やじうまミニレビュー

軽さと性能を両立。GeForce RTX 5060搭載で1.5kg切りの軽量ゲーミングノート

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。
ASUS TUF Gaming A14 FA401GM(FA401GM-AI9R5060)。直販価格は49万9,800円

 PCの価格高騰傾向は相変わらずだが、だからこそ「少し高価でも、長く使える汎用性の高い製品が欲しい」という需要は少なくなさそうだ。こういう場合、ラップトップ型で比較的軽量なゲーミングPCは魅力的な選択肢になり得る。ASUSの「TUF Gaming A14 FA401GM(FA401GM-AI9R5060)」は、まさにそんな需要にマッチするノートPCといえる。

 CPUにAMD「Ryzen AI 9 465」、GPUに「GeForce RTX 5060 Laptop」を搭載する14型ゲーミングノートPC。注目すべきは重量1.5kg切りという可搬性の高さで、サイズとシンプルめな筐体デザインも相まって、さまざまなシーンで活躍できそうな製品といえる。

 この記事では「TUF Gaming A14 FA401GM」の製品サンプルをもとに、その実力を簡単にチェックしていこう。

ビジネスノートPC級の筐体にゲーミング性能を凝縮

 2026年モデルの「TUF Gaming A14」シリーズは複数のラインナップがあるが、今回の「FA401GM」は、NVIDIAのディスクリートGPUを採用したメモリ32GB/ストレージ1TBのモデル。メモリ16GB/ストレージ512GBモデルも併売されるが、こちらは直販価格が6万円安価なので、どちらを選ぶかは悩ましいところ。個人的には、バランスの良いメモリ32GB/ストレージ1TBモデルを選んでおくことをおすすめしたい。

 CPUのRyzen AI 9 465は10コア/20スレッド構成で、内訳は高性能コアであるZen 5コアが4基、高効率コアであるZen 5cコアが6基となる。動作クロックは最大5GHz(Zen 5)および最大3.3GHz(Zen 5c)で、ゲーミングノートPC向けCPUとしての処理能力はまずまずといったところ。AI系アプリの処理能力に優れるNPUも搭載し、最大演算性能は50TOPSと、いわゆるCopilot+ PCに求められる基準をクリアしている。

CPUは「Ryzen AI 9 465」。TDPは28Wと比較的省電力だが、最大50TOPSのNPUも内蔵している
GPUは最大消費電力115Wの「GeForce RTX 5060 Laptop」。VRAM容量8GBがやや足を引っ張る場面はあるものの、性能は高め
CPU内蔵の「Radeon 880M」も搭載。基本的に、負荷が低いときはこちらのGPUが使用される

 GPUはディスクリートのGeForce RTX 5060 LaptopとCPU内蔵の「Radeon 880M」を併載しており、工場出荷時の設定ではゲームなどの高負荷動作時にのみGeForce RTX 5060 Laptopが動作する。ゲーム中に活用することになる。

 GeForce RTX 5060 Laptopに関していえば、CUDAコア数が3,328基で、DLSS 4.5にも対応するなど十分なパワーを備えている反面、VRAM容量が8GBと多くないことが足を引っ張る場面があることには注意したい。

 本製品はディスプレイの最大解像度が2,560×1,600ドットとかなり高めなので、特にAAA級タイトルを最高画質プレイする場合は、少し力不足を感じることもあるだろう。解像度をフルHD前後に落とす、画質を調整するなどの工夫をしたい。

ディスプレイは14型で、アスペクト比は最近のトレンドである16:10。リフレッシュレートは最大165Hz

 本体サイズは311×227×16.9~19.9mm、重量は約1.46kg。すでに述べている通り、ゲーミングノートPCとしては非常に軽量であり、14型クラスの筐体サイズも相まって可搬性は非常に良好だ。毎日の持ち運びも苦にならない重さなので、ゲーミング用途はもちろん、生成AIの利用を想定したクリエイティブPCとしても活用できるだろう。ちなみに、ディスプレイは165Hzのハイリフレッシュレート表示に対応している。

右側面にはUSB 3.2 Gen 2に加え、USB 3.2 Gen 2 Type-C、microSDカードスロットを用意
左側面には電源ポート、HDMI端子、USB4、USB 3.2 Gen 2、ヘッドフォン・マイクジャックを備える

 インターフェイスはUSB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 2基、HDMI、microSDカードスロット、ヘッドフォン・マイクジャックと、モバイルも狙えるノートPCながら比較的充実しているのが特徴。ネットワークはWi-Fi 6Eに対応するが、そのままでは有線接続が使えないため、必要なら別途アダプタを用意しておくといい。

端にロゴを配置したシンプルな天板
筐体は最近の14型ビジネスノートPCとほとんど変わらないサイズ。重量も抑えられており、無理なく持ち運べる
画面上部にはWebカメラを搭載

ゲーム性能を検証

 ASUS TUF Gaming A14 FA401GMの性能をいくつかの実ゲームで計測してみよう。

 今回は、最新タイトルである「バイオハザード レクイエム」に加え、「Cyberpunk 2077」の2タイトルでフレームレートを計測した。なお、計測時にはArmoury Crateから動作モード「Turbo」を適用している。

独自アプリ「Armoury Crate」から動作モードを選択可能。今回は「Turbo」を選択した
「バイオハザード レクイエム」では、解像度を2,560×1,600ドットに固定し、ゲーム内マップ「療養所」の一定コースを移動した際のフレームレートを「FrameView」で計測した。画質「中」と「最高」の2パターンで計測しているが、最高画質では(おそらくVRAM容量の影響で)時折フレームレートが落ちる場面があり、やや気になった。中画質であればほとんど問題なくプレイ可能だが、フルHD前後まで解像度を落としてもいいかもしれない
「Cyberpunk 2077」は、解像度を2,560×1,600ドットに固定し、ゲーム内ベンチマークモードで「ウルトラ」および「レイトレーシング: ウルトラ」のフレームレートを計測した。さすがにレイトレーシングは重いものの、「ウルトラ」ならほぼ快適

 本体ディスプレイの最大解像度である2,560×1,600ドットで計測しているため、全体のフレームレートはそこまで高くないように見えるかもしれないが、2つの高負荷タイトルをしっかりプレイできるだけのパワーを出せている点は高評価だ。本体重量1.5kg未満のゲーミングPC、という前提を考慮に入れれば、十分すぎる結果といえるだろう。

最大のポイントはやはり軽さ。どこでもゲームしたい人に

 ASUS TUF Gaming A14 FA401GMは、多くのゲームをフルHD~WQHD前後の解像度設定で快適にプレイできるゲーミングノートPCだ。この性能を、14型前後のビジネスノートPCとほとんど変わらない感覚で持ち運べるのが最大のポイントで、やはりPCを自宅から持ち出す機会の多い人におすすめしたい。ゲーミングノートPCにゲーム用途以外の“汎用性の高さ”を求める人には特にぴったりのモデルといえるだろう。