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畜産現場にて牛の凍結精液・受精卵管理の効率化に寄与 『液体窒素ボンベの重量見守りシステム』サービス開始

北里大学獣医学部発ベンチャーのライブストックジャパン合同会社(青森県十和田市)が、畜産現場で牛の凍結精液や受精卵の保管に用いられている液体窒素ボンベの重量をIoTでモニタリングできるシステムを開発し、サービスを開始します。

詳細URL: https://livestockjapan.com/bonbee/

このシステムの活用により、液体窒素ボンベ内の液体窒素量の把握が容易に行えるようになり、作業負担の軽減や凍結精液・受精卵の適切な保管に寄与します。

牛の人工授精や受精卵移植で用いられる凍結精液や受精卵は、液体窒素が充填された液体窒素ボンベの中で保管されています。液体窒素ボンベ内の液体窒素は、自然蒸発、蓋の開閉、キャニスターの操作などによって日々消耗するので、定期的な残量把握と補充が必要になります。

また、液体窒素ボンベで保管されている凍結精液や受精卵は遺伝的、能力的にも貴重な資源であるばかりか、保管数量も多くなることもあり、液体窒素の補充が適切に行われなかった場合の損失は計り知れません。

しかしながら、畜産現場の現状は、残量に関係なく定期的に液体窒素を補充したり、管理者がボンベを持ち上げてその重量を推測して補充のタイミングを図ったりしており、効率的な運用がなされているとは言い難い状況でした。

今回開発した『液体窒素ボンベの重量見守りシステム』は、乾電池で作動する専用の通信機能付きIoT重量計に液体窒素ボンベを置くだけで定期的にその重量を計測し、クラウドを介して管理者にボンベ重量や補充アラート情報をメール通知する、これまでになかった新しいシステムです。

このシステムにより、貴重な精液や受精卵が入った液体窒素ボンベ内の液体窒素量の把握、補充作業を効率化でき、管理者の作業負担軽減と凍結精液・受精卵の適切な保管に寄与できることが期待されます。

開発したこのシステムは、北里大学獣医学部発ベンチャーのライブストックジャパン合同会社が、液体窒素ボンベの重量見守りシステム“見守りボンベエ”として、12月1日よりサービスを開始します。

【液体窒素ボンベの重量見守りシステム“見守りボンベエ”の概要】

画像1:
見守りボンベエの概要

【液体窒素ボンベの重量見守りシステム“見守りボンベエ”導入の流れ】
(1) ボンベの情報、通知用メールアドレスの設定(利用申込)
(2) 見守りボンベエ専用重量計(レンタル機)の発送
(3) 見守りボンベエ専用重量計にボンベを載せる(最大100kgまで)
(4) サービス開始
・設定の頻度でボンベ重量(残量%)をメール通知
・設定の残量閾値%で、補充アラート通知

【会社概要】
社名 : ライブストックジャパン合同会社
代表者 : CEO 鍋西 久
設立 : 2020年8月
資本金 : 1,000,000円
事業内容: 畜産用アプリケーションソフトウェア、教育資材等の製造、販売、
上記製品の開発に関わるライセンス、ノウハウ供与と技術指導、
上記製品の研究開発の受託、コンサルティング
本社 : 〒034-0091 十和田市西十一番町21-1
URL : https://livestockjapan.com/

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