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「U.F.O.」が宇宙へ。日清食品が新たな宇宙食を開発
2020年9月14日 14:03
日清食品ホールディングス株式会社は、宇宙食4製品を新たに開発した。国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間の滞在を予定している日本人宇宙飛行士 野口聡一氏の携行品として提供される。
今回開発されたのは「スペース日清焼そばU.F.O.」、「日清スペースチキンラーメン」、「日清スペースキーマカレーメシ」および「日清スペースハヤシメシ」の4種類。ともにISS内で給湯可能な70度程度のお湯で作れるのが特徴となっている。
前者2製品については、湯戻し後も麺が飛び散らず一口大のかたまりで食べられ、湯切りが必要なく、スープやソースについても飛散しないよう粘度が高められている。後者2製品についてもふっくらとした食感のごはんに仕上がるとしている。なかでもスペース日清焼そばU.F.O.については、宇宙で大好物の焼きそばを食べたいという野口氏の要望を受け開発されたという。
宇宙日本食は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が制定する認証基準で、ISSへの長期滞在を行なう日本人宇宙飛行士に日本食の味を提供することで、ストレスの軽減や職務の効率向上などを目的とするもの。今回開発された4製品は8月19日に本認証を取得し、同社の提供する宇宙日本食はこれで計7種類となった。これらの食品は、今後日本人宇宙飛行士がISSに滞在するさいに活用されていくという。