こんにちは、黒田瑞貴です! レトロゲーム企画13本目の今回は、1989年にコーエーテクモゲームス(旧光栄)から発売された「三国志II」をプレイしていきます! Steamで1,320円で購入可能です。
この連載ではマウスコンピューターさんの「G-Tune P5」を利用しています。主な仕様は、Core i5-11400H、メモリ16GB、SSD 512GB、GeForce GTX 1650、15.6型フルHD液晶を搭載しています 今から約33年前のPC-8801用の歴史シミュレーションゲームで、同社の三國志シリーズの第2作目にあたる今作品。歴史好きの方も含めファンの方は多いのではないでしょうか!?
プレイヤーは三國志に登場する英雄(君主)の1人になり、自国の繁栄のためにさまざまな政策を実施していきます。内政に励み国を豊かにしたり、軍事や外交、計略などのコマンドを駆使し、他国の君主を倒していく。内外を充実させながら、最終的に41ある古代中国の国々を統一するのがこのゲームの目標になります!
PC-8801以外にもMSX2、X68000、Android版など、さまざまなプラットフォームで発売している今作品は、機種によって4人、8人、12人までのマルチプレイが可能です。
以前プレイしたシステムソフトの「天下統一」も歴史無知の私には結構難しかったのですが、果たして今回は日本史ですらないけど、大丈夫なのか……!?不安が残りますが、まずはゲームを起動するとレトロな音楽とともに、紀元2世紀の末からの歴史の説明が流れてきます。画像のように挿絵もあるので、ありがたいですね('ω')。文章だけなら確実に寝る量がありました。
オープニングが終わるとシナリオ選択画面に移ります。シナリオは全部で6種類。
- 董卓洛陽を騒がし群星起つ(董卓の横暴) 189年
- 群雄割拠し盛んに覇を競う(曹操の雄飛) 194年
- 劉備荊州に潜み脾肉を嘆ず(劉備の雌伏) 201年
- 曹操華北を制し天下を望む(諸葛亮登場) 208年
- 天下三分し関羽荊州を守る(関羽の奮戦) 215年
- 魏・呉・蜀鼎立し三國成る(三國の鼎立) 220年
時系列順になっており、「3くらいからが面白いよ!」とリスナーさんにオススメされたのですが、シナリオ1には「洛陽」の文字が!!!これはキ〇グダム好きの私としては、あの洛陽なのか気になるところ! キ〇グダムは三國志の前の話なので、その後の洛陽なのか、どうなっているのか気になりシナリオ1からやることにしました!
シナリオを選択すると次は英雄(君主)の選択画面です。Steam版は11人の君主+プレイヤー自由選択の合計12通りから選ぶことができます。
1曹操 2劉備 3孫堅 4袁紹 5袁術 6馬騰 7劉焉 8劉表 9董卓 10公孫瓚 11陶謙
「曹操ってあの曹操!?」
「劉備はさすがに分かる!!」
無知な私でも知っている、歴史上の英雄たちがばばんと並んでいます! これはテンション上がりますね♪
ただ、どんな人なのか名前以外で詳しく知らない私は、オススメされた比較的簡単そうな劉焉でまずは中華統一を目指す事にしました! ちなみにプレイヤーの自由選択を選ぶと名前、年齢、性別などを決め、知力、武力、魅力を設定することができます。
- ゲームレベル
- 他国の戦争を見るか否か
- ゲームモードの選択
が続きます。ゲームレベルは初級~上級まであり、まずは初級!!戦争は見ない。ゲームモードは忠実モードと仮想モードがあり、忠実を選択することにしました!
ここまで決めたらゲームスタートです!
ゲームは189年の1月春から始まり、選んだ君主の領土に加え、詳細なデータがここで表示されます。なるほど、劉焉はスタート時から3国持っているし、それに伴い人口や軍資金もある……。しかも隣接する国がないので焦らずゆっくりスタートできるんですね!
まぁ、初回ですし、ゆっくりまずはこのゲームを理解しよう!とコマンドを開くと……。コマンド0~19の文字が。ん? 全部で20個あるってこと???多くない??
詳しいことが分からないので、とりあえずここでマニュアルを開くことに。
メインコマンド一覧。
ズラァアアアアアアアアアア。
……('ω')
すっごい量のコマンド……。マニュアルが約50ページありました('ω')。
1つのコマンドにも、進むとさらに選択肢が出てくるので、実際は20以上のことができます。シンプルにすごい。
ただ…、うーーーん……。1回では覚えられる気がしないので、まずはこれを紙に印刷するところから始めようかな('ω')!!!!
一気に暗記は無理そうなので、ひとまずこのマニュアルとにらめっこしながら、プレイしていくことに!!きっと統一するころには全部覚えているだろう!!!頑張れ私の脳みそ!!
劉焉は土地的に背後をとられる心配も、いきなり国が攻め込まれる心配もないので、まずは自国を豊かにすることにしました!
毎月1回、各国の君主、太守、武将ごとにターン(コマンド出しの機会)が回ってきます。プレイヤーは1人1人にコマンドを指示し、全ての指示を終えると実行されていきます。コマンド実行の成果は、実行させた武将の能力値が左右しきます。
コマンドは開発、治水あたりが、自国の発展っぽい……。とりあえずのコマンド出しをしてみました。武将1人1人、もちろん能力値が違うので、発展に明るい武将なんかも今後探さないと!
なんでも、やってみないと分からない! 進軍したり兵を動かしたりして、少し進めていると「金がありません」の文字。え!?もうないの!?全然見てなかった( ;∀;)!!武将を移動させるときに一緒にお金も移動させてしまったりして、いきなり金欠になってしまう国がでてしまいました!!
毎年7月にお金やお米が入ってくるそうなんですが、そこまでは一文なし。他の国から送ることもできるので、なんとかこのまま耐えしのぐことに……。
7月が来て少しのお金とお米が入ってきたところで、陶謙からの使者の孫乾が来ました。密書を持っていて、どうするか迫られます。
悩んだ末に、捕らえることに。その後の処遇も1:配下にする、2:首を斬る。と選択式! 自由度の高さがすごい。いきなりひっ捕らえて首を斬るなんて……。なんか可哀想で、選択肢は配下にするにしました。
この自由度の高さが、自分で歴史を動かしているような感覚にさせてくれますね。
コマンドの多さに四苦八苦していますが、没頭してしまうのも納得。歴史好きならこの1つ1つ細かく決めた戦略で、中華統一を目指せるのは確かにやりこんでしまいますね!
次回はもっと踏み込んで三國志の世界に行ってみたいと思います! ご清覧ありがとうございました。