Windows 11便利テク

英語版のWindows 11を日本語環境にする

仮想マシンなどでは英語版のWindowsがプロビジョニングされることがある

 Hyper-Vのクイック作成やWindows 365のクラウドPCなど、最近では英語版でプロビジョニングされたWindowsを利用する機会も少なくない。英語版のWindowsを日本語化する手順は簡単なので、覚えておくと便利だ。

言語とリージョン、タイムゾーン、キーボードの4つを変更

 Hyper-Vのクイック作成やWindows 365などで英語版のWindows 11が起動し、戸惑った経験がある人も少なくないかもしれない。

 しかし、Windows 11はマルチランゲージに対応したOSなので、[設定]から利用したい言語を設定すれば簡単に日本語環境で利用することができる。設定が必要なのは、言語の追加、リージョンの選択、キーボードレイアウト、タイムゾーンの設定の4つだ。これで日本語環境で問題なく利用可能になる。

言語パックの追加

 まずは言語パックを追加する。[Settings]の[Time & Language]で[Add a Language]ボタンをクリックし、一覧から[日本語(Japanese)]を選択し、すべての設定をオンにしてパッケージをインストールする。

[Add a Language]で言語パックを追加する
Japaneseなどで検索して日本語を追加する
すべてのチェックをオンにしてインストールする
Englishは削除してかまわない。完了したら、サインアウトか再起動する

国または地域を選択

 日本語化されるが、まだ一部の設定が必要。[設定]の[時刻と言語]の[国または地域]で[日本]を選択する。

地域で日本を選択

キーボードを変更

 環境によっては、キーボードが英語配列になっている場合があるので、日本語配列に変更しておく。追加した言語パックの[日本語]の[…]をクリックして[言語のオプション]を開き、[キーボードレイアウト]で[日本語キーボード(106/109キー)]を選択する。

言語のオプションを表示して、[キーボードレイアウト]を変更
[日本語キーボード(106/109キー)]を選択

タイムゾーンを変更

 [設定]から[時刻と言語]の[日付と時刻]を開き、[タイムゾーン]を[(UTC+9:00)大阪、札幌、東京]を選択

[(UTC+9:00)大阪、札幌、東京]を選択