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改正電子帳簿保存法施行で脚光を浴びる光ディスク

法人だけでなく個人も大切なデータの保存法を見直すキッカケに!

モノやコトのデジタル化が急速に進み、失っては困る大切なデータの保存法に対する注目度が、年々高まっている。例えば、テレワークが浸透した現在では自宅で仕事を行なうケースも増えているが、仕事で利用する大切なデータを低コストで安全にそして高いセキュリティを維持したまま保管するにはどうすれば良いのだろうか。

また、今年の1月1日から改正電子帳簿保存法が施行されたが、これには、帳簿書類のデータのうち、電子取引に関する書類(データ)をそのままデジタルデータで保存することを義務付ける「電子保存の義務化」という大きな改正が含まれている。このため、法人だけでなく個人事業主は、帳簿書類のデジタルデータを”紙”以外のどの媒体に保存すべきかを真剣に検討することは喫緊の課題といえる。

これらの課題や要望に応える解決策として注目を集めているデータの保存法が、光ディスクの活用である。光ディスクは、NASやUSB接続のHDD/SSD、クラウドなど数あるデータ保存法の中でも、特にデータの最終保存媒体として最適な特性を備えているからだ。ここでは、パイオニアの高品質な光学ドライブを例に光ディスクがなぜ大切なデータの保存に適しているのかを紹介しよう。

高品質なことから人気の高い、パイオニアの光学ドライブ。こちらはハイエンドモデルの「BDR-S13J-X」。価格は34,800円

こちらはスタンダードモデルの「BDR-S13JBK」。価格は25,000円

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データ保管の重要性が増した改正電子帳簿保存法

まずは、データ保存に関する喫緊の課題として法人だけでなく個人事業主からも注目されている電子帳簿保存法について簡単に説明しておきたい。電子帳簿保存法とは、保存されているデータが改ざんされていないことを証明するための仕組みの導入など、一定の要件を満たすことを前提に国税関係の帳簿書類をデジタルデータで保存することを認めた法律である。「紙」での保存が原則だった国税関係の帳簿書類の保存にかかるコストや事務の負担を軽減するために1998年から施行され、今年1月1日からは改正電子帳簿保存法が施行された。

国税庁がホームページ上で公開している電子帳簿保存法を紹介したPDFファイル。改正点などが詳しく紹介されている

この改正電子帳簿保存法で特に注意しなければならない変更点が、電子取引に関する書類(データ)の「電子保存の義務化」である。これは、電子メールなどで受け取ったPDFやWord形式の請求書や領収書などの国税関係の書類(データ)を、一定の要件を満たした上で、そのまま保存することを義務付けたものだ。

改正前は、受け取ったデータ(PDFやWordなど)を紙に出力して保存することも認めていたが、改正電子帳簿保存法では、これができなくなった。電子取引は、ネット通販サイトなどでの買い物やオンラインバンキング、クラウドサービスの契約なども含まれているため、事実上、法人だけの問題ではなく、個人事業主にもこの影響が及ぶことになる。電子保存の義務化には、2年間の猶予期間が設けられたが、近い将来、法人だけでなく、個人事業主もこの義務化に対応しなければならない。

また、電子帳簿保存法では、紙で受け取った書類をスキャナでデータ化して保存することも認めているが、改正法では、データ化したら紙の原本を破棄しても良いという事務負荷の緩和も盛り込まれている。しかし、スキャナでデータ化するには、保存データが改ざんされていないことを証明するための仕組みの導入はもちろんのこと、取引後のスキャンと会計処理を最長2カ月+7営業日以内に行なわなければならないといった要件も満たす必要がある(この要件を満たせない場合は、従来どおり「紙」の原本を保管しておく必要がある)。

国税庁では「国税庁動画チャンネル」というYoutubeチャンネルを解説し、動画による改正電子帳簿保存法の紹介も行なっている

このように改正電子帳簿保存法の施行によって、法人や個人事業主は、改正電子帳簿保存法の要件を満たした上で国税関係の帳簿書類の一部またはすべてをデジタルデータで保管する必要が出てきており、これを安全かつ確実に保存する必要性が増している。さらに、国税庁が公開している電子帳簿保存法に関する一問一答では、データのバックアップについて、バックアップの保存は要件ではないとしつつも、「電磁的記録は大量消滅に対する危険性が高く、バックアップデータを保存することが望まれる」として、バックアップ保存の重要性の意義を説いている。

このバックアップ先として最適と考えられるのが、光ディスクである。光ディスクは、失うことのできない貴重なデータの保管先としてさまざまなところで活用されてきており、その信頼性の高さと実績はすでに証明済みだ。

たとえば、図書館や公文書館、文化財センターなどにおいて、JISに準拠し、第三者機関が認証するパイオニアの業務用光学ドライブとともに活用が進んでいる。光ディスクは、単に長期間のデータ保存に向くという特性以外にも、NASやUSB接続のHDD/SSD、クラウドなどの他のデータ保存の方法と比較して数多くのメリットを兼ね備えており、それが高く評価されていることが活用が進んでいる理由だ。

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なぜ光ディスクでデータを保存すべきなのか。光ディスクならではメリットとは?

光ディスクにデータを保存するメリットは多数あるが、中でも注目しておきたい点をいくつか紹介しておこう。まずは、光ディスクの信頼性の高さと長期保存性の高さである。光ディスクは、そもそもデータの記録再生を行なう記憶装置(光学ドライブ)と記憶媒体(光ディスク)が別れている。そしてこれが、光ディスクならではの大きなメリットを生んでいる。

というのは、HDDやSSD、USBメモリーは、記憶媒体が記憶装置と一体化しているため、装置の故障はそのままデータ損失のリスクとなる。しかし、光ディスクでは記憶装置が壊れてても、記憶媒体(光ディスク)を装置から取り外して別の場所に保管できるため、大切なデータを失うことはない。

さらに、広く普及している光ディスクは、記憶装置(光学ドライブ)の入手が容易に行なえるため、記憶装置が壊れても短期間で利用環境を復旧できるほか、別の場所で利用するための環境の確保も容易に行なえる。実際に光ディスクを導入し活用している現場では、機器の入手性が高く再生環境が容易に確保できることは非常に高い評価を得ている。また、特別なスキルを持つ人材を必要としないといった専門性が不要で、誰でも扱える運用しやすい記憶媒体であることを評価する声も多い。

光ディスクは記憶媒体と記憶装置に別れており、記憶媒体を本体から取り外して保管できる。このため、記憶装置が壊れても記憶データが消失することはない

さらに記憶媒体である光ディスクは、極めて高い信頼性も備えている。たとえば、水に濡れたぐらいでは記録データを読めなくなることはないほか、静電気によって壊れることもなく、落としたぐらいでは壊れたりしないという耐衝撃性の高さも備える。一方で、HDDやSSD、USBメモリーなどは、水に濡らしたり、静電気によって壊れてしまう可能性が高いほか、HDDは衝撃に弱く、動作中に誤って落下させたら高い確率で壊れてしまう。

光ディスクは、水や静電気、衝撃にも強い

適切な品質で記録された光ディスクは、適切な環境で保管することで10~20年といった長きに渡る単位で記録データを保存できるという点も見逃せない。保管環境についても光ディスクは、同じように記憶装置と記憶媒体が別れているLTOなどのテープメディアとは比較にならないほど敷居が低い点もメリットだ。

実際のところ、光ディスクは外的要因によって変形しないようにハードタイプのプラスチックケースに収め、記録面に直射日光が当たらないようにして、温度や湿度が高くなりすぎないような場所に立てて保管しておくぐらいで問題はない。光ディスクは、保管環境に少しだけ気をつけておけば、保管コストをほとんどかけることなく、長期間に渡って記録データを保管できる記憶媒体でもあるのだ。実際に光ディスクを導入し活用している現場でも、この保管環境の敷居の低さは、非常に高く評価されている部分でもある。

光ディスクは、保存環境の要件はそれほど厳しくない。直射日光を避けてハードケースに収め、立てて保管するのがオススメだ

その他、光ディスクは、BD-RやDVD-Rなどのライトワンスメディアと呼ばれている追記型光ディスク自体が、データの改ざんを行なえないという特性を備えている点も他の記憶媒体にはない大きな特長だ。BD-RやDVD-Rなどの追記型光ディスクは、一度記録したデータは、消すことができない。このため、データの改ざんを行なったとしても、改ざん前のデータが“消えず”に残されており、その痕跡をかんたんに追跡できる。HDDやSSD、USBメモリなどは、記録データの改ざんを簡単にできてしまうだけでなく、その痕跡を巧妙に隠すこともできてしまうが、追記型光ディスクでは、そのようなことは物理的に行なえない。これはセキュリティ上、大きなメリットと言えるだろう。

光ディスクは、破棄した記憶装置からデータが流出してしまうというリスクがないほか、データが記録された光ディスクを廃棄したいときは、そのディスクを割るなどして壊してしまえばいいという破棄の手軽さもある。HDDやSSDでは、廃棄したドライブの転売によるデータ流出のリスクを回避するため、データを消去するためのコストも必要になるが、光ディスクであれば、コストを掛けることなく破棄でき、リスクも少ないのだ。

追記型光ディスクは、一度記録したデータを消したり、書き換えたりすることができないというデータの改ざんを防ぐための備えをディスク自体の特性として備えている

データの改ざんを防ぐ光ディスクの導入にオススメの光学ドライブはこちら

大切なデータだからこそ信頼できるドライブが必要。高品質でラインナップも豊富なパイオニア製がオススメ

これまでに説明してきたとおり、光ディスクが大切なデータ保存に関して理想的ともいえる特性を備えた記憶媒体であることはご理解いただけたのではないだろうか。では、光ディスクであれば、どの記憶装置(光学ドライブ)を利用しても同じではない点には注意が必要だ。というのは、光ディスクにおいてデータを確実に保存しておくには、一定以上の記録品質を求められる。この記録品質は、高精度な記録を行なえる記憶装置(光学ドライブ)と光ディスクの両方が必要になるからだ。中でも特に光学ドライブの記録精度の高さは、購入時に非常に重要なポイントとなる。

そのため、光学ドライブに関しては、記録品質の高さに定評があるパイオニア製の光学ドライブを特にオススメしておきたい。パイオニアは、同社初の記録型光学ドライブとなるCD-Rレコーダーを1990年代はじめに発売して以降、DVD、Blu-ray Discと30年以上に渡って、光学ドライブ開発製造のリーディングカンパニーとして、多くのユーザーから信頼を獲得してきている。

また、同社は、DVDやBlu-ray Discの開発において大きな功績の残しただけでなく、光ディスク技術の国際標準化に大きく貢献。現在の光学ドライブの普及に大きな貢献も果たしてきた。パイオニアは、光ディスクのすべてを知り尽くした数少ないメーカーでもあるのだ。

パイオニアは光ディスク技術の国際標準化にも大きく貢献している

実際に図書館や公文書館、文化財センターで現在活用されている光学ドライブは、第三者機関が認証した同社の業務用製品が活用されている。業務用製品で培った技術や知見が惜しみなく投入された同社の製品は、高品質な記録が行なえることを特長としており、大切なデータを守るための大きな武器となることは間違いない。

パイオニアでは、PC内蔵用の製品から、USB接続の外付け型の製品、持ち運んで利用できるポータブル型の製品まで、用途に応じて活用できる豊富なラインナップも取り揃えている。どの製品も同社の長年のノウハウや高品質記録に対するコダワリが詰め込まれており、安心して利用できる製品ばかりだ。

なお、光学ディスクについては、国内有名メーカー製のものがオススメだが、大切なデータの保存を行なうことを重要視するなら、「M-DISC」の利用をオススメしておきたい。M-DISCは、データの長期保存を前提として開発された光ディスクで、大手量販店などで購入できる。パイオニア製の光学ドライブの相性もバッチリで、M-DISCを活用することで、実際のデータの記憶媒体となる光ディスクの品質も担保できる。

PC内蔵型、USB外付け型、ポータブルなどラインナップも豊富だ

パイオニアの光学ドライブは、PC内蔵用の製品から、USB接続の外付け型、ポータブル型とラインナップも豊富。記録データの長期保存を前提として開発された光ディスク「M-DISC」は、大手家電量量販店やネット通販などで容易に入手できる。

パイオニアが業務用製品で培った技術や知見を投入している光学ドライブ

データ保存は法人に限った話ではない。大切なデータは「3-2-1ルール」の適用がオススメ

「大切なデータを保存する」というと法人向けのイメージがあるが、実際のところ「大切なデータがある」のは個人ユーザーも変わらない。家族や旅の写真などをはじめとして、テレワークで利用するPC用にも大切なデータはあるだろう。また、最近は自然災害も増えており、水害によるデータ紛失も他人事ではなくなった。失っては困るような大切なデータは、必ず、バックアップを保存しておくことをオススメしておきたい。

また、バックアップの保存を行うときは、「3-2-1ルール」の適用をぜひ検討してほしい。3-2-1ルールとは、「プライマリストレージ以外に2つ以上のバックアップを作成し、合計”3つ”以上のコピーを当初から用意しておくこと」「”2種類”以上の記録媒体を使用すること」「”1つ”のコピーは、物理的に離れた場所に保管すること」という3つのルールの総称だ。このルールを適用することでデータ損失のリスクを低減できる。

従業員の多い法人では、NAS/共有ストレージサーバー、クラウドなどともに光ディスクにもバックアップを保存することで「3-2-1ルール」を適用できる。また、中小企業や個人事業主、個人利用の場合も同様に「3-2-1ルール」を適用することがベストだが、予算の都合などによっては、NAS/共有ストレージサーバーと光ディスク、クラウドと光ディスクといった「2-1ルール」でもかまわないだろう。1つは、災害に強い光ディスクを活用してバックアップを保存し、物理的に離れた場所に保管しておくことでも、データ損失のリスクを低減できるからだ。

また、パイオニアの光学ドライブには、バックアップアプリやデータを暗号化して光ディスクに保存するためのアプリなども付属している。これらのアプリは、個人のデータをバックアップする場合やテレワークなどで利用する第三者に見られては困るようなデータを保存したいときに活躍するだろう。

付属アプリ「Power2 Go」を利用すると、データを暗号化して光ディスクに記録できる

選択したフォルダーやファイルを光ディスクにバックアップできる「Power Backup」

現在の光ディスクは、過去の資産の継承など再生用途での利用のイメージが強くなった。しかし、大切なデータを確実に守るというデータ保存の観点に立つと、これ以上に最適な記憶媒体は見つからない。近年台頭しているクラウドは、たしかに便利だが、無料で利用できる容量には限りがあり、大量のデータを保管するには、有料プランを契約する必要がある。このため、ランニングコストもばかにならない。また、多くの場合クラウドでは、データの保護は利用者側の責任が前提となっているほか、クラウドにおけるデータの消失の多くは、利用者側の誤操作が原因という現実も忘れてはならない。つまり、クラウドを利用しているからデータは失わないというわけではないのだ。

法人だけでなく個人においても、扱うデータは増え続けている今だからこそ、信頼性の高い光ディスクへのデータ保存を検討すべきではないだろうか。特に改正電子帳簿保存法の施行によって、非常に重要なデータとなる帳簿書類のデータを確実に守る方法を法人や個人事業主は、光ディスクの導入を積極的に検討すべきだろう。その際の光学ドライブには、パイオニアの製品を真っ先に検討してほしい。

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