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Coffee LakeでWindows 7が使える? ColorfulのIntel H310“C”マザー

断剣C.H310M-E V20

 第7世代Coreプロセッサ(Kaby Lake)およびRyzen以降のプラットフォームは、Windows 7に対するサポートがなく、基本的にWindows 10しか使えない。しかしどこかで需要があってか、Intelはローエンドのチップセット「H310」をWindows 7に対応させる予定のようだ。

 中国Colorfulによると、8月下旬より、「断剣C.H310M-E V20」と「断剣C.H310M-E D3 V20」と呼ばれる2種類の新しいマザーボードを投入する予定だ。この2製品では新たに「Intel H310C」と呼ばれるチップセットを採用し、第8世代Coreプロセッサ(Coffee Lake)に対応しながらも、Windows 7をサポートするのだという。

 ただしその“サポート”は限定的のようで、Intel Management Engineや、チップセットの機能を認識させるINFファイル、オーディオおよびネットワークドライバに関しては、Windows 7対応のものが提供されるが、第8世代Coreプロセッサ内蔵グラフィックスのドライバについては提供されない。正常動作させるためには、別途Windows 7に対応したビデオカードを用意する必要があるとしている。

 いずれの製品もフォームファクタはmicroATX。断剣C.H310M-E V20はDDR4メモリ、断剣C.H310M-E D3 V20はDDR3メモリに対応し、最大32GBまでの容量をサポート。ストレージインターフェイスは共通でSATA 6Gbps×4。拡張スロットはPCI Express 3.0 x16×1、同x1×1。

 インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、PS/2、音声入出力などを搭載する。

GIGABYTEもWindows 7対応モデルを準備中か?

 なお、GIGABYTEの製品情報にも、「H310M DS2V 2.0」、「H310M S2 2.0」、「H310M DS2 2.0」、「H310M H 2.0」と呼ばれる4製品がひっそり追加されている。こちらはIntel H310チップセット搭載とだけ書かれているものの、ドライバのダウンロードページにはWindows 7対応ドライバが用意されており、Colorfulの製品と同様にWindows 7に対応するとみられる(仕様上はWindows 10のみの対応)。

 ちなみに、“2.0”が付かない従来の製品に関しては、ダウンロードページにWindows 7のドライバがないのは今までどおり。これらの製品に対し“2.0”からダウンロードできるWindows 7ドライバが適用できるかどうかは不明。