している着脱式2in1のコンシューマ向けとなる「LAVIE First Mobile」の説明にも多くの時間が割かれた。
河島氏はプログラミング教育の必修化に向け、保護者が子供のPC利用を真剣に考える傾向が高まってきているとし、それに応えるべく、LAVIE First Mobile投入の背景を語った。
このほか、新設計のリビング向け一体型PC「LAVIE Home All-in-one」、学生向けのモバイルノート「LAVIE Note Mobile」などについても説明が行なわれた。