Windows 11便利テク
PCの動作があやしいときに役立つ「Windows 回復環境」
2022年5月13日 06:35
更新やドライバのアップデートなどで、PCの動作が不安定になったときに役立つのが「Windows 回復環境」だ。自動的に起動する場合もあるが、手動で起動することもできる。また、USBの回復ドライブを使って起動することもできる。いざというときのために方法を確認しておくと安心だ。
回復環境で何ができるのか?
Windows 回復環境(Windows RE)は、Windows 11が起動できなくなったときなどに利用するトラブルシューティング用の環境だ。UEFI(BIOS)メニューの呼び出しやPCを初期化するときなどにも使えるが、以下のような機能を使ってWindows 11の修復を試みることができる。
UEFIファームウェアの設定
マザーボードのUEFIを呼び出せる。
回復環境を起動するには
Windows 回復環境は大きく3つの方法で起動できる。
自動起動
もっとも一般的なのは自動的に起動する方法だ。以下のような場合、自動的にWindows 回復環境が起動する。
- 2回連続でWindowsの起動に失敗した場合
- 起動完了から2分以内に連続して2回予期しないシャットダウンが発生した場合
- 起動完了から2分以内に連続で2回システムが再起動した場合
- セキュアブートエラーが発生した場合
つまり、Windows 11が起動しないというトラブルが発生した場合、根気よく(上記の通り連続2回失敗するまで)、起動を繰り返すことで自動的にWindows 回復環境が起動する。
Windowsからの起動
Windowsが短時間でも起動する環境の場合は、スタートメニューやログイン画面の電源ボタンから、[Shift]キーを押しながら[再起動]を選択することで、Windows 回復環境を起動できる。
特殊キーを使った起動
メーカー製のPCの場合、メーカーによって回復環境を起動する特殊キーが設定されている場合がある。キー割り当てはメーカーによって異なるが、[F11]や[F12]、またはキーボードの[サポート]などのボタンを利用する場合がある。