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ジョグダイヤルで操作を効率化！こんなにある、ダイヤル付きのクリエイター向けデバイス10選
2022年12月16日 06:42
キーボードやマウス、タッチ操作など、PC向けに存在するインターフェイスの中でも、かなり異色の存在と言えるのがジョグダイヤルだ。左右に回すことでタイムライン移動やコマ送り、音量の大小調整、拡大率変更、明るさや露出の調整といった操作が容易に行えるジョグダイヤルは、既存のキーボードやマウスとはまったく異なる操作性で、うまくハマれば作業の効率化につながる。
もっとも、ジョグダイヤルが求められるのは専門性の高い分野であることが多いせいか、PCの標準インターフェイスとして提供されることは稀で、既存の環境に追加できる増設デバイスとして提供されるケースがほとんどだ。それらを試したプロによって他にない利便性が評価され、口コミで利用者を増やすというパターンが多いようだ。
今回は、主にクリエイター向けに設計された、ジョグダイヤルをはじめとしたダイヤル搭載のデバイス10種類を一挙に紹介する。最近はよりカジュアルに使える製品も増え、低価格化も進んでいるので、自身の利用環境にマッチしそうな製品を探してみてほしい(実売価格は2022年12月5日現在)。
(1) ミニキーボードサイズのクリエイター向けコントローラ「Loupedeck Live」
(2) フルキーボードサイズの編集用コントローラ「Loupedeck Plus」
(3) ダイヤルとショートカットが使えるハンディコントローラ「クイッキーズリモート」
(4) タブレットの上に乗せても使えるコントローラ「XP-Pen ワイヤレス·リモートAC19 Shortcut Remote」
(5) ロータリー式ジョグホイール搭載のロングセラーモデル「ShuttleXpress IM/SX」
(6) ノブやダイヤル、ホイール、十字キーなど豊富に搭載「TourBox NEO」
(7) ダイヤルに加えて10個の物理ボタンを搭載「Rev-O-mate」
(8) 大型スティックでショートカットを縦横無尽に操る「Orbital2」
(9) アルミ製のWindows専用ダイヤルデバイス「Surface Dial」
(10) ダイヤルコントローラを搭載したテンキー似のキーボード「Mini Keydial KD100」
ミニキーボードサイズのクリエイター向けコントローラ「Loupedeck Live」
メーカー：Loupedeck
実売価格：3万7,900円前後(Amazon)
「Loupedeck Live」はライブ配信のほか写真やビデオの編集に対応したコントローラ。横長のアルミ製ボディの両サイドに6つの物理ダイヤルを搭載するほか、カスタマイズ可能な12個のバックライト付ボタン、8個の物理ボタンも搭載する。キーボード隣に配置して左手で操作することを前提とした設計。接続はUSB、対応はWindowsおよびMac。
フルキーボードサイズの編集用コントローラ「Loupedeck Plus」
メーカー：Loupedeck
実売価格：3万4,630円前後(Amazon)
「Loupedeck Plus」はフルキーボード似の横長ボディに、大型のコントロールダイヤル、ボタン、スライダを多数搭載したコントローラ。写真や動画の編集に向いた製品で、Premiere Pro CCにネイティブ対応するほか、Lightroomプリセットを登録可能な8つのラウンドボタンも用意される。キーボードの手前または奥に配置することを想定した設計。接続はUSB、対応はWindowsおよびMac。
ダイヤルとショートカットが使えるハンディコントローラ「クイッキーズリモート」
メーカー：Xencelabs
実売価格：1万1,980円前後(Amazon)
Xencelabsの「クイッキーズリモート」は、スマホサイズの薄型ボディに大型の物理ダイヤルを搭載したハンディサイズのコントローラ。タブレットやキーボードの隣に置いて左手で使うスタイルで、縦置きでも横置きでも利用可能。アプリごとに40のショートカットを登録可能で、これらの割当は有機ELディスプレイに表示できる。接続はワイヤレスまたはUSB、対応はWindowsおよびMac。
タブレットの上に乗せても使えるコントローラ「XP-Pen ワイヤレス·リモートAC19 Shortcut Remote」
メーカー：XPPen
実売価格：3,999円前後(Amazon)
「XP-Pen ワイヤレス·リモートAC19 Shortcut Remote」は、タブレットの画面上に直接乗せて使うことを想定した異色のコントローラ。ボディはスマホと同等サイズで、大型ホイールの中心には機能を切り替えるスイッチを搭載するほか、下部には9個の物理キーを搭載する。同社タブレットとの組み合わせではドライバインストールが不要。接続はワイヤレス(USBレシーバ使用)、対応はWindowsおよびMac。
ロータリー式ジョグホイール搭載のロングセラーモデル「ShuttleXpress IM/SX」
メーカー：Contour Design
実売価格：7,123円前後(Amazon)
「ShuttleXpress IM/SX」は大型のジョグホイールを中心に5つの物理ボタンを配置した円盤状のコントローラ。発売は約20年前という超ロングセラー製品で、それだけ汎用性は高い。一方でマクロ機能は利用できないなど、上位の「ShuttlePro v2」と比べると機能は一部制限される。接続はUSB、対応はWindowsおよびMac。
ノブやダイヤル、ホイール、十字キーなど豊富に搭載「TourBox NEO」
メーカー：TourBox Tech
実売価格：2万4,980円前後(Amazon)
「TourBox NEO」は、左手用に設計された画像および動画編集向けのコントローラで、液晶タブレットの左側に配置することを前提とした製品。ノブやダイヤルのほか、ホイール、十字キーなどを搭載し、マウス操作の代替も可能。同一形状のBluetoothモデルなどバリエーションもある。接続はUSB、対応はWindowsおよびMac。
ダイヤルに加えて10個の物理ボタンを搭載「Rev-O-mate」
実売価格：1万2,980円前後(Amazon)
BitTradeOneの「Rev-O-mate」は、アルミ削り出しの巨大なダイヤルの周辺に10個の物理ボタンを配置したコントローラで、主に左手で利用する。充実したマクロ機能が売りで、設定は本体内部に保存できる。PhotoShop、ClipStudio、SAIの基本動作を登録したプリセットも配布されている。接続はUSB、対応はWindows。
大型スティックでショートカットを縦横無尽に操る「Orbital2」
メーカー：BRAIN MAGIC
実売価格：3万5,200円前後(Amazon)
「Orbital2」は、中央の大型スティックに8個のダイヤル操作を設定可能なクリエイター向けの入力デバイス。アプリごとにショートカットを登録し、切り替えて利用できる。左手での利用が前提だが、左右対称のデザインゆえ左利きのユーザーが右手で使うことも可能。接続はUSB、対応はWindowsおよびMac。
アルミ製のWindows専用ダイヤルデバイス「Surface Dial」
メーカー：日本マイクロソフト
実売価格：9,070円前後(Amazon)
「Surface Dial」は、アルミ製のスタイリッシュな外観をもつダイヤル型デバイス。Windowsデバイスに対応するが、中でも同社Surfaceシリーズと組み合わせた場合は、画面上に直接置くことで周囲にメニューを表示するダイヤルオンスクリーン機能が利用できる。触覚フィードバック機能も搭載する。接続はBluetooth、対応はWindows。
ダイヤルコントローラを搭載したテンキー似のキーボード「Mini Keydial KD100」
メーカー：Huion
実売価格：6,999円前後(Amazon)
「Mini Keydial KD100」は、テンキーに似た筐体に大型のダイヤルコントローラを搭載した片手キーボード。キーボードの左側に置いての利用を前提としているが、液晶タブレットの画面上に置くことも可能。ショートカットのキー数は18個。接続はワイヤレス(USBレシーバ使用)、対応はWindowsおよびMac。
