Windows 11便利テク
Windows上からAndroidスマホ経由でSMSや電話を使う
2022年5月27日 06:43
Windows 10の時代からWindowsにはスマートフォンとの連携機能が搭載されてきたが、Windows 11でもこの機能がリニューアルされた。Androidスマートフォンを連携させ、SMSを送信したり、電話をかけたりできるようにしてみよう。
スマホ連携リンクを利用する
スマホ連携リンクは、従来、スマホ同期として搭載されていた機能の最新版だ。3月末に[スマホ連携リンク]というアプリに更新され、デザインなどが更新された。
ネットワーク経由でPCとスマートフォンを連携させることで、Windows上からスマートフォンを操作できる機能で、以下のような機能が利用可能となっている。
テレワークの普及などでPCの画面を眺めている時間が長くなると、うっかりスマートフォンの着信やSMSを見逃しがちだが、この機能を利用するとPC上でスマートフォンのSMS通知なども確認できるうえ、SMSならそのままPC上で返信することもできる。
アプリ
スマートフォンの画面をPC上に表示し、アプリなどを操作することができる。ただし、対応機種(Surface DuoやSamsung端末)のみ。
アプリインストールして連携
使い方は簡単だ。Windows 11の[設定]の[Bluetoothとデバイス]から[スマホ同期(こちらは名称が古いまま)]を起動するか、スタートメニューから[スマホ同期リンク]を起動し、画面の指示に従って設定を進める。
Androidスマートフォンに[Windowsにリンク]アプリをインストールし、PCの画面に表示されたQRコードを読み取ってスマートフォンとWindowsを連携させる。スマートフォンの画面にいくつかアクセス許可の要求が表示されるので、すべて許可すれば連携は完了だ。
注意点としては、連携はネットワーク経由で行なわれるので、Windowsとスマートフォンを同じWi-Fiに接続しておく必要がある。
なお、初期セットアップでは[通知]と[通話の履歴]の許可が実行されないため、[スマホ連携リンク]で通知と通話履歴が表示されない。これらは、後から許可を与える必要がある。スマホで[Windowsにリンク]アプリを起動した状態で、[スマホ連携リンク]の[スマートフォンの設定を開く]を実行することで、スマートフォン側で許可を求めるメッセージが表示されるので許可しておく。
これで上記のようなスマートフォンとの連携機能が利用可能になる。ネットワークが届く範囲なら利用可能なので、スマートフォンを離れた充電台などに置きっぱなしにしたままでもSMSや通話を利用可能だ。