ニュース
NEC PC初の4K有機EL搭載クリエイター向けノート「LAVIE VEGA」
~Creative Cloudつきで最上位モデルは鏡面仕上げのガラス天板
2020年1月21日 11:00
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は1月21日、クリエイター向けの15.6型ノート「LAVIE VEGA」を発表した。価格はオープンプライスで、2月下旬より発売。税別店頭予想価格は4K有機ELモデルが254,800円前後から、フルHDモデルが204,800円前後の見込み。
「LAVIE VEGA」は、プレミアムノートPCとして開発された同社の新シリーズで、1月4日に米国市場向け製品が先に発表されていた(NEC PC、米国向けに4K有機EL HDR対応の15.6型ノート「LAVIE VEGA」投入参照)。15.6型ながら薄型/軽量を目指すとともに、上位モデルではCore i7-9750HとOptaneメモリーH10を搭載させたハイスペックなノートPCとなっている。なお、下位モデルのみ唯一AMD CPUを採用し、Ryzen 7 3750Hを搭載する。
型名 | LV950/RAL | LV750/RAL LV750/RAS | LV650/RAL LV650/RAS |
---|---|---|---|
本体色 | アルマイトネイビー | アルマイトネイビー アルマイトシルバー | |
CPU | Core i7-9750H(6コア/12スレッド、2.6~4.5GHz) | Ryzen 7 3750H(4コア/8スレッド、2.3~4GHz) | |
GPU | UHD Graphics 630 | Radeon RX Vega 10 Graphics | |
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 8GB | DDR4-2400 8GB |
ストレージ | OptaneメモリーH10(Optane 32GB+SSD 1TB) | OptaneメモリーH10(Optane 32GB+SSD 512TB) | NVMe SSD 512GB |
ディスプレイ | 15.6型4K有機EL | 15.6型フルHD IPS液晶 | |
解像度 | 3,840×2,160ドット | 1,920×1,080ドット | |
OS | Windows 10 Home | ||
汎用ポート | Thunderbolt 3×2(USB Power Delivery、DisplayPort Alternate Mode対応)、USB 3.1×2 | USB 3.1 Type-C×2(2基はUSB Power Delivery、DisplayPort Alternate Mode対応)、USB 3.1×2 | |
カードリーダ | microSDXCカードスロット | ||
映像出力 | Thunderbolt 3×2 | USB 3.1 Type-C×2 | |
無線機能 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0 | Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)、Bluetooth 5.0 | |
有線LAN | - | ||
Webカメラ | 92万画素 | ||
セキュリティ機能 | 顔認証 | ||
その他 | ヤマハ製ステレオスピーカー(2+2W)、4アレイマイク、音声入出力端子 | ヤマハ製ステレオスピーカー(2+2W)、ステレオマイク、音声入出力端子 | |
付属アプリ | Microsoft Office Home & Business 2019 | ||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 359.8×243.9×18.3mm | 359.8×243.8×17.9mm | |
重量 | 約1.9kg | 約1.8kg | 約1.9kg |
バッテリ駆動時間 | 約10.2時間 | 約10.4時間 | 約10.8時間 |
税別店頭予想価格 | 284,800円前後 | 254,800円前後 | 204,800円前後 |
NEC PCとしては初の4K有機EL採用製品となり、HDR表示にも対応。DCI-P3カバー率100%でAdobe RGBと近似した色域を再現。コントラスト比は100,000:1(フルHDモデルは1,200:1)、TUV認証を取得しており、ブルーライトが少なく目に優しく、残像の少ない応答速度1msを実現している。
クリエイター向けらしく、Adobeの写真編集/管理アプリを利用できる「Creative Cloud フォトプラン」の1年間ライセンスキーが付属。Photoshop、Lightroom、Lightroom Classicの人気アプリに加え、20GB分のクラウドストレージもついている。
LAVIE VEGAの特徴の1つとして、キーボードの左端に配置されている5つのキーからなる「プロキー」があり、対応アプリごとにショートカット機能を割り当て可能。発表時点ではWord、Excel、PowerPoint、Lightroom、Lightroom Classicが対応しており、コピーや貼り付けなど、任意の機能を設定できる。該当アプリ以外では標準の設定が実行されるがこちらも任意の設定を割り当てられる。
キーボードはプロキーの分のスペースを取っているものの、GキーとHキーがちょうどディスプレイの真んなかに来るように設計されており、違和感の起きないホームポジションを可能にした。各キーは表面にへこみがあるシリンドリカルキートップになっており、指に馴染じむタイピングもできる。キートップはLAVIE Pro Mobileで好評のさらさらとした触感のUVコート仕上げで、キーストロークは1.7mmと十分に確保した。タッチパッドはジェスチャー機能が使える高精度タイプで、手ざわりのよいガラス素材が使われている。
筐体は最上位の「LV950/RAL」のみGorilla Glass 6とVibrant加工による鏡面仕上げの「プレミアムミラーガラス天板」となっており、天板のロゴが透けるようにLEDが光る設計を採用。加えて、Cortanaと連動してロゴが点滅する「スマートライト」仕様で、AIとのコミュニケーションを演出。モダンスタンバイ対応によって天板を閉じていてもスマートライトは動作し、ディスプレイが見えなかったとしてもCortanaの応答がわかるという工夫を取り入れている。
中位と下位モデルについてはアルミ天板となるが、そのぶん厚みが0.4mm薄い17.9mmとなる。そのほか、狭額縁設計やアルマイト加工のパームレスト、排気口が見えないドロップダウンヒンジなどは全モデル共通で採用する。