イベントレポート
狭額縁+高性能+大容量バッテリになった新Zenbook DUOの秘密
2026年1月16日 09:56
ASUSがCES 2026で発表した製品でひときわ注目を集めたのが「Zenbook DUO UX8407AA」という製品だ。Zenbook DUOは今回が初めての製品ではなく、2024年に「Zenbook DUO UX8406」として発表され、昨年(2025年)はCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake)に対応したアップデート版が発表された。
実は、今年はシャシーも含めて新しくなり、完全な刷新を行なっている。そうしたZenbook DUO UX8407AAの秘密をASUSテクニカルマーケティング部長サーシャ・クローン氏にお話を伺ってきた。
多くの関係者が「珠玉のでき」と評価したZenbook DUOの秘密
今回ASUSは非常に多くの製品を発表しているが、その中でも「珠玉のでき」だと筆者がもっとも感心した製品は「Zenbook DUO UX8407AA」だ。そう思ったのは筆者だけでなく、ほかの関係者(たとえば欧米の記者)と話していても今年1番はZenbook DUOだねという記者が筆者の周りでは多かった。
新しいZenbook DUO UX8407AAの特徴は、2枚のディスプレイを隔てるヒンジ部分の額縁が従来モデルに比べて狭額縁になっていることだ。従来のZenbook DUO UX8406ではヒンジ部分のディスプレイの縁がかなり大きく、180度広げた状態で使うときにはそこがかなり気になるデザインになっていた。
それに対してZenbook DUO UX8407AAではヒンジ部分の縁がいわゆる狭額縁になっており、ヒンジ部分も含めて2つのディスプレイを隔てる部分がより小さくなっており、使い勝手が大きく改善されているのだ。
ASUSのサッシャ氏は「通常のノートPCではディスプレイパネルの下部にディスプレイの駆動回路やバックライトなどの回路を置いており、それゆえにそこを狭額縁にするのは基本的に難しい。従来のモデルでは、どちらのパネルもディスプレイ下部にそうした回路を置いていたため、上側のディスプレイのヒンジ部分の額縁がどうしても大きくなってしまっていた。
そこで新しいモデルでは、上側のディスプレイを180度回転して、ヒンジ部分がどちらも回路がこないように配置した。その結果、両方のディスプレイともにヒンジ部分が狭額縁になるように設計できた」と述べ、発想を転換してディスプレイの配置の上下を変えたことが両方のパネルがヒンジ部分で狭額縁になる設計が可能になったと説明した。
そもそもこのZenbook DUOの製品コンセプトとしては「新しい形のフォームファクタではあるが、従来の13型や14型のクラムシェル型ノートPCを使っているユーザーが違和感なく乗り換えられるような製品作りを目指している。このため、キーボードはマグネットとポゴピンで本体に固定できるようになっており、キーボードを取り付けたときには従来のクラムシェルと全く同じ感覚で利用できる」(サッシャ氏)というものであり、今回の新しいヒンジデザインはそれを加速するものとなる。
Panther Lakeの2つの実装を活用
この2つのディスプレイという製品を実現するに当たって、実はさまざまな工夫が必要だったという。その1つが、2つのeDPを利用するために、SoCベンダーにeDPのサポートを2つにしてほしいとお願いするところから始まったのだという。
サッシャ氏によれば「これまでのSoCではeDPは1つだけ対応しており、あとは外付け用の通常のDPやHDMIに対応しているのが一般的だった。というのも、クラムシェル型ノートPCではパネルは1枚だから、eDPは1つでよいからだ。
eDPには、多彩な省電力機能があるため、我々の設計陣は2つのディスプレイを両方ともeDPにしたかったが、プロセッサ側の制限では当初それを実現できなかった。そこで、Intelに働きかけた結果、今回のCore Ultraシリーズ3では2つのeDPの搭載が実現し、今回の製品を構成することが可能になった」と、2枚の内蔵ディスプレイという新しいイノベーションを実現するために、Intelに働きかけることも重要だったと説明した。
また、SoCの熱設計を、「2024/2025年モデルでの35Wから45Wに引き上げている」(サッシャ氏)ということも注目ポイントだ。IntelのCore Ultraシリーズ3ではPBP(従来のTDPのこと)はすべてのSKUで25Wになっているが、ターボモード時の上限消費電力(MTP)は65W/80WのSKUと、55WのSKUがある。
従来でいうところのHプロセッサが65/80W、Uプロセッサが55Wになるのだが、今回のZenbook DUOはCore Ultra X9 388H、Core Ultra 9 386HおよびCore Ultra 7 355で、前の2つが65W/80WのMTP設定のSoCとなる。熱設計が45Wを前提に設計されるということは、ターボモード時により高いクロック周波数で長い間動かせることが可能になることを意味するので、同じCore Ultra X9/9を搭載したほかの製品に比べて高性能を発揮できる可能性が高い。
さらに、バッテリの配置にも工夫がされている。従来モデルでは1つのバッテリで75Whの容量のバッテリになっていたが、今回のモデルでは容量を99Whに拡張し、かつバッテリパックは49.5Whのものを2つ搭載する形になっているという。「バッテリを2つに分割することで、2つのディスプレイの重量を分散させることが可能になり、安定性を高めることが可能になった」(サッシャ氏)と、横向きでも、クラムシェルモードでも重量が分散されたことで安定性が向上しているとのことだ。
コジマヒデオプロダクションとのコラボ製品を発表、今後もコラボ製品は続けて行きたいとASUS
今回ASUSはこうした新製品と同時に、小島秀夫氏が率いる「コジマヒデオプロダクション」とコラボレーションしたゲーミングタブレットやワイヤレスヘッドセット、ワイヤレスマウス、マウスパッドなどの発売を計画していることを明らかにしている。
ASUSは非常に他社とのコラボレーションが好きな会社で、直近だと秋葉原でちょっとしたブームになった初音ミクコラボレーションのゲーミングデバイスなどが記憶に新しいところだ。
もっと古い話(20年近く前)をすると、スーパーカーメーカーのランボルギーニとコラボしたノートPCなんてのもあったし、そうした歴史を見ると、他社のブランドをリスペクトして、そういうブランドとコラボレーションした製品を出したいというDNAがASUSにはあるとしか思えない。
これについてサッシャ氏は「我々の顧客の声に耳を傾ける方針の一環でもある。こうしたゲーミングデバイスとアニメ、コミックなどとは大きなつながりがあると早い段階で気がついた。それで可能なブランドとの協業を行なうことを積極的にやってきた。
お客さまの反応は熱狂的で、以前、新世紀エヴァンゲリオンと協業したSSDケースを発売したときには企画した本人たちが市場で買おうとしたら買えなかったほどだ(笑)。今回のコジマプロダクションとの協業もその一環で、早速大きな反響をいただいている」との通りで、ゲームユーザーとアニメやコミックなどの親和性が高いと判断しているため、こうしたコラボレーションを積極的にやっているのだと説明した。
今後もこうしたコラボレーションは形を変えてやっていきたいということだったので、アニメやゲームファンなどにとってもASUSの次の展開も要注目だ。




























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