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「Intel H310Cチップセット」は14nmから22nmプロセスに“逆戻り”

Intel H310Cチップセットを採用したColorfulの「断剣C.H310M-E V20」

 Intelは8月より新しい「Intel H310C」チップセットを出荷開始しており、一部マザーボードメーカーが採用しはじめているが、実際にIntel H310Cを使ってマザーボードを製造しているColorfulによると、Intel H310Cは22nmプロセスを利用して製造されたものだという。

 Intelは4月に、メインストリーム向けのIntel H370/Q370/B360チップセットとともに、ローエンド向けのH310を投入したが、このときはシリーズ共通で14nmプロセスを採用していた。

 仮に同じ規模の回路を実装する場合、ダイサイズ的には14nmプロセスのほうが小さく、14nmプロセス自体もこなれてきているため採算が採れるはずだが、あえて22nmに戻すということは、逼迫していると噂される14nmの製造ラインの一部を確保するためのやむを得ない処置の可能性は大きい。

 Intel H310Cは限定的ながらWindows 7やDDR3メモリをサポートするなど、Intel H310にはない特徴もある。