2021年11月29日 11:00
アライドフロー株式会社(本社:兵庫県西宮市)はシスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区)と細胞医療用の細胞製造で使用することが可能なセルプロセッシング用セルソーター「FENIX」に関して、日本での販売代理店契約を締結しました。
シスメックス株式会社は、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げるヘルスケア企業で、世界190以上の国や地域の医療の発展と人々の健やかな暮らしの実現に貢献しています。同社と協業(アライド)することにより、日本の多くのお客さまに知って頂き、利用して頂き、細胞製造で成功して頂くことが我々のゴールです。そして、細胞医療がますます発展し、難病で苦しまれている患者さまの健康に貢献できることが我々のビジョンです。
■世界にないサイトメトリー技術を創造し、社会に新しい価値を提供する
アライドフロー株式会社は、現代医療において、低分子医薬から抗体医薬へ、そして細胞医療/再生医療へと大きなパラダイムシフトが起きる中、細胞医療関連機器を手がける研究開発型ベンチャーです。
細胞医療は画期的な治療法であり、今後の益々の発展のためには、細胞を精製する技術が必須と考えられます。しかし、現状、細胞を無菌かつ高速で精製する装置がないという課題がありました。アライドフロー株式会社は、細胞治療に使用する細胞を、無菌状態で勝つ高速に精製できる画期的なセルソーター「FENIX」の開発に成功しました。「FENIX」により、(1)よく効く細胞のみを精製できること(有効性)、(2)無害な物を除去できること(安全性)や(3)細胞の品質コントロールできること(安定性)が期待できます。すでにこの装置に備えた技術で6つの特許を出願および取得しており、参入障壁を構築しています。
アライドフロー株式会社の強みは、旧通産省の委託事業で、セルソーターを「0」から開発した経験を持つメンバーが集結していることです。また、マネタイズについても、「FENIX」が本体導入による「フロー型ビジネス」と、ディスポパーツの販売による「ストック型ビジネス」ができる点も強みです。今後は国内だけではなく、細胞治療の研究が進む中国・欧米などへ「FENIX」を導入し、企業の成長とともにSDGs「3.すべての人に健康と福祉を」への貢献することを目指します。
また、将来的には、独自のソーティング技術を活用して酪農分野やバイオマスなどへ多展開させることにより、医療分野とは異なる市場へ参入する計画です。酪農分野では、SDGs「2.飢餓をゼロに」に、バイオマス分野では「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」にも貢献できることを目指しています。
■会社概要
・会社名 : アライドフロー株式会社
・所在地 : 兵庫県西宮市戸田町5番30-1201号
・代表 : 代表取締役 神田 昌彦
・設立 : 2016年1月
・事業内容: フローサイトメトリー技術を応用展開した
研究用・診断用機器の開発・製造販売・保守
・URL : https://allied-flow.jp/
【製品に関するお問い合わせ先】
■販売代理店:シスメックス株式会社
日本・東アジア地域本部 R&I事業推進部
ソリューションセンター 〒651-2241 神戸市西区室台1-3-2
東京支社 〒141-0032 品川区大崎1-2-2
https://sysmex-fcm.jp
■開発・製造元:アライドフロー株式会社
本社 〒662-0916 西宮市戸田町5-30-1201
京阪ラボ 〒614-8272 八幡市美濃山卸幸1-12
https://allied-flow.jp/
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