イベントレポート

ROG Ally用ドックやRTX 5090 eGPUボックス、初音ミクコラボのアイテムが目白押し!ASUSブースレポート

ROGブース

 COMPUTEX TAIPEI 2025会場のROGブースでは、COMPUTEX開幕前日に開催した「ASUS&ROG Media Day」で発表した新製品をはじめ、ROGブランドのPCや周辺機器を展示した。

 ROGブースで展示していたゲーミングPC、マザーボードやビデオカードなどのPCパーツ類は、多くがCESなどで発表済みのものが中心だった。新製品は、関連記事でも紹介しているが、本稿では関連記事で取り上げなかった新製品や、発表済みではあるが注目の製品を紹介する。

展示されていたROGブランド ゲーミングPCの多くは、CESなどで発表済みのものが中心
DOOM: The Dark Agesコラボレーションビデオカード「ROG Astral GeForce RTX 5080 DOOM Edition」や、オリジナルデザインPCも展示していた

ROG Dock DG300

ROG Dock DG300

 ROG Dock DG300は、ポータブルゲーミングPC「ROG Ally」での利用に最適なUSB Type-Cドックの最新モデル。

 ドック上面に折りたたみ型のスタンドを備え、スタンドを開くとROG Allyのスタンドとして活用できる点が大きな特徴。ROG Allyをテーブルに置いて、キーボードやマウス、ゲームコントローラでプレイする場合に最適だ。もちろん、ROG Ally以外のPCでも利用できる。

 前面にはASUSのLED制御システム「Aura Sync」対応のLEDイルミネーションを備えており、ROG AllyやROGシリーズのPCと連携したイルミネーション制御が可能。

 ドックとしての仕様は、アップストリームポートはUSB 3.2 Gen 2 Type-C、ダウンストリームポートはHDMI 2.1、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 3基、3.5mmオーディオジャックを備える。映像出力は4K/144Hzまたは8K/30Hzまで対応。USB Type-Cは最大100WのUSB PD出力およびパススルーに対応しており、ROG Allyなどの接続機器に電力を供給しながら利用できる。

ドック上部はスタンドとなっている。閉じた状態では通常のUSBドックといった印象
スタンドを開くと、ROG AllyなどのポータブルゲーミングPCのスタンドとして利用できる
このように、ROG Allyにベストフィット。ドック正面にはAura Sync対応のLEDイルミネーションも備える
アップストリームポートはUSB 3.2 Gen 2 Tyoe-C、ダウンストリームポートはHDMI 2.1、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 3基、3.5mmオーディオジャックを備える
USB Type-Cは最大100WのUSB PD出力対応。ドックのUSB Type-CにUSB PD ACアダプタを接続することで、ROG Allyなどの接続機器に電力を供給しつつ利用できる

ROG XG Mobile GC34X

ROG XG Mobile GC34X

 「ROG XG Mobile GC34X」は、GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載する外付けGPUボックス。CESで発表したもので、デタッチャブル型ゲーミングタブレットPC「ROG Flow Z13」向けとして位置付けられている。

 PCとの接続インターフェイスはThunderbolt 5を採用。最大80Gbpsの転送速度を生かし、GPUの性能を高いレベルで引き出すことが可能。ROG Flow Z13にはThunderbolt 5端子はなく、USB4接続となるため、最大限の性能は発揮できないが、ROG Flow Z13はdGPUを搭載しないため、ROG XG Mobile GC34Xを接続することで描画性能を大きく高められるという。

 Thunderbolt 5以外には、HDMI 2.1、Display Port 2.1、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 2基、SDカードスロットを備える。このほか、Aura Sync対応のLEDイルミネーションも備える。

内蔵GPUの性能を高レベルで引き出せるよう、PCとの接続インターフェイスとしてThunderbolt 5を採用
ROG Flow Z13用として位置付けられている。ROG Flow Z13はThunderbolt 5非対応だが、USB4端子に接続することで、プロセッサ内蔵グラフィックス機能より優れた描画性能を発揮する
右側面には、Thunderbolt 5 2基、HDMI 2.1、Display Port 2.1、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 2基の各ポートを用意。電源は内蔵する
左側面
上部にSDカードスロットを配置

初音ミクコラボのゲーミングデバイス

初音ミクコラボのキーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセットを展示。日本では6月中旬の発売を予定しており、日本以外でも発売する

 先日日本でも発表された、ASUSのゲーミングブランド「TUF Gaming」シリーズの初音ミクコラボゲーミングデバイスをROGブースで展示した。

 アイテムは、キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセットの4製品を展開。いずれも、初音ミクのシンボルカラーであるターコイズブルーをアクセントとして利用。また、初音ミクのシルエットや文字などを各所に配置するなど、ファンにはたまらないグッズとなっている。各製品の詳細については、関連記事をチェックいただきたい。

TUF Gaming K3 Gen II Hatsune Miku Edition
既存のTUF Gaming K3 Gen IIをベースに、オリジナルのカラーリングやデザインのカバー、キートップを装着している
Escや左Shift、スペース、Enterなどにオリジナルデザインを施している
テンキーは、3と9にオリジナルデザインを採用。Enterキーには初音ミクのシルエットが施されている
TUF GAMING Mini Wireless Mouse Hatsune Miku Edition
クリックボタンとホイールにターコイズブルーを採用しオリジナルデザインも施されている
手前に初音ミクのシルエットのイルミネーション
左側面
右側面
底面
TUF Gaming P1 Hatsune Miku Edition
TUF Gaming H1 Gen II Hatsune Miku Edition
左耳側に初音ミクのシルエットのイルミネーション
右耳側はTUF Gamingのロゴのイルミネーション

ROG Courser

 「ROG Courser」は、ROGブランドのゲーミングチェア新モデル。背もたれは90~155度の間でリクライニングするが、「Dynamic Synchronized Reclining system」の採用によって、リクライニング時でも背中が過度に伸びる感覚がなく、快適に利用できるという。角度を自在に調節できる360°4Dアームレストと、4D Adjustable Lumbar Supportによる奥行きや高さの調節で、身体への負担を少なく利用できる。

 このほか、マグネット式で着脱可能なヘッドレストやLEDイルミネーションも備えている。LEDイルミネーションは、背面USBポートにポータブルバッテリを接続することで利用可能。イルミネーションの発光パターンなどは、背面スイッチで切り替えられる。
 こちらは、残念ながら現時点で日本での発売予定はないとのことだ。

ROG Courser
背面
ヘッドレスト
ヘッドレストはマグネット装着のため、簡単に着脱できる
座面
リクライニング角度は90~155度。「Dynamic Synchronized Reclining system」により、リクライニング時に背中が過度に伸びる感覚がなく、快適に利用できる
360°4Dアームレストは自在に角度を調整可能
背もたれ側面部分などにLEDイルミネーションを配置
LEDイルミネーションは背面USBポートにポータブルバッテリを接続することで発光
背面ボタンで発色や発光パターンを変更できる