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大切なデータの長期保存に最適! パイオニアから100年保存を実現するアーカイブ向け光学ドライブ&ディスクの新製品が登場

個人であれ、法人であれ、いつの時代でも頭を悩ませるのが、大切なデータのバックアップ方法である。特に近年では、金銭目的のサイバー攻撃が急増しており、その対策としてデータのバックアップが重要視されるようになってきている。

また、日本国内では2022年1月に改正電子帳簿保存法がスタートし、2023年10月にはインボイス制度の施行も控える。サイバーセキュリティ対策としてだけでなく、日本国内の新しい法制度への対応などから個人、法人を問わず大切なデータを守るための保険としてのバックアップの重要性は増している。

そこで注目したいのが、パイオニアが発売した世界初の「JIS X6257」規格のDM機能に準拠したアーカイブ用BD/DVD/CD対応の光学ドライブ「BDR-WX01DM」とJIS X6257対応の「IPS-BD11J03P」だ。

世界初の「JIS X6257」規格のDM機能に準拠したアーカイブ用BD/DVD/CD対応の光学ドライブ「BDR-WX01DM」。USB接続の外付け型ドライブとなっている

第三者機関である公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)からJIS X6257に準拠する初期記録品質と長期保存性能の認証を取得したDM for Archvie対応のBD-Rディスク。3枚組のIPS-BD11J03Pも用意される

光学ドライブのトップメーカーであるパイオニアは、今回アーカイブ向けの高品質ドライブを用意しただけでなく、対応ドライブ「BDR-WX01DM」で使用した場合にデータの100年保存を実現したJIS X6257対応のBD-Rディスク「IPS-BD11J03P」も用意した。データのバックアップ/アーカイブ向け製品として、死角がなくなった同社のBDR-WX01DMとIPS-BD11J03Pを例に、光ディスクを活用したデータ保存のメリットを見ていこう。

データの最終保存媒体に最適な光ディスク。サイバー攻撃の備えとしても最適

光ディスクは、数あるバックアップ手法の中でも、手軽で確実、費用対効果と信頼性に優れる手法として以前から広く知られたデータのバックアップ手法であったが、現在では、データの最終保存媒体として極めて優れた特性を実現していることに加え、サイバーセキュリティ対策としても有効であることが認知されてきたことによって、再度、大きな注目を集めている。

というのも、光ディスクは、追記型ディスクと呼ばれるデータの書き換えを行なえないタイプの記憶媒体が主流だ。追記型ディスクは、書き込み済みのデータの”物理的”な改ざんが行なえないという特長を備えている。

光ディスクは、1回書き込み型のデータ書き込みが1度のみのCD-RやDVD-R、BD-Rなどの追記型ディスクが主流。追記型ディスクとは記録したデータを消せないため、改ざん対策として有効だ

また、光ディスクは、そもそも記憶媒体を取り外せるため、データのバックアップを実行するときのみ記憶媒体をドライブにセットすれば良く、サイバー攻撃によるデータの改ざん等の攻撃を限りなく回避できる。このような光ディスクならではの特長は、大切なデータを暗号化して人質にし、金銭を要求するサイバー攻撃への備えとして非常に有効性が高いのは誰の目からみても明らかだ。

光ディスクでは、記憶媒体をドライブから取り出して別な場所に保管できる。記憶媒体を取り外せるため、データをサイバー攻撃のリスクから守ることができる

さらに、光ディスクは適切な品質で記録されていれば、10年から20年の長期間のデータ保存が行なえることが広く知られている信頼性の高い記憶媒体でもある。JIS X6257に準拠にした特定の光学ドライブとディスクの組み合わせで利用すると、100年以上という長期間に渡るデータの保存も可能になる。

●100年以上の保存性能についての寿命推定試験結果

また、光ディスクは、水に濡れたぐらいでは記録データを読めなくなることもないほか、静電気によって壊れることもなく、落としたぐらいでは壊れたりしないという物理的なディスクの壊れ難さも兼ね備えている。光ディスクは、記憶媒体の保管に電気が不要で特別なコストをかけることなく、ケースに入れ直射日光や高温を避けるなど比較的容易な環境で長期間のデータ保存を実現しているエコなバックアップ媒体でもある。

光ディスクは、水や静電気、衝撃にも強い

3-2-1ルールの適用でデータ損失リスクを低減。光ディスクを活用することでリスクが低減

光ディスクは、このように大切なデータの長期保存用としてだけでなく、サイバー攻撃に対する備えとしても有効性の高いデータのバックアップ手法でもあり、これを活用しない手はないが、通常は、3-2-1ルールに従って、複数の手法を活用し、適材適所で運用することがオススメだ。

3-2-1ルールとは、「メインで利用するデータの保存媒体以外に2つ以上のバックアップを作成し、合計”3つ”以上のコピーを当初から用意しておくこと」「”2種類”以上の異なる記録媒体を使用すること」「”1つ”のコピーは、物理的に離れた場所に保管すること」という3つのルールの総称だ。このルールを適用してデータのバックアップを行うことで、大規模災害の発生やサイバー攻撃を受けた場合にもデータ損失のリスクを低減し、迅速な復旧を行なえる。

データのバックアップ方法には、さまざまな方法があり、それぞれにメリット・デメリットがある。光ディスクは、データの最終保存媒体として理想的ともいえる特性を備えている

光ディスクは、3-2-1ルールの中の「物理的に離れた場所に保管すること」というルールを実現する上で最適な方法といえる。例えば、従業員の多い法人では、NAS/共有ストレージサーバー、クラウドなどともに光ディスクにもバックアップを保存することで「3-2-1ルール」を実現できる。また、中小企業や個人事業主、個人利用の場合も基本的には「3-2-1ルール」を適用が望ましいが、予算の都合などによっては、NAS/共有ストレージサーバーと光ディスク、クラウドと光ディスクといった「2-1ルール」でもかまわないだろう。ポイントは、サイバー攻撃などに備えて「物理的に離れた場所に保管」という重要なバックアップの要素を光ディスクで実現しておくことだ。

光ディスクであれば、比較的導入コストも安価で済む。例えば、予算の問題からシステム構築が難しい個人事業主や中小企業などでも、スモールスタートで安心・安全なバックアップを用意できる。大手企業などの場合も、重要な経理や財務データのみを光ディスクに保存しておくといった使い方やアクセス頻度が低いコールドデータを光ディスクに保存しておくといった使い方も考えられる。

品質が管理されたディスクで信頼性を向上。DM for Archvieで100年以上の長期保存を実現

光ディスクは、大切なデータを保存しておくということに関して理想的ともいえる特性を備えている。しかし、これまでの光ディスクは、データの長期保存を確実に行なうための不安材料も抱えていた。データの長期保存を確実に行なえる品質が管理された光ディスクの媒体を入手する方法がほぼなかったからだ。

光ディスクにおいて、確実なデータ保存を実現するには、一定水準以上の初期の記録品質が求められる。そして、この記録品質は、高精度な記録を行える記憶装置(光学ドライブ)と光ディスクの両方が必要で、「JIS X 6257:長期データ保存用光ディスクの品質判別方法及び長期保存システムの運用方法」で求められている規定の記録品質と運用法を満たせば、100年を超える長期保存性能も可能だ。

しかし、現在の家電量販店などで購入できる光ディスクは品質のバラツキが大きく、記録品質は安定しない。つまり、一般に販売されている光ディスクでは、いくら高精度な記憶装置を用意しても長期保存の目安となるJIS X 6257で規定された記録品質を満たせない可能性がある。

家電量販店などで購入できるBD-R。市販の光学ディスクは品質のバラツキが大きく、長期保存性能を満たす記録品質が得られない場合がある

これを解消する手段として、これまではM-DISCというデータの長期保存を前提として開発された光ディスクが利用されてきた。だが、M-DISCも初期の記録品質はある程度は管理されているものの、一企業のオリジナル規格でもあり、JIS X 6257の規定の記録品質を満たせる保証はない。M-DISCは、家電量販店などで購入できる一般的な光学ディスクよりも確かに信頼性は高く、より長期に渡る保存を期待できると記憶媒体ではあることは間違いないが、JIS X 6257規格準拠の厳密な意味での長期保存性能を備えていないという不安を解消するにはいたらないのだ。

「M-DISC」は、記録データの長期保存を前提として開発された光ディスクで、大手家電量量販店やネット通販などで容易に入手できる。一般的なBD-Rなどの光学ディスクよりも高価だが、より優れた記録品質を期待できるほか、長期保存も期待できる

そこで注目したいのが、パイオニアがアーカイブ向け光学ドライブ「BDR-WX01DM」とともに発売したDM for Archive対応ディスク「IPS-BD11J03P」である。DM for Archive対応のこのBD-Rディスクは、アーカイブ用光ディスク製品認証を取得済みのディスクとなっている。アーカイブ用光ディスク製品認証とは、第三者機関である公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が行なっている認証制度だ。特定の光学ドライブで利用した場合という制限はあるが、JIS X6257に準拠する初期記録品質と長期保存性能を備えることを認証する制度である。

DM for Archive対応ディスクは、3枚組となっている。現在は記憶容量25GBのBD-Rディスクのみだが、今後は2層50GBなども追加される予定だ

表面にはDM for Archive対応であることが刻まれている。パイオニアのWebサイトや家電量販店でも購入できる

DM for Archive対応のこのBD-Rディスクに、DM for Archive対応ドライブであるBDR-WX01DMで専用ライティングアプリ「DM Archiver」を使用し、データを保存した場合にJIS X6257で規定された記録品質でデータを保存でき、JIS X6257で規定された運用法を守ることで100年以上のデータの長期保存も可能になる。

DM for Archive対応のドライブ「BDR-WX01DM」

世界初「JIS X6257」規格のDM機能に準拠した光学ドライブ「BDR-WX01DM」。購入ページはこちら

専用アプリで代替処理機能を活用したJIS X6257準拠の高品位記録を実現

また、アーカイブ向けの高性能光学ドライブであるBDR-WX01DMは、専用ライティングアプリ「DM Archiver」が付属しており、通常のライティングソフトでは対応していないJIS X6257に準拠したDM for Archive記録が、容易に実現できる。

専用ライティングアプリ「DM Archiver」の画面。DM Archiverは対応ドライブと対応ディスクを利用した場合のみ使用できる

専用ライティングアプリ「DM Archiver」を利用すると、ドライブにセットした光ディスクがDM for Archive対応ディスクかどうかを確認できる

DM Archiverを使用したこのデータ記録は、実データの記録と記録品質の確認が一連のデータ記録の操作中で実行される。そして、記録品質の確認においてJIS X6257の品質基準を満たさないと判断された場合は、あらかじめ確保されている代替エリアにデータを代替記録することで記録品質を満たす仕組みとなっている。この代替記録によって、JIS X6257準拠のデータ記録/記録品質を確実なものとしている。

専用ライティングアプリ「DM Archiver」で記録を行なうと、データの記録を行なったあとに、記録品質の確認が必ず実行され、必要に応じて代替処理が実施される

また、DM Archiverによって記録されたBD-Rディスクは、再生互換性も考慮されている。記録済みディスクは、BDR-WX01DM以外の別の光学ドライブで問題なく読み出せるほか、専用リーダーをインストールしなくてもOS標準の機能で読み出せるように設計されている。また、パスワードを設定し記録データに暗号化を施しておくこともでき、DM Archiverでデータを記録したかどうかを確認することもできる。

専用ライティングアプリ「DM Archiver」を利用すると、JIS X6257に準拠したDM for Archiveでデータを記録できているかを確認することもできる

パスワードを設定してデータの記録を実行すると、書き込むデータを暗号化して記録できる。また、記録データの暗号化の解除は、専用ライティングアプリ「DM Archiver」の「暗号化解除」タブから行なえる

大切なデータの保存はパイオニア製品がオススメ。DM for Archive対応ディスクは他製品でも活用可能

これまでの光学ドライブでは、どの記憶媒体を利用すれば確実に高品質な記録が行なえ、安心かといったことを判別するすべがなかった。しかし、DM for Archive対応のBD-Rディスクは、BDR-WX01DMのみという条件があるものの記憶媒体としての長期保存性能がJIIMAによって認証されている。これによって、安心安定の高品質記録を実現でき、長期保存を実現する記憶媒体としてこれ以上ない安心感をもって活用できる土壌も整った。

さらに、BD-Rはディスク記録面側およびディスク外周端面にハードコートが施されていた。このハードコートは、非常に強力で、簡単に傷をつけることができないだけでなく、ホコリや指紋、汚れなどがつきにくく、仮に指紋や汚れなどが付いてしまっても拭き取ることができた。

BD-Rはこういった特長があり、CD-RやDVD-Rと比べてより長期間の保存を期待できる記憶媒体であったが、DM for Archive対応のBD-Rディスクは、それらに加えて長期保存に適した独自の記録膜の採用や厳格な品質管理によって、BDR-WX01DMとセットで利用した場合に、100年以上という長期保存を実現している。

DM for Archive対応のBD-Rディスクは、独自の金属窒化物記録膜、Metal Ablative Recording Layer (MABL) が採用され、不可逆性を備えた溶融 (ablation) 方式でデータが記録される。溶融方式は、真の追記性を有しているとされ、長期保存に適したデータの記録方式である。

また、DM for Archive対応のBD-Rは、一般に販売されているBD-Rより厳しい検査基準を用いて厳格な品質管理がなされているほか、寿命推定試験結果に基づいた検査基準で全ロット加速試験を行ない、それに合格したディスクのみが出荷されている。これによって、データ再生不良が発生する確率を低減している。

このように非常に高い品質基準で管理されているDM for Archive対応ディスクは、BDR-WX01DM専用ディスクというわけではなく、BDR-WX01DM以外の光学ドライブでももちろん利用できる。

BDR-WX01DM以外の光学ドライブで利用した場合の記録品質が、JIS X6257で規定された基準を満たすわけではないが、特にパイオニアの光学ドライブを利用しているユーザーにとっては、一般に販売されているBD-Rに対してはもちろん、M-DISCと同等かそれ以上の記録品質を実現できる記憶媒体として期待できる。このため、DM for Archive対応ディスクを大切なデータの保存用に活用するという方法もあるだろう。

光学ドライブ/ディスクを牽引してきたパイオニアは「DM for Archive」対応のBDR-WX01DMに限らず、ドライブのラインナップも充実している。自分のライフスタイルや用途に合わせたモデルも選択できる。

法人だけでなく個人においても、扱うデータは増え続けているだけでなく、凶暴化するサイバー攻撃に対する備えも欠かせなくなった。DM for Archive対応ディスクも用意され、記憶媒体としての長期保存性能も認証されたことで、信頼性の高いデータ保存方法として死角もなくなった光ディスクは、大切なデータの保存先として真っ先に検討すべきだろう。

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