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学生の私物ノートPCに要求するスペックは?有名大学BYODの現状を調べてみた!【2025年版】
~今年もPCおじさんが腕まくりして、おせっかいアドバイスしちゃいます
2025年2月21日 06:12
春の卒業・入学シーズンを控え、なにかと慌ただしい時期になってきた。新・大学生の皆さんは、転居先探しや家財道具の買い回りで街を駆け回っていることだろう。
筆者は25年以上も前に大学を卒業した身だが、気になるトピックが1つ。入試制度改革云々ではない。大学が最近、「BYOD(Bring Your Own Device)」を推し進めていることだ。履修登録や授業でノートPC活用がもはや必須化しているので、どうかデバイスは学生自身で選んで購入してくれ、という話らしい。
PC Watchでは昨年2024年春にも大学BYODの状況を調べてみたのだが、有り難いことに大変好評だったため、その最新2025年春版をお届けする。お子さんだったり甥っ子・姪っ子から「どんなPCを買えばいいか分からない」と相談されたときのご参考にどうぞ。しかしまぁ、やはり1年経つといろいろ変わるようで……。
大学BYODのデファクトスタンダートは?~東大はWindows/MacどちらもOK、そしてSnapdragon Xは?
各大学がどんな観点でBYODを推し進めているかは、大学の公式Webサイトで大抵は公表されている。ただ学部によって要求スペックが異なったりするケースもあるので、あくまで“進学する大学・学部のオフィシャル情報”をネット検索で探すのが重要である。とはいえ、基準点・ベンチマークも必要だ。そこで昨年と同じく、東京大学の方針からチェックしてみよう。
東京大学
東京大学でのBYODは2022年度入学生からスタートしたというから、2025年度でもう4周期目。となれば4年生学部の全員がノートPCを持参していることになる。この段階になってくると、学生生活もかなり変わってきそうだ。
さて東京大学では、情報基盤センターや情報システム本部などの部門が協力して「utelecon」というWebサイトを開設し、学生向けの情報システム利用ルールなどを公表している。授業等で利用するPCのスペックも、こちらに取りまとめられている。
まず、OSについては「WindowsまたはmacOSの最新バージョン」と明確に指定されている。そしてCPUは「Intel Core i5、AMD Ryzen7、Qualcom Snapdragon X相当または Apple M3 相当以上」とされる。ふむふむ、各社のミドル級CPUを要求しているのね……とそのままスルーしそうだったが、なんとArm系Windowsも許容しているではないか。2024年中盤から一気にSnapdragon X搭載のWindowsノートPCは増えているが、まさかいち早くフォローしているとは。
BYODの説明ページをよくみると、2024年12月~2025年1月にかけて要求スペックの更新が行なわれた模様だ。昨年の記事と比較してもメモリは8GB→16GB、ストレージはSSD 256GB以上(HDD 512GB以上という要件が外された)、無線LANはWi-Fi 5以上→Wi-Fi 6以上という具合に基準が上がっている。
このほかのスペックは前年とほぼ同じ。ディスプレイは11型以上、物理キーボード必須、バッテリ駆動時間はカタログスペックで15時間以上。ヘッドフォン、マイク、カメラがそれぞれ利用でき、また自宅からの通信環境として通信速度10Mbps以上、通信量50GB/月という回線目安を提示している。
説明によれば、この要求スペックは、4年間の履修期間に渡って利用することを想定した、あくまで基本的なもの。特定の学部だったり、後期課程では別途条件が変わってくるケースもあるという。また、基本要件を満たしたPCが自宅にあれば、大学へ持参するのはフルブラウザが利用可能なタブレット(iPad等)でも構わないが、しかし授業によってはPC持参が必須の授業もあるそう。
ノートPC持参を学生にお願いする一方で、大学側では学内の情報インフラをしっかり構築している。学生には原則として全員に「UTokyo Account」が発行され、このアカウントをベースに学内公衆Wi-Fi、クラウドメール、さらにはMicrosoft Office(Microsoft 365、便宜のため以下はOfficeで統一する)などが利用できるという。よほどのことがない限り、OfficeプリインストールPCを買う必要はなさそうだ。
あの大学はどんな具合?有名大学BYOD比較
ここからは、各大学を比較していこう。結論から言えば、東京大学とおおまかな方向性は同じ。ただ、もう少しメモリ要件が緩かったり、理工系学部では用要求スペックが厳しかったり、あるいは芸術系の学部でmacOS優先だったりする場合がある。「やっぱり微妙に違うね」と、感じてもらえれば幸いだ。
早稲田大学
・【新入生・在学生】【重要】 個人所有ノートPCの授業活用(BYOD)に関するご案内
早稲田大学では、後述する多くの大学と同様、学生向けにメールやMicrosoft Officeの利用環境を整備している。ただ、BYODは推進するものの全学一律とはせず、理工系学部が中心となっているようだ。各キャンパスにはコンピュータルームが引き続き常設されている。
その理工系学部のBYOD要求スペックは、学部によってかなり異なる。たとえば先進理工学研究科の物理学及応用物理学専攻はCore i5ないしApple M1以上を推奨するが、Arm系CPUのSnapdragonは非推奨。メモリは16GB、SSDは512GB以上としている。これが創造理工学部の総合機械工学科となるとCore i7以上限定で、Macもはそもそも対象外となる。加えて、ディスプレイは14.0型程度、2,160×1,440ドット(QHD)表示可能という条件も入ってくる。
慶應義塾大学
BYOD運用方針は学部だけでなく、キャンパスによってもかなり差があるようだ。慶應義塾大学の公式サイトをチェックしてみると、BYODについて手厚く説明しているのは湘南藤沢キャンパス(SFC)。2020年春学期からは一部教室で備え付けPCを撤去したそうだ。
同キャンパスでは2025年度のBYOD推奨スペックも公表済み。前述の東大のスペックと比較すると、ディスプレイを画面サイズではなく、解像度で1,920×1,080ドットのフルHD表示と指定しつつも、それ以外は低め。メモリは8GB、ストレージも256GB以上のHDDで良い。ただ、新品を買うならSSDにはしたほうが……。
明治大学
「キャンパス内のあらゆる場所で自身のデバイスを活用して学びを深めることができる」「卒業後に社会で必要な情報スキルやリテラシーを身につけることができる」と、BYODにかなり積極的な立場をとっているのが明治大学だ。推奨スペックも2025年2月付けのものが提示されている。
Windows、macOSはどちらもOKだが、Arm版Windowsは非推奨。メモリ8GB以上、SSD 256GB以上とするが、ディスプレイは12型以上でフルHD表示が推奨されている。重量1.3kg以下を目安としているのも、かなり実地的。やはり16型級/約2kgのPCだと大学生活には重すぎるだろう。
なお法学部、理工学部、統合数理学部は別条件が設定されており、指定品の購入が求められるケースもあるのでご注意を。
駒澤大学
駒澤大学では、合格者/入学予定者向けの特設サイト開設。その中で「ノートパソコンの購入について」という項を設けている。学部によって個別の注意点があるものの、SSDやディスプレイサイズは概ね一般的なレベル。ただOSやCPUの指定にはかなりバラツキがある。
たとえば仏教学部はWindowsとmacOSどちらでも可。一方で、タブレット型PCを明確に否定しており、これにはMicrosoftのSurface Proも含まれる。膝上でタッチタイプできないと困る、といったあたりが理由だろうか。これに対して文学部心理学科はWindows限定といった具合。
専修大学
ネットワーク情報学部の新入生には大学が一括調達したPCを配布するが、それ以外の学部では各学生の自前調達が前提とのこと。そしてOSはWindowsに限定している。要求スペックはごく標準的だが、画面の外部出力機能が必要である旨も詳しく説明している。ゼミのプレゼンなどで使う機会が多いためか、専修大学に限らず、画面出力を必須とする大学はかなり多い。
ちなみに、一問一答で「MacBookでもよいか?」という質問には、ほとんどの授業がWindows前提であること、さらにWindows限定のシステムもあると説明しつつ、それらのギャップを乗り越えられるならば……と、なんとも実践的に答えている。仮想マシンをこねくり回せば、利用できないことはないからだろう。「無理」と書かないあたり、なんとも真摯だ。
東洋大学
昨年(2024年)の調査ではBYODの情報が見つけられなかったが、2025年度入学生向けに専用ページが設けられていることを今回確認した。学内にPC教室はあるものの、数に限りがあるため、将来的な就職活動なども考慮して個人用PCの購入を勧めている。
OSはWindows 11限定。CPUはCore i5かRyzen 5以上で、メモリは8GB以上としつつも「16GBまで追加可能な機種」と注釈を付けている。最近はメモリ増設できないノートPCも多いのでご注意を。Microsoft Officeについては学校側でライセンスを用意しているので、原則として購入は不要だ。なお一部の学部はルールが異なり、たとえば人間環境デザイン学科ではMacでも構わない。
筑波大学
ノートPCを絶対買ってね♪ではなく、推奨する、というのが筑波大学のスタンス。これも国立大学ゆえか。PC室もまだ多くあるようだ。BYOD推奨仕様はかなりザックリとしていて、「持ち運びが苦にならない13インチ程度のディスプレイ」、「OSはWindowsかmacOSで、メモリは8GB以上」という程度だ。
ただし、学部によって条件が多少違うのは他校と同じ。生物学系の学群ではLinuxの利用が多いことに留意、という文言もあった。芸術系の学部では基本的にmacOSでApple M2/M3でかつSSDストレージ512GB以上を推奨しながら、“映像編集に興味がある場合”にはSSDストレージ1TBを推奨している。
横浜国立大学
2025年度入学者に向けて「ラップトップの準備について」と題したページを公開中。持ち運び式のノートPCが講義の履修等に必須としているが、ただし入学後でも購入は間に合うと呼び掛けている。
推奨スペックは全学部共通。Windows 11、ディスプレイは1,920×1,080ドット表示、第11世代Core i5以上、メモリ16GB以上とされる。ただし、すべてのスペックを厳密に満たす必要はない、とも。講義棟には原則として電源設備がないため、バッテリ駆動時間は15時間以上がよいとしている。
東京理科大学
・(重要:2025年度入学予定の皆様)「ノートパソコンの必携(BYOD)」について
東京理科大学では2021年度から学生個人のノートPCを必携化した。学部によって多少の差異があるが、「全学的な必要最低限スペック」を2段階に分けて公開しているのが特徴。単年度視点での「必須」、そして4年間の利用を想定しての「推奨」がそれだ。
たとえばメモリは「必須」が8GB以上、「推奨」だと16GBという感じ。また本体重量も「必須」は「持ち運び可能な重量であること」に対し、「推奨」は「毎日の持ち運びを考慮し、できる限り軽いものであること」としている。在学中に1度ノートPCを買い換えるどうかは大きな決断。かなり気が早いが、それとなく将来の予算感はイメージしておくべきだ。
名古屋大学
対面授業に加え、遠隔授業や自習など多様な場面でノートPCは必要になってくる。Wi-Fi接続、遠隔授業用のマイクおよびカメラ類、Microsoft Officeが動作することを基本条件に、具体的な要求仕様を公開している。
OSはWindowsとmacOSどちらでもOK。CPUはCore i3(第11世代以上)を最小仕様としつつ、Core i5(第11世代)ないしApple M2以上を推奨する。メモリ容量は8GB以上。ただし学部による注釈も多く、文学部の特定分属ではメモリ16GB以上のWindows、数理学科は「迷うようならMac」というようなアドバイスもなされている。
日本大学 芸術学部
・令和7年4月入学予定の皆様へ 入学後に必要なパソコン機器等の性能(スペック)について
日本大学の中でも芸術系の学部とあって、いわゆる文系/理系どちらともちょっと違う視点でのPC準備を求めている。写真学科は基本的にMacを推奨しつつ、“メジャーなメーカーの10万(円)程度のWindows PC”でも良いとしている。
ただしメモリはどちらも16GB以上であること。またAdobe Photoshopを授業で多用するので、そちらの要求スペックも参考にしてほしいという。
このほか放送、デザイン、文芸などの各学科でもMacの存在感は強い。なお演劇学科はWindowsでも問題なさそうだが、図面や動画などを開く機会が多いからか、CPUはCore i7以上を推奨している。
青山学院大学
2025年度新入生向けの案内ページを覗くと、理工学部 情報テクノロジー学科の新入生向けにはノートPCの準備を呼び掛けている。授業ですぐに使うため、最低でも2025年4月10日までに用意しなければならない。
CPUは第12世代以降のCore i5以上、メモリは16GB以上、ストレージはHDDかSSDか問わないが500GB以上(256GBでは絶対に足りないと文書で明言)。また週に2、3回は大学に持参する必要があることも考慮して欲しいという。
買うべきPCの現実は?~Core i5、メモリ16GB、SSD 256GBが目安か
繰り返しになるが、大学や学部によって、要求されるノートPCスペックは異なる。一般的にはWindowsで事足りるはずだが、日本大学の芸術学部のようにMac主流でWindows傍流の学校は現に存在する。PC購入前に必ず、入学者に配布される文書などで要件の最終的な確認をお願いする。
とはいえ、PCおじさんからすると「まぁ、これくらいが標準的なんじゃないの?」というセンを見出したくはある。そこでPCの価格を念頭に置きつつ、大学生用PCの現実ライン、そして理想像を各大学の基準から考えてみた。ご意見はいろいろあるかと思うが、まずはいったんご覧を。
現実 | 理想 | |
---|---|---|
形状 | 折りたたみ(クラムシェル)型 | 同左 |
OS | Windows 11(HomeかProは問わず) | 同左 |
CPU | 第13世代 Core i5以上 | Core Ultra 200番台 |
メモリ | 16GB以上 | 32GB以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 | SSD 512GB以上 |
画面 | 13~14型(フルHD表示対応、タッチ操作不可でもよい) | 同左 |
本体重量 | 1.3kg以下 | 0.8~1.1kg |
バッテリ駆動時間(JEITA 3.0カタログ値) | 動画再生時 約7~8時間以上、アイドル時 約20時間程度 | 動画再生時 約10時間以上、アイドル時 約25時間以上 |
Office | 不要 | 同左 |
物理キーボード | 必須 | 同左 |
Webカメラ/マイク/ヘッドフォン端子 | 必須 | 同左 |
映像出力 | 必須(USBアダプダで代替可能) | 同左 |
USBポート数(充電状態で使える空きポート数) | 最低でもUSB Type-A 1基/Type-C 1基 | 同左 |
価格 | 15~20万円 | 25万円前後 |
Surface Proのようなキーボード分離型PCに一定の利便性があるのは十分承知しているつもりだ。だが持ち運びのしやすさ、耐久性、本体重量などを天秤にかけると、やはりオーソドックスなクラムシェル型PCのほうが価格は比較的穏当だし、汎用性も優れているのではないか。またタッチパネル非搭載でも問題はなかろう。どうしてもペン入力したいとなると話は変わってくるが……。
メモリはもう16GBでいいだろう。一応、学校側のスペックシートには最低8GBという記載もあるが、市販PCもかなりの割合で16GBタイプが広がった。8GBに抑えても、あまりコスト抑制にはならないと思う。SSDは256GBか512GBの判断が難しいが、2ラインナップ体制で選べるようならコストでチョイスすべきだ。もちろん512GBのほうが余裕はある。
そして2025年ならではのトピックとして見逃せないのが、Snapdragon Xに代表されるArm版Windowsの存在だ。生成AI時代への最適化という意味で、従来のIntel/AMD系のCPUよりも先進的だし、さらに本体の軽量化、バッテリ駆動の長時間化のような好影響も期待される。Snapdragon X採用端末の多くは「Copilot+ PC」に準拠し、店頭でも大きくプロモーションされているので、店頭で薦められる機会も多いかもしれない。
ただ、ソフトウェアの互換性を考えると、やはりIntel/AMD系のCPUを選ぶのが現時点では無難だろう。授業では、WordやExcelのような一般アプリだけでなく、非常に専門的なアプリを使うことケースもあるはず。「Intel/AMD系とArm系ではCPUは仕組みが異なる」と明確に理解している方はともかく、進学に合わせて初めてPCを買うようなら、やはりIntel/AMD系がよかろう。実際、筆者が相談されたらそう助言する。
総じて、表の「現実」のほうのPCはメーカー直販モデルなら15万円前後、小売店販売モデルで20万円といったところだろうか。ただし、Microsoft Officeプリインストールモデルを買う必要は、ほぼない。大学が教育機関向けの利用ライセンスを用意しているのが一般的だからだ。大学卒業後を考えるのならともかく、プリインなしなら2万円は間違いなく安くなる。
ちなみに、PCおじさんに予算ノーリミットでオススメを尋ねると、多分「理想」に該当する25万円級PC(今だとThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionあたり)が遡上に挙がってくるのでご注意を。……いや、もちろん高級機種には高級機種の素晴らしさがありますからね!
なお、本表のバッテリ駆動時間は、JEITA 測定法3.0に基づいた数値を記載した。現在は測定法の入れ替え期で、旧方式の2.0であったり、各メーカー独自の計測手法などが混在している。それでいて、大学側の要求基準は、2.0か3.0かの説明がないまま単に「○○時間」だったりする。あくまで目安としてご活用頂ければ幸いだ。なおJEITA 測定法3.0についてはPC Watchの過去記事を参照してほしい。
最新OSの利用を前提に、納得いく1台を選ぼう~余裕があるなら、キーボードや本体の質感にもこだわって!
コストを優先して、中古PCだったり、型落ちした新品PCに目を向ける方もいるだろう。ただ、そこでは最低でもWindows 11搭載機を選ぶべきだ。旧バージョンのWindows 10は今年10月で更新プログラム配布などのサポートが終了する。すでに利用中のPCはともかく、新しくPCを用立てるならWindows 11はもう絶対の選択肢。ちなみにWindows 11のリリースは2021年10月なので、Windows 10が初期セットアップされたPCはそれより前、つまり、最低でも3年半以上は前に開発/販売されたPCということになる。
もちろん、PCの使い勝手を決めるのはCPUスペックだけではない。閉じたときの可搬性、キーボードの感触、USB端子が左右どちらに多くあるかでも満足度は変わってくる。店頭で実機に触ったり、実際に使っている友人や知人から直に感想を聞くのもいい。その際、周りのPCおじさんはそれとなくフォローしてあげよう(鬱陶しいと思われない程度で)。
PCはスマホと同様、使いに使い込めば2~3年のサイクルで買い換えておかしくない道具だ。在学中、安い端末を1度買い換えるか、それとも高級な1台を大切に使うか、どちらが正解とは言えない。服の趣味が人それぞれのように、PCの買い方も違って当たり前。ぜひ前向きに、楽しく悩みながら、勉学のお供となる1台を探してほしい。