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無改造で第6/7/8/9世代Coreが全部使えるIntel H310Cマザー
2019年2月14日 14:59
中国SOYOのホームページで、Intel H310Cチップセットを搭載したマザーボード「SY-狂竜 H310CM-V3H」、「SY-戦竜 H310CM-V3H V2.0」の2モデルの製品情報が公開されている。
今回SOYOが公開したIntel H310Cマザーボード2製品の製品情報によると、ともに第6/7/8/9世代Coreプロセッサを公式にサポートする点が最大の特徴だ。
Intel 100/200シリーズのマザーボードは、Intel 300シリーズと同様のLGA1151ソケットを採用する。本来、第8/9世代Coreをサポートしていないが、BIOS改造などにより利用可能なることがわかっている。しかしIntel 300シリーズチップセットは第6/7世代Coreプロセッサをサポートしておらず、そのまま載せても動作はしない。
一方で、Intel H310Cチップセットは、14nmプロセスで製造されるIntel H310の22nmプロセス版にあたり、限定的ながらWindows 7をサポートするといった特徴があることがわかっているが、SOYOの今回の製品の登場によって、Intel H310Cは事実上H110をベースとしたチップセットであることがわかった。
チップセット | Z390 | Z370 | Z270 | H310 | H310C | H110 |
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製造プロセス | 14nm | 22nm | 14nm | 22nm | ||
対応CPU | Coffee Lake/Coffee Lake Refresh | Kaby Lake/Skylake | Coffee Lake/Coffee Lake Refresh | Kaby Lake/Skylake | ||
ソケット | LGA1151 | |||||
PCI Express | 24(3.0) | 6(2.0) | ||||
USB | 3.1 | 3.0 |
ちなみにH310Cという呼び方はあくまでもマザーボードメーカーが差別化のための呼称のようで、Intel ARKには記載がない。一応、製造プロセスのほかに、Intel Wireless-ACのMACを内蔵しているか否かという違いはあるが、ローエンド市場でそこまで気にするユーザーは少ないという判断だろう。
SOYOのマザーボード2製品は、ともに2基のDDR3メモリスロットや、4つのSATA 6Gbpsポートなどを搭載。違いはバックパネルインターフェイスで、H310CM-V3HはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI、ミニD-Sub15ピン、PS/2×2、音声入出力なのに対し、H310CM-V3H V2.0はUSB 2.0が2つ多い。