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メモリ32GBで価格もグッド!今買うべきお手軽モバイルノート
~編集部おすすめの「MSI Prestige 13 A13M」
- 提供:
- エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
2025年3月7日 06:35
ビジネス向けノートPCの標準的なメモリ容量は数年前まで8GBから16GBが主流だった。オフィス系のアプリを使うには十分な容量だったのが大きな理由だろう。
しかし、最近ではスマホによる高精細な画像や動画の撮影が当たり前になり、ファイルサイズの大きい画像や動画の編集を行なう機会が増えたこと、Web会議をしながら資料を開いたり、調べ物をするなどメモリ要求が高めのアプリを複数同時に使うことが珍しくなくなり、メモリ容量の重要性が高まっている。そのため、 今からPCを買うなら将来を見据えてメモリ容量は32GBを選ぶ時代だ。
そこで、 メモリを標準で32GB搭載しながらも実売17万円前後の価格、ビジネス用途で十分な性能、長時間のバッテリ駆動、1kgを切る圧倒的軽さを実現している「MSI Prestige 13 A13M」を用いて、メモリ16GBと32GBの差を実際に検証してみた。
今使っているPCの買い替えを考えていたり、新社会人や大学新入生となる人など、春からの新生活で長く使える相棒を求めているなら、ぜひとも参考にしてほしい。
※リンク先の製品ページでは名前に「Evo」が入っていますが、本製品はEvoなしのモデルです
メモリ16GBではアプリ複数起動でモタつきが起きることも
メモリが16GBで足りなくなるのは、どのような状況なのか?そして足りない場合はどんなデメリットが発生するのか?
それは、ビジネス用途で言えば複数アプリの起動状況だろう。たとえば、メモリを32GB搭載したデスクトップPCでEdgeブラウザで25個のタブを開き、ZoomでWeb会議をしながら、PowerPointとPhotoshopを起動したところメモリのコミット済みは25.5GBに到達した。
なお、同じ状況でメモリを16GBに減らすと使用量は23.7GBと当然同じような容量になる。使用量が16GB以上でも動くのは、ストレージ(SSD)の一部をメインメモリとして動作させる「仮想メモリ」機能があるためだ。
しかし、仮想メモリは実際のメモリよりも速度がかなり遅くなるため、動作に“モタつき”が起きることになる。処理自体が止まるわけではないが、アプリの起動やフォルダの表示など、多くの処理が遅くなるわけだ。
この複数アプリを起動した状態で、それぞれ32GBと16GBでPCの基本性能を測定するベンチマーク「PCMark 10」を実行してみた。メモリが16GBでは全体のスコアとして約3.7%の低下だが、アプリの起動を測定するApp Start-up Scoreは約19.2%も下がっている。メモリ不足が原因でアプリ起動に影響が出ていると見てよいだろう。16GBでも作業は行なえるが、32GBあればより快適な状態を維持できるのが大きなメリットだ。
CPU : Core i5-14500(14コア20スレッド)
マザーボード : Intel Z790搭載製品
メモリ : Micron Crucial DDR5 Pro CP2K16G56C46U5
システムSSD : WD BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E-00AFY0
OS : Windows 11 Pro(23H2)
※テストは16GB×2枚、16GB×1枚で実行。どちらもシングルチャンネル動作にしている
このほか、ローカルでLLM(大規模言語モデル)を試しに動かしてみたい、という場合にメモリ32GB以上が求められることが多い。LLMでは、メモリに大量のデータ読み込みが必要になるためだ。今後、ちょっとローカルでのAI処理を試したい、学びたいとなった場合にもメモリが32GBあると安心と言える。
32GB標準搭載のおすすめノートPC「Prestige 13 A13M」
冒頭で触れた通り、メモリを標準で32GB搭載するビジネス向けのノートPCとしておすすめしたいのがMSIの「Prestige 13 A13M」だ。
Prestige 13 A13Mはメモリ容量だけでなく、約990gという圧倒的な軽さ、16.9mmという薄さ、13.3型と見やすさと携帯性のバランスがよい画面サイズ、さらに公称で最大21時間(JEITA 2.0)という長時間のバッテリ駆動も実現している。
アメリカ国防総省の過酷な状況でも使えるように定めた品質基準であるMIL規格の「MIL-STD-810G」に準拠したタフなボディとなっており、安心して持ち運べるのも特徴だ。
インターフェイスは左側面にHDMI出力、Thunderbolt 4(USB Type-C) 2基、ヘッドセット端子を搭載。右側面にはUSB 3.2 Gen 1、microSDスロットを用意している。電源用に65WのACアダプタを付属しているが、Thunderbolt 4経由でも充電可能だ。無線LANはWi-Fi 6Eに対応し、Bluetooth 5.2もサポートしている。
これに加えて、 100GBのクラウドストレージなどが使えるMicrosoft 365 Basicの1年間使用権と、Word/Excel/PowerPointなどが使えるOffice Home & Business 2024がプリインストールされているのもポイントだ。 これで17万円台はかなりの高コストパフォーマンスと言える。
キーボードは日本語配列で、コンパクトなボディを実現するために矢印キーなど一部キーは小さいものの、ほとんどはフルサイズでスムーズな入力が可能だった。バックライトも内蔵しており、暗い場所でも使いやすい。
右上にある電源ボタンは指紋センサーを内蔵しており、指紋認証によるWindowsログインも可能だ。Webカメラによる顔認証も利用できる。タッチパッドは実測で約120×75mmと十分大きいサイズだった。
一般用途でかなり快適な性能
CPUはIntelの第13世代Coreプロセッサ「Core i7-1355U」を搭載。パフォーマンス重視のPコアを2基、効率重視のEコアを8基備えたハイブリッドアーキテクチャを採用し、合計で10コア12スレッドを備えている。
Pコアの動作クロックは最大5GHzと高く、シングルスレッド、マルチスレッドどちらを重視するアプリでも良好な性能を発揮できる。これでTDPは15Wと低消費電力なので、長時間のバッテリ駆動を実現しやすいのもポイントだ。
メモリはLPDDR5が32GB搭載されている。後からの増設はできないが、32GBあれば十分だ。ストレージは512GBのNVMe SSDが採用されており、ビジネス用途なら容量不足になることはないだろう。
システムの総合性能
性能をチェックしていこう。まずはPCの基本的な処理性能を測定する「PCMark 10」から実行する。
PCMark 10は、Web会議/Webブラウザ/アプリ起動の“Essentials”で4,100以上、表計算/文書作成の“Productivity”で4,500以上、写真や映像編集“Digital Content Creation”で3,450以上が快適度の目安だ。
Prestige 13 A13Mはそれらをすべて上回っており、一般的ビジネス用途なら十分な性能を持っていることが分かる。そういった意味でもコストパフォーマンスが高いのだ。
グラフィックス性能
続いて、3D性能を見てみよう。「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でテストを行なった。
CPU内蔵のGPUを使っているだけに3Dゲームを楽しむのはちょっと厳しい。ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークは「設定変更を推奨」という評価だ。軽めの2Dゲームなら遊べる程度と見ておこう。
アウトドア派が求めるスペックにもマッチ
今回、TVや雑誌、ラジオなどで活躍するアウトドア好きの女性モデルとして、菖蒲理乃さんにPrestige 13 A13Mを触っていただき、感想も伺った。
菖蒲理乃さんは、現在は約10年前に購入したノートPCを使っており、取材の原稿を書いたりするのには問題ないが、スペック不足でZoomでは背景のぼかしが利用できなかったり、画像や動画の編集をするのが難しいのが悩みという。
買い換えを検討しているというが、取材で移動も多いため、持ち運びやすい薄さと軽さ、バッテリ駆動時間が長いノートPCを求めているとのこと。それにYouTubeへの投稿を考えているので、動画編集できるスペックも必要だが、Prestige 13 A13Mはその条件をすべて満たしているので実際に欲しくなったという。移動中に原稿を書くこともあって、特に約990gの軽さが気に入ったとのことだった。