2024年11月11日 08:00
株式会社PRIDIST(本社:神奈川県平塚市、URL: https://www.pridist.com/ )は、これまで培ってきた、ドライビングシミュレータの技術を活用し、社会的ニーズが高まりつつあるシニアカー用のシミュレータ「Mobility Scooter VR(モビリティ スクーターVR)」を開発。2025年春にリリースを予定しています。
リリースに先駆け、2024年11月14日、15日にパシフィコ横浜で開催される「第32回 日本慢性期医療学会」に出展いたします。
Mobility Scooter VR(モビリティ スクーターVR)
「Mobility Scooter VR(モビリティスクーターVR)」は、液晶モニタに再現されたリアルな街並みのVR映像と、デスクに装着した実際のシニアカーのハンドルを操作することで、実機がなくても机上で手軽にシニアカーの操作体験ができる、日本初※のシミュレータです。
※当社調べ
運転免許が必要なく、買い物や散歩など日常の移動手段として便利なシニアカーですが、その利便性の認知度はまだ低く、また購入にあたり事前の講習などは必要ないため、交通ルールをしっかり学ぶ機会のないまま使用することで、思わぬ危険に繋がる事例も多く見受けられます。
本シミュレータは日常起こりうる様々なシーンを疑似体験することで、操作方法に加え交通ルールや危険場面を再確認し、未然の事故を防ぐ予測訓練を行うことができます。また高齢者や日常の歩行が大変と感じるようになった方、自動車運転に不安を感じたり、免許を自主返納した方などが気軽に外出できる新たな移動手段の一つの選択肢として、さらにシニアカーに興味を持っていただくツール、そして医療機関でのリハビリテーションやシニアカーの販売促進などでご活用いただくことが可能です。
【特徴】
体験は、シニアカーの電源を入れるところから、基本的な操作方法を画面と音声の解説に従って、実際のシニアカーと同じハンドルを動かしながら操作を習得することが可能です。
交通シーンは、商店街や駅のロータリー、地下道など、体験者が日常身近に感じる街並みをご用意、天候(晴/曇)、時間帯(朝/昼/夕方)の選択が可能です。
基本編では、それぞれの場面で想定される交通ルールや注意が必要な箇所、正しい通行方法をナビゲーションにて確認し、実践編では基本編と同じシーンにナビゲーション無しで歩行者や自転車、走行車両が行き交う中を通行することで、実際に近いトレーニングを行うことができます。
体験終了後には、体験データを分析し、「危険予測」、「安全操作」、「交通ルール遵守」の観点からアドバイスを表示、体験者が自身の操作や危険場面を振り返ることが可能です。
また危険があったシーンはリプレイ機能を活用し、どのような状況が発生したかを体験者の視点、及び相手目線や俯瞰からの多角的な映像を元に振り返りを行うことができます。
システムは、液晶モニタ、ノートPC、机に着脱可能なハンドルのみで構成されるため、省スペースに設置でき、移動も簡単で、導入しやすいことも魅力のひとつです。
PRIDISTはこれまで、主に病院内のリハビリテーション向けに、自動車運転再開に向けてのトレーニングが可能な、ドライビングシミュレータ「コーディネーション・トレーナー( https://www.pridist.com/cdt.html )」を開発し、回復期リハビリテーションにおける患者様のトレーニングに寄与してまいりました。
一方、リハビリを行っても運転再開が難しい場合もあり、そのようなケースでも次の移動手段として、シニアカーという選択があるということを広く周知できるよう、この度、「コーディネーション・トレーナー」の技術を活用し、シニアカー用のシミュレータを開発いたしました。
本シミュレータが高齢者を始め、若い方でもシニアカーを必要とする皆様の生活の質(QOL)の向上の一助となるよう更なる開発を進めてまいります。
本システムは、以下の展示会に出展します。ご来場される方は、是非お立ち寄りいただき体験ください。
【出展情報】
2024年11月14日(木)、15日(金)に「第32回 日本慢性期医療学会」に出展します。
会期:2024年11月14日(木)、15日(金)
会場:パシフィコ横浜ノース
■企業情報
社名 : 株式会社PRIDIST
URL : https://www.pridist.com/
代表者名: 代表取締役 三田村 もな美
事業内容: 鉄道・交通・医療福祉等訓練システム開発/VR開発/
モーションセンサーを活用したシステム開発/
ゲーム・ツール・デザイン制作等/システム受託開発等